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「自殺予防週間」を前に宮崎市で自殺予防を呼びかけるキャンペーン。毎年イオンモールでビラ配りするだけで、宮崎の自殺率は減ってないだろ、という話。

来月9月10日から16日の「自殺予防週間」の前に、宮崎市で自殺予防を呼びかけるキャンペーンを行ったというニュースが、県内ローカルニュースで流れています。

これまでこのNoteでも何度か自殺率に関しては記事にしてきましたが、毎年おんなじことをやったふりしてアピールしているようにしか見えないわけです。

河野俊嗣 宮崎県政において、近年「人口あたりの自殺率」は九州で最悪であり続けている。|宮崎県政ウォッチ (note.com)

昨年もまた宮崎県の人口あたりの自殺率は九州で最悪だったという話。|宮崎県政ウォッチ (note.com)

会議開いたことをマスコミにアピールすれば宮崎県の自殺率は改善するのかよ、という話。|宮崎県政ウォッチ (note.com)

これらの記事でも記載した通り、宮崎県では、ここ数年九州管内では突出して自殺率が高い状況が続いていて、全く改善の気配がない状況です。

県内ニュースでは、「全国ではワーストではない」というような言い方をして少しぼかしています。

しかし、日照時間の長さや平均気温の高さと自殺率の関係は概ね負の相関関係にあることはよく知られたことです。「気候条件」では日本で一番と言っていいほど日照時間が長く温暖な宮崎においてこれほど毎年自殺率が高い、というのは「社会的要素」が全国最悪レベルで悪いというような状況であるということを認識すべきだと思っています。

その状況において、毎年、学校が夏休み明けの時期にイオンモールでビラ配りをやって終わりなんですよ。以前書いたことをもう一度書きますが、自殺をするほど追い詰められるような人が、イオンにぷらっと買い物に来るのかよ。

毎年同じことをして、改善しない自殺率を見て、会議だけ開いておわり、というのはあまりに対応が無機質すぎるのではないかと思いますし、実際改善してないわけですよ

夏休み明け前後の自殺の特異日に、わざわざ大阪まで行ってオリックスの山本由伸投手になんの役にも立たないプレートを持って行ってニヤけてるより、県内でトップが直接真剣に訴えるべきことがあるのではないかと思うんですけどね。




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