可処分時間を把握しよう ~その2~

前回、可処分時間の重要性と大まかな算出方法について書きました。

今回は私のスケジュールを基に実際に可処分時間を算出し、行なうべき勉強内容の決定方法について書きたいと思います。

まずはざっと一日の行動のタスクと所要時間を洗い出します。そして、自分が自由に使える時間をその中から見つけます。

■平日の主なタスクスケジュール

 0:00-6:30 睡眠

 6:30-7:30 起床・身支度

 7:30-9:00 通勤(★可処分時間1:約50分)

 9:00-12:00 勤務

 12:00-13:00 昼休み(★可処分時間2:30分)

 13:00-18:00 勤務

 18:00-19:30 帰宅 (★可処分時間:約50分)

 19:30-21:30 食事、風呂、団欒、子供の寝かせつけなど。

 21:30-24:00 自由時間(★可処分時間:150分)

私の可処分時間ですが、平日は大体5時間ほどです。この時間に従い、司法試験の勉強の内容を決めて時間目標を定めています。

※ただし、可処分時間はあくまで枠であり、勉強時間とイコールになる訳ではありません。実際は休憩の時間があったり、残業などイレギュラーな対応が入ったりするので、大抵は 可処分時間 > 勉強時間 となります。実施可能な最大勉強時間と捉えてください。

私の場合、通勤時間に前日の復習、昼休みと帰宅時間に答案構成、自由時間に講義の受講、読書を行っています。文書執筆、Web閲覧等はすべてスキマ時間に行っています。

同じ手順で休日の可処分時間も算出し、平日・休日の可処分時間が算出出来れば、一ヶ月分の可処分時間が定まります。あとはこの時間に基づいて、何を勉強するのかを当てはめるだけです。

ポイントは可処分時間から、自ずと実施すべきタスクが定まることです。可処分時間を把握する前に、先に内容を決めてから勉強に取り掛かると、以下のようなことが起こります。

 ・やるべきタスクが定まらない。(人生やりたいことは山程ある!)

 ・必要の無いことまで実施することによる、時間の浪費。


まとめです。順番としては以下であることを強調します。

  ×タスク   → 勉強時間

  ○可処分時間 → タスク

自分に残された時間を可視化し、タスクに集中することで目標達成に飛躍的に近づくものと考えています。世の中に書かれている仕事術や時間管理法は、この可処分時間を以下に増やすかということに他なりません。

限りない資源を有効活用し、充実した人生にしたいですね!