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【製薬会社社員がパラレルキャリアから起業した理由①】自分の変化を感じたら、行動にかえる!。

こんにちは。宮崎です。

今回は、自分がパラレルキャリアを選択した理由について書きたいと思います。
自己紹介でも書きましたが、公務員の家庭に生まれ、やりたいことも夢もないから進学校に行き、大学の専攻の流れで製薬会社へ就職したという経歴を持つ私の中で、「転職」すら全く考えていませんでした。
そんなわたしが、社会人5年目に決意し、いまでいうパラレルキャリアを経て起業した理由を振り返ってみたいと思います。

パラレルキャリアとは

「パラレルキャリア」は、最近注目されている働き方で、オーストリア人経営学者のピーター・ファーディナンド・ドラッカーによって1999年に提唱されました。
「副業」との違いは、副業は報酬目的が多い中、「パラレルキャリア」はキャリアアップやスキルアップ、所属している会社ではできない経験を積む目的で仕事をしている点にあります。
ひとつの仕事を本業ととらえず、すべての仕事や活動に本業と同じように取り組むことがあるため、パラレルキャリアは「複業」ともいわれているそうです。

社会人5年目に起こった事

社会人5年目に起こった自分自身の変化によって、わたしの人生は大きく変わることとなりました。
それは、「仕事に飽きた」ということでした。

それまで、誰よりも楽しそうに仕事をしていた自負があり、会社の仕事はわたしにとって、やりがい、成長が全て詰まった大切なものでした!

しかし、5年目に差し掛かり、新しいプロジェクトへのアサインが決まる頃、今までのワクワク感が嘘のようになくなる体験がありました。
ミクロで見ると違うことも、マクロでみるとほとんど変わらない日常ということを漠然と理解した瞬間に、成長を感じなくなって、やる気が急激になくなりました。
「あと労働人生の40年弱どうしよう・・」という不安がよぎりはじめたのがこの5年目でした。

そもそも会社の仕事は人生のど真ん中を使っている

当時、わたしは「仕事がつまらない」「仕事がだるい」と言いたくなかった人間でした。
なぜなら、人生のど真ん中のコアタイムはほとんど会社の仕事に費やしているという自覚があったからです。
・1日24時間のうち、8時間〜15時間を会社の仕事に使っている。
・22歳からおそらく65歳の定年までの時間、土日祝日以外仕事している。
図式にすると以下のようになりますよね。

100年生きると仮定した時の会社の仕事に費やす時間を図式化

そもそもこのピンクで示した時間を「だるい」「嫌だ」といってたら人生ほとんど嫌な時間ということになります。
そのため、わたしにとって仕事の時間をいかに充実させるか問題は大事だったのです。

飽きている上にさらなる追い討ち

今まで、先のことを考えず、業界の安定感に甘えて将来を考えてこなかったため、冷静になってまわりを見たタイミングで、3つの追い討ちがありました。

1つ目は、未来の自分である先輩の状況をよくよく見たことです。
先輩は仕事もできて綺麗でかっこよくて、尊敬していて憧れでした。一方、仕事できすぎるが故に、先輩と同じ仕事量が自分にできる気がしないどころか、すでに体力的にきついと感じていたので、本当にこのままで大丈夫かが危ぶまれ始めました。

2つ目は、同期が病んでやめたことです(病み始めていたのは1人ではなかった・・)。ストレスレスに自信はあったのですが、病むくらい追い込まれることが、逃げ場がないとあるかもしれない、、、。資格もなく、逃げ道がないわたしにとっては戦々恐々となりました。

3つ目は、視野を広げるための読書により、自分の状況がくっきりわかったことです。1つのことしか経験がない大人の将来の選択肢が狭まることを思い知り、今のままでは同じようになるなと自覚しました。

これは、何か対策を打たなければならない!と漠然と考えつつ、ひとまず自分の今後も選択肢がどれくらいあるのかを知るところからスタートだと、「いつもしない選択をする」ように心がけ始め、行動するようになりました。

機会は自分からつくりだす!行動あるのみ!

いつも出会わない人の話を聞きたい。
自分より年上で、生き生きと仕事をしているひとに話を聞きたい。
そのためにどうすればいいか??

と考えた結果、わたしは、「意識が高い人が行きそうな習い事を始めよう。そこで年上の人と仲良くなろう。」という結論を導き、実際に行動に移しました。

仕事終わりのヨガ、料理教室、朝の習い事。
いままで興味がなかったことに時間とお金を使い、迷ったら行くという人生初のフッ軽になりました。

朝の習い事は特に、平日の朝7時から集まって講義を受けるという意識高いっぷりが新鮮で、ここならいろんなモデルがいるだろうと好奇心でいっぱいでした。

仲良くなった同じクラスの人Sさんから急に、同じ習い事の別クラスのイベントに行かないかとお誘いを受けました。
Sさんともそこまでまだ仲良くなっていないし、そもそも人見知りでアウェイが好きじゃないというビハインドの中、「迷ったら行く」というスタンスを信じて、ピクニッククラスのピクニックに行きました(笑)


すべては、自分が「いつも通り」と違う選択をとったことが原因で、いつもと少し違「微差」が生まれました。

これが「大差」になり、まさかそれが人生を大きく変える出会いになるとはこの時は予想だにしていませんでした。

つづく




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