来年の中国はデフレかもしれない

一時は世間を大きく騒がせた中国の不動産会社「中国恒大集団」の債務不履行(デフォルト)問題ですが、もはやデフォルトしても大して話題にならないようです。

とはいえ中国の不動産業界が厳しい状況に変わりはありません。住宅やビルなどの不動産が売れなければ景気は冷え込みます。しかも不動産会社向けの貸し出しが焦げ付いた多くの銀行は、不動産以外の貸し出しにも慎重になりがちです。そうやってカネまわりが苦しくなると、最終的にデフレになるというのが、これまでの中国の景気サイクルです。

来年の中国経済のリスクは「デフレ」なのかもしれませんね。

現金や銀行預金などの形で中国経済に流通するマネーの総量(マネーストック、M2)の伸びは融資に先行して20年6月にピークを付けて以降、縮小が続く。

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