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もにす認定までの取り組み

本日はもにす認定までの取り組みを記載していきます。

もにす認定について

 もにす認定制度とは、障害者雇用に関する優良な中小事業主に対する認定制度として、障害者の雇用の促進及び雇用の安定に関する取組の実施状況などが優良な中小事業主を厚生労働大臣が認定する制度です。
 認定制度により、障害者雇用の取り組み対するインセンティブの付与や、既に認定を受けた事業主の取組状況を、地域における障害者雇用のロールモデルとして公表し、他社においても参考とできるようにするなどを通じ、中小事業主全体で障害者雇用の取り組みが推展することが期待されます。(厚生労働省より)
 参照URLはこちら

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もにす認定を取得するための項目について

 もにす認定をうけるための基準としては、以下の8項目となります。

 【認定基準】
※ここに記載している以外の要件もあります。詳細は事業主向け認定申請マニュアル第4章をご参照ください。

[ 1 ] 障害者雇用への取組(アウトプット)、取組の成果(アウトカム)、それらの情報開示(ディスクロージャー)の3項目について、各項目ごとの合格最低点に達しつつ、合計で50点中20点(特例子会社は35点)以上を獲得すること
[ 2 ] 雇用率制度の対象障害者を法定雇用障害者数以上雇用していること
[ 3 ] 指定就労支援A型の利用者を除き、雇用率制度の対象障害者を1名以上雇用していること
[ 4 ] 過去に認定を取り消された場合、取消しの日から起算して3年以上経過していること
[ 5 ] 暴力団関係事業主でないこと
[ 6 ] 風俗営業等関係事業主でないこと
[ 7 ] 雇用関係助成金の不支給措置を受けていないこと
[ 8 ] 重大な労働関係法令違反を行っていないこと

取得した事例について

当法人(社会福祉法人美芳会)では、3項目の合計で50点中25点で申請をし、認定をうけております。
この数字を見るとどこが優良なのだろう?と感じる方もいらっしゃると思います(実際自分も点数つけてて不安になりました)が、前提で障がい雇用率を満たしていることでさらに追加の取組としての評価となります。
※ただ、決して当法人が一番優れているというわけではありません、もっとよくするための取組として実施しており、一人でも多くの働く方に働きやすい環境が整えばと思ってこの記事を書いております。

内訳としては、以下のような感じです。

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この中でのどのような取り組みを評価したのかを知りたい場合は当法人のHPに令和3年度の内容を公開しているのでご参照ください☞リンクはこちら

取り組みをひとつひとう整理していくと、取り組みとして評価ができるつもりのものも、取り組み評価としては不十分であることに気づいたりするなど、自法人の取り組みの振り返りになる機会として有効だと感じします。

また、項目の理解が不十分な点については、ガイドラインや管轄の労働局のもにす認定の認証担当に相談しながら進めていくことをお勧めします。実際自分も、静岡県で一番初めの申請ということで、書類の確認や項目の認識のすり合わせなど細かな質問も丁寧に対応いただいた印象でした。

認定を受けた後の効果について

これら一連の流れを経て、無事に令和3年2月に、静岡労働局よりもにす認定をいただきました。
 美芳会のHPのリリース☞サイトURL
 もにす認定の様子☞プレスリリース記事

もにす認定をうけて半年ほど経過した中での実感する効果としては、高校生や大学生を含め学校からの問い合わせや他企業の障害者雇用を推進する立場の方からの問い合わせが増えたと感じます。

実際、高校生や大学生は、SDGsや働きやすい会社としての理解・調査として授業やゼミの取組でお問い合わせをいただくことがあり、そこから障害者雇用の理解促進や社会福祉の業界理解をしていただく機会が増えました。

また、他企業の障害者雇用を推進する立場の方へは、9月の下旬に静岡県内の特定子会社連絡会へ向けて取り組み発表を行いました。

他にも当法人の障害者雇用の取組についてを各種団体等からインタビューを受けることも何回かあり、取り組みとして幅広く知っていただく機会として有効だと感じました。

まとめと感想

もにす認定の簡単な内容と流れを記載しました。障害者雇用の働く環境としてよりよい取り組みが地域や業界に広がっていくための表出の活動としては重要だなと感じます。

反面、労働局の認定などの世の中への認知度がまだまだ足らないとも感じます。

すべての働く人にとって「働きやすく」「働きがい」をもてて「成長」できる場が提供できる世の中が実現できればと思います。

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