見出し画像

地方銀行の PBR が軒並み 0.3を下回っていることについて、Chat GPT と問題を確認してみた件

一つ前の記事で、宮崎の銀行が一般的な投資の参考指標として利用されるPBR や PER が他の地方銀行に比べて低い水準であるということを書きました。

何らかのか形で経営に関与しない人や、株をやらない人に取ってはあまりピンとこない話のようなので、私もその分野の専門家とは言い難いので、ここは対話型AIの力を借りて、その問題を自分なりに整理してみました。

以下の内容でも、分からない人には全くわからないかもしれませんが。

Q.日本の地方銀行の PBR は軒並み0.3以下で、酷い水準です。これはなぜでしょうか?

地方銀行のPBR(株価純資産倍率)が軒並み0.3以下という低水準になっている理由は複数あります。以下にその一部を挙げます。

1. **地方経済の停滞**: 日本の地方経済は、特に都市部に比べて成長が緩やかであり、人口減少や高齢化が進行しています。このような経済環境下では、地方銀行の収益性が低下し、株価もそれに伴って下落する傾向があります。

2. **低金利政策**: 日本の中央銀行である日本銀行が低金利政策を維持していることも影響しています。低金利環境では、銀行の金利差益が縮小し、収益が圧迫されます。

3. **貸出先の限定性**: 地方銀行は地域密着型の金融機関であり、貸出先も主に地域の中小企業や個人に偏っています。地方経済の停滞や不振により、貸し倒れリスクが高まり、それが地方銀行の業績に悪影響を与えています。

4. **銀行業界全体の競争激化**: 地方銀行は大手銀行やネット銀行、そして地域外の新興金融機関などとの競争にさらされています。競争激化により、手数料収入の減少や資金調達コストの上昇などが起こり、地方銀行の収益性が低下します。

これらの要因が組み合わさって、地方銀行のPBRが0.3以下という低水準になっている可能性があります。

ChatGPT 3.5 の回答

原因は大体こんなところだと思いますが、これを放置しておくわけにもいかんと思いますので、改善の方法を問い合わせてみました。

Q.こういった地方銀行の PBR を改善する方法はあるのでしょうか?

地方銀行のPBRを改善するためには、以下のようなアプローチが考えられます。

1. **経営効率の向上**: 地方銀行は効率的な経営を行うことで、収益性を向上させることが重要です。業務プロセスの合理化や情報技術の活用による業務効率化、コスト削減などが含まれます。

2. **リスク管理の強化**: 貸し倒れリスクや市場リスクなど、各種リスク管理を強化することで、信用力が向上し、投資家の信頼を得ることができます。適切なリスク評価とポートフォリオのバランスを保つことが重要です。

3. **収益源の多角化**: 依然として金利差益が主要な収益源である地方銀行においては、手数料収入や資産運用など、他の収益源の拡大が求められます。新たな事業分野への進出や提携、顧客ニーズに応じた金融商品の開発などが考えられます。

4. **地域経済の活性化支援**: 地方銀行は地域経済と密接な関係にあります。地域経済の活性化を支援することで、地方銀行自体の業績も向上させることが可能です。地域の中小企業や地域住民のための金融サービスや支援プログラムの提供、地域振興事業への投資などがその一例です。

5. **M&Aや提携**: 同業他社との合併や提携により、規模の拡大やシナジー効果を生み出すことができます。これにより、経済的な規模メリットやリソースの効率的な活用が期待できます。

これらの施策を総合的に実施することで、地方銀行のPBRを改善することが可能です。ただし、各地域の経済状況や地方銀行の特性に応じて戦略を検討する必要があります。

ChatGPT 3.5 の回答

さすがに一般的すぎる答えなので、質問を変えてみます。

Q.日本の地方銀行から資金を借りる地方の中小企業のモラルハザードも地方銀行の業績を低迷させる原因だと思います。

モラルハザードは、貸し手と借り手の間で情報の非対称性や契約の不完全性が存在する場合に生じるリスクです。特に中小企業向けの融資において、この問題が顕著に現れることがあります。地方銀行が中小企業に対して融資を行う際に、以下のようなモラルハザードが発生する可能性があります。

1. **リスクの過小評価**: 中小企業が自己のリスクを過小評価し、融資を受けた後に十分なリスク管理を行わない場合があります。これにより、貸し手である地方銀行の貸し倒れリスクが高まります。

2. **事業計画の変更**: 融資を受けた後、中小企業が事業計画や資金の使途を変更する可能性があります。元々計画されていた事業の失敗や新たな事業への投資などがこれに該当します。これにより、融資の返済リスクが増大します。

