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【読書感想】行動最適化大全

大量の積ん読の圧で圧死しそうなmiyoshiです。
今日は、「行動最適化大全」の感想を。

「行動最適化大全」は、8章構成で、

  1. 「朝」の最適化

  2. 「昼」の最適化

  3. 「夜」の最適化

  4. 「仕事」の最適化

  5. 「学習」の最適化

  6. 「コミュニケーション」の最適化

  7. 「健康」の最適化

  8. 「人生」の最適化

となっており、合計153個の最適化ノウハウが具体的かつ簡潔にまとめられています。
どの最適化のノウハウも実践が困難なものは無く、ちょっとした意識の持ちようで変えられるものだと思います。ただ、153個全てを一変に意識して実践して生活を変えようというのは、困難かと思います。
私が、「行動最適化大全」を読んでその後実践しているもの(しようと思っているもの)を何点か挙げてみます。

朝散歩

筆者も「行動最適化大全」の中で1つだけ必ず実践するとしたらコレ、と言って挙げているのが朝散歩です。「朝起床してから1時間以内に5分以上速歩きで散歩をする」これだけです。散歩が難しい人は、日向ぼっこで代用しましょうとも書かれています。
1章の朝の最適化の中で、何度も述べられていますが、朝体内時計をリセットすることの重要性が記載されています。
朝、陽の光を浴びてセロトニンを分泌させ体内時計をリセットする。これは、「行動最適化大全」以外でも多く耳目にする機会が多い内容かと思います。

朝散歩、朝に陽の光を浴びることの重要性は、私自身体感しています。私は、不安神経症を患って精神科にかかっていたことがあります。幸いにも通院期間は1年程度で、最終的に1ヶ月の休職で心身のバランスを整えて職場復帰することができました。
この時、セロトニンの働きを強める薬を処方して貰った経験があります。そして、医師からセロトニン不足の可能性とそれによる不定愁訴の数々について何度も説明を受けました。その際に、薬も大切だが「陽の光」を浴びることの重要性についても説明されました。それ以降、朝起きると必ず、カーテンだけでなく窓を開けてしばらく外を眺めるという事を習慣にしています。

この本を読んでからは、その習慣を少し変えて、朝起きた後に、ベランダに出て軽いスクワットをしながら英単語の勉強などをするようにしています。また、リモートワーク中心になったことによる運動不足解消も兼ねて、小学校に投稿する息子を送りつつウォーキングをするようにしました。

これまでも、朝、陽の光を浴びるということをしていたので、劇的な変化があったワケでは無いですが、心身共に良い状態をキープするための中心的な習慣になっていると思います。

スマホを制限する

リモートワークになってからスマホの使用率が格段に上がっていました。
職場であれば、人目がありますのでずっとスマホをいじっていると言うわけにもいか無いわけですが、自宅でリモートワークとなると、ちょっとした用事でスマホを触ったあと、しばらくネットニュースをみてしまった。。。なんて事態がよく有りました。
なので、今は、仕事場とは別の部屋のリビングにスマホをおいて、休憩時間以外は触らない様に意識しています。
また、作業の時間と休憩の時間というのも、メリハリをつけて分けています。
私は、スマホの制限と時間管理のためにスマートスピーカーのAlexaを利用しています。コレについては、別の記事で書きたいと思います。

さっさと始める

「やる気が出ない」なんて言って、なかなかすべき事に手を付けないなんて時があったりします。最近の脳研究によると「やる気」なんてものは存在しないそうです。「やる気」があるからやるのではなく、「行動している内に集中力が高まる」というものらしく、別の例でいうと「楽しいから笑う」のではなく「笑顔をつくると楽しいと感じる」のが脳の本来的な作用らしいです。
とりあえず「やってみる」というのが正解とのこと。
なので、なんだか気が乗らないなって時は、とりあえず5分、非常に少ない量の作業目標で手を付ける事にしてみています。確かに効果バツグンです。
それでも、だめな時は、今やってはイケナイ事(仕事を止めてゲームするとか、noteの記事を書くとか)を少しだけやって、罪悪感を煽って、自分から仕事に手を付けなければ駄目だという心理に追い込んでいます。で、仕事以外のことしちゃったからチョットだけでも仕事しないと、となって、手をつけると、今日は全然仕事したくないなーって言う日でも案外仕事がはかどります。

インプットしたらアウトプットする

学習をしても、それを使わないと身につかないということですね。アウトプットするという事は、考えを整理するためには非常に大切で、そのために、私もnoteを始めました。ただ、本の感想などは、あまり書くつもりは無かったのですが、読書などでインプットをしたら定着させるためには、アウトプットが重要という事で、この記事を書いています。
また、アウトプットする際には、インプットした内容の一部でも良いそうです。アウトプットするのは一部でも、全体をイメージして整理する作業というのが伴うと、情報が整理され定着しやすいんだそうです。
なので、今後、読書感想が非常に増えるかと思いますw

7時間以上の睡眠時間

一般的に健康を保つには7時間以上の睡眠時間が必要ということが言われていますので、特に目新しいことはないかと思います。
ここ最近、睡眠については、多くの書籍やYoutubeの動画などで取り上げられており、睡眠に関するサプリなどのCMもよく目にするようになったのでやっぱり睡眠は大事なんだなと改めて思っています。
また、記憶の定着には、6時間以上の睡眠が必要とのこと。

私は、ゲームや読書をして、ついつい寝不足になりがちなので、起床時間だけでなく、就寝する時間も決めて、しっかりと睡眠をとるようにしようと思っています。

でも、子供と妻が寝てから気が済むまでゲームするのをなかなかやめられないんですよねw

まとめ

153個のノウハウが詰まっていますので、ほんの一部だけ紹介してみました。
「行動最適化大全」に限らず、最近のビジネス書や実用書で共通しているのが「効率性」と「睡眠」かと思います。私が社会人になりたての15年ほど前に読んだビジネス書(啓蒙書かな?)は、もっと根性論のものが多く、寝る間を惜しんで学べ、やる気を出せ、努力をしろ、という考えが根底にあったものが多い様に思いました。

無駄な努力をして疲弊するのでは無く、正しい知識をインプットして、健康で充実した毎日を送っていきたいと思います。
「行動最適化大全」は、個人的に目新しい発見があったわけでは無いのですが、「こういう行動をしたほうが良いらしいよ」となんとなくうっすら聞いたことがある内容を、非常に具体的か簡潔に整理した良書だと思います。

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