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円安メリットは海外エンタメにあり

元宝塚歌劇団宙組のトップスター、和央ようかさんのライブに行ってきました。ハワイ在住の和央さんらしい演出や選曲でした。時節柄、簡単にはハワイに行けないので、気分だけ存分にハワイを味わいました。

ハワイに簡単に行けない理由は、コロナ感染が増えているから、ではありません。旅行料金が高いからです。円安原油高のせいで、海外渡航費用が値上がりしてしまいました。

JTBが消費者1万人を対象に海外旅行について聞いたアンケートでは「円安や物価高で、今年度は海外旅行に行かない」という意向が19%と最も多かった。

ハワイに行けなければ、スパリゾートハワイアンに行けばいいじゃないか?そういう問題ではないんです。ハワイがいいんです、ハワイが。訪日外国人が急増した5~6年前、確かに円安はインバウンド急増に起爆剤になりましたが、日本の魅力を多くの外国人観光客に知ってもらった結果、いまや日本は世界有数の観光地になりました。ハワイの観光競争力も相当なもんです。

円安は輸出企業にはプラスだが、生活者にとってはマイナス」そんな認識がじわりと広がっています。「円安はインバウンド需要を増やす」というプラス面も徐々に浸透してきましたが、入国者数を制限している限り、そのメリットは享受できません

日本にとって、円安は確かに輸入コストを高めます。半面、海外からみると、円安は日本への投資コストを減らします。円安によって、海外から日本への投資が増加する余地は相当あるように思います。和央ようかさんのように、日本で積極的に活躍する海外のアーティストがますます増えることを期待しています。


お読みいただき有難うございました。 小難しい経済ニュースをより身近に感じて頂けるよう、これからも投稿してまいります。