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【🌍私の地球カリキュラム⑧】《番外編》 吹奏楽部の掟(時代よね〜)

ここで私の所属していた吹奏楽部の、
独特でヘンテコリンな掟をご紹介したいと思います。


誰がやり始めたのかは不明だが、
伝統として引き継がれた、
このヘンテコリンな掟は当たり前のように行われていた。

《吹奏楽の掟》

その①
部活中は、いついかなる時でも返事は「はい」
短く、キレ良く、大きな声で「はーい」なんて伸ばすことは許されない。

その②
部活中1・2年生は、必ず教室の後ろのドアから出入りするべし、入る時も出る時も大きな声で「失礼します」と言って頭を下げるべし。

その③
学校の廊下で、前方から先輩が歩いて来られた時は、道を譲り「こんにちは」と挨拶をするべし。

その④
朝練の時
1・2年生は、3年生よりも早く来て、
校舎の鍵が開くまで、
外廊下に一列に登校した順に並び、
坂の上の校舎に上がって行く先輩のお姿が見えなくなるまで「おはようございます、おはようございます、おはようけございます」と2、3回言うべし。

今考えるとかなり怖い光景。
(今もやってるのかな?)


そして、
クラリネットパートの掟

学校から楽器を借りて、
使わせてもらっている場合。

譜面台などに楽器をぶつけてしまった時は、
自ら先輩に「楽器をぶつけてしまいました」と自己申告し、両手を先輩の前に出し、手の甲をペシペシと叩いてもらわなければならない。

これって大丈夫?

今の時代は出来ないよねきっと。
時代よねー、そういう時代だったよねー。


だって、
授業で忘れ物をすると、廊下でスクワットをさせられたり。

皆んなの前に出されて、教室の前の机に手をつかされて、「歯食いしばれー」と言われて、
みんなの前で、木の棒でお尻をしばかれる、【ケツバット】という辱めを受けるということが、当たり前のように行われていた時代。

今だったらあり得ないよねー、大問題だよねー、時代よねー。


そんな時代の中 
私は、部活で完全に1人孤立していた。

無視をされ、意地悪をされるのは当たり前。
厳しい時間が流れていった。

部活の時間が嫌で嫌でたまらなくなっていった。
しかし、
私は休まなかった、
休んだら負け、逃げたら負けだと思っていた、
負けたくなかった、だから何でもない顔をして部活に行った。

イジメている側からすれば、
イジメているのに平気な顔をしている私が気に入らなかったのだと思う。

私は、
イジメられて辛い顔をするなんて、嫌だった。


なんでだろー?
辛かったら、「辛いよー、しんどいよー」って顔をすれば良かったのに。
でも私はしなかった。
意地?プライド?


楽譜の読めない私が上手くなるはずもなく、
合奏に参加すれば顧問 匠に
「そこ吹いてみろ」と1人で吹かされ、
みんなの前で叱られた。

そして「なんで吹けるようにしてないんだ」っと先輩も叱られ、パート練習に戻ると
「あんたが下手じゃけー私が怒られたじゃろー」と先輩から叱られた、負のスパイラルグルグルグルグル。
これが、永遠に続く様に感じられた。

もーこんなに辛い思いをするのなら、部活は辞めようと思っていた。

そして中2になった。

  更なる闇への扉が開く   

    【私の地球カリキュラム⑨】へつづく

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