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日々のこと 1203

世界はそんなにはっきり見えなくてもいいな、と思っているので、眼鏡やコンタクトはせずに外を歩いている。
運転する時と映画を見る時は、眼鏡をかける。知らない場所や何かを探す時もかける。つまり、どうしても見えないと困る時だけ。

ここ何年か測っておらず正確な視力が分からないけど、世の中はぼんやりした輪郭。日常生活ではまあ困らない。これくらいがちょうどいい。

人の顔はあんまり見えてない。
「昨日、〇〇にいたでしょ」「交差点で手を振ったのに行っちゃったね!」などと言われることは多々。報告してくれる人は一部だろうから、きっと案外たくさんの人が私を一方的に見つけていたり、無視されたと思っているんだろうなあ。失礼でごめんなさい。私からは多分、見えてない。

最近はイルミネーションが増えてきて、街がとても美しい。あちこちがキラキラしている。クリスマスは、きれいだから好き。歩くだけでワクワクしてくる。

で、今日思ったのだけど、もしかして目が悪いとイルミネーションがより美しいのじゃなかろうか。世界がしっかり見えている人より、きれいに見えているのでは?

私が見ている夜の街は、まあるい光の粒がくっついて滲んでいる。幹も枝もない場所に、光の花だけが点在してキラキラ浮かんでいる。
街中がそれなんです。きれいなんです。とても。

視力があんまりよくない人は、少しだけ試してみてください。視力が良い人は目をぎゅっと細めると近い感じになるのかも。前方だけはご注意を。

12月、私の世界はこんな感じに見えています。本当に。

*何が近いかと考えて、最初に思い出したジャケ写。


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