3. **貸し倒れ時の対応**: 中小企業が財務的に困難な状況に陥った場合、地方銀行がその債務を免除したり、債務の返済条件を緩和するなどの対応をとることがあります。これにより、地方銀行の損失が増加します。

これらのモラルハザードが地方銀行の業績を低迷させる一因となる可能性があります。したがって、地方銀行は中小企業に融資を行う際には、適切なリスク評価や貸し倒れリスクの管理を行うとともに、融資条件の明確化やモニタリング体制の強化など、対策を講じる必要があります。

ChatGPT 3.5 の回答

生成AIなので、一般的な内容に終止するのは仕方ないですが、これも一般論であまり面白くないので、別の質問をしてみます。

Q. 今、日本では自民党の裏金問題が話題になっています。現在の与党である自民党や公明党が、政治献金の見返りで、政治案件として地方銀行に「収益性の低い中小企業」への無理な貸付を求めるようなことも原因として考えられると思います

政治献金や政治と金融機関の関係における不正や不透明性は、確かに社会的な問題となり得ます。政治家や与党が特定の金融機関に対して不当な圧力をかけ、それが不正な融資や無理な貸付につながる可能性は否定できません。

特に、与党が地方銀行に対して「収益性の低い中小企業」への貸付を求めるような圧力をかける場合、その貸付が事業的に妥当でない場合があるかもしれません。このような状況では、中小企業が返済能力を持たない負債を抱えることになり、地方銀行のリスクや負担が増大し、結果として地方銀行の業績が低迷する可能性があります。

これらの問題を解決するためには、政治と金融機関の透明性と公正性を確保することが重要です。政治献金の透明化や規制の強化、金融機関の貸付判断において政治的圧力を受けないような仕組みの確立などが必要とされます。また、中小企業支援のための貸付や政策は、経済的・事業的な合理性に基づいて行われるべきであり、政治的な動機に左右されないようにすることが重要です。

ChatGPT 3.5 の回答

地方自民党や、公明党とかはこういう話が多いと思うんですよね。実際公明党の幹事長はこういう問題で辞任しましたし。

辞任した長崎の自民党おじいさん議員に代表されるような政治家が、特に田舎自民党に多くいるということが、自由主義経済の合理性に基づかない「自分に近い業界へのの利益誘導」を行ってきたことでむしろ地方が衰退している、と個人的には思います。

こういったことを適切に指摘できて、構造的な社会経済上の非合理を是正するような政策が必要だと思うんですが、野党の立憲・共産・れいわなどは「大企業は儲けすぎだ」「内部留保を吐き出させろ」など、自民・公明以上に非合理な中小零細業者庇護を訴えるんですよね。

もっとまともな経済政策に明るい対抗政党が出てこないと、地方の自己改善努力をしない農林業や建設業の中小零細業者のモラルハザードが進むばかりです。

Q. 東証は PBR 1倍割れを是正するように上場企業に求めています。これは当然のことですが、地方銀行がそこまで改善するためには相当な努力が求められると思います。

東京証券取引所(東証)がPBR 1倍割れを是正するように上場企業に求めることは、企業の健全性や投資家保護の観点から合理的な要求と言えます。PBRが1倍割れという状況は、企業の株価がその実態に対して過小評価されていることを示しており、投資家にとってはリスクが高いと見なされることがあります。

同様に、地方銀行がPBR 1倍割れの状況を是正するためには、確かに相当な努力が求められます。地方銀行がPBRが低い状況を改善するためには、以下のような取り組みが必要です。

1. **業績の改善**: 地方銀行は収益性を向上させるために業績を改善する必要があります。経営効率の向上や収益源の多角化などの施策が必要です。

2. **貸し倒れリスクの管理**: 中小企業向けの貸し出しにおけるリスクを適切に管理することが重要です。信用リスクの適切な評価や貸し倒れリスクの予防・回避に努めることが求められます。

3. **透明性と情報開示の向上**: 地方銀行の経営状況やリスク状況について、投資家や市場参加者に対して適切な情報開示を行うことが重要です。透明性の向上は投資家の信頼を維持し、株価の適正化に寄与します。

4. **経営戦略の見直し**: 地方銀行は自己の競争優位性や戦略を見直し、将来の成長戦略を策定する必要があります。地域経済や金融市場の変化に適応し、競争力を高めることが求められます。

これらの取り組みを行うことで、地方銀行がPBR 1倍割れの状況を是正することが可能となります。ただし、地方銀行は地域経済と密接な関係にあり、その改善には時間と努力が必要であると同時に、地域のニーズや特性に配慮することも重要です。

ChatGPT 3.5 の回答

地方のモラルハザードが解消されて、地方銀行のPBRが1倍を超えるような日本になった時、本当にまともな自由主義経済の活き活きとした地方が始まるのではないかと思うんですよね。

道のりは長いですが。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?