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LOVE&PEACEな「あきちゃん」が、絵本になりました。

今日は素敵な絵本のご紹介。
特別支援学校高等部で私が3年間担任をしたあきちゃん。

彼女のお母様「やすやす」さんが、このたび絵本を出版されました。
あきちゃんが生まれてから、社会人になるまでの物語。

表紙は、やすやすさんが描いたあきちゃん。
裏表紙は、あきちゃんの自画像です。

癒される〜❤︎

絵本の中身には、やすやすさんとあきちゃんがいっぱい会話をしながら描いたであろう愛情のこもった絵や、彼女ならではの成長エピソードが散りばめられています。

言葉はうまくしゃべれないのだけど
誰とでもあっという間に仲良くなれるあきちゃん。
「コミュニケーションとは何ぞや」を、私も彼女から教わりました。

楽しむのも、悲しむのも、喜ぶのも、怒るのも全力。
抜群のユーモアセンスとどこまでも無垢な心、みんなを気にかける優しさにどれだけ癒されてきたことか。

彼女の周りにはたくさんの笑顔があふれていて
私に元気がないと、そっとハグをしてくれたりする。
なんか、とにかく、いろいろ、でっかい。
スケールがワールドワイド。私の憧れの人です。

何かしてもらったときに彼女が嬉しそうに言う「あーとーまーす」(ありがとうございます)や、ちょっと失敗したときに頭を抱えながら茶目っ気たっぷりに言う「しっぺーった」(失敗したー)とか、私今でも日常生活で使ってるもんな。

長い付き合いで分かるようになった「あきちゃん語」は、私の第二言語です。

あきちゃんの18歳の誕生日。学校の教室にて。

今年22歳になるこのクラスの生徒は全部で9人いましたけど、みよしひろみに世界の広さを教えてくれた愛すべき精鋭たちです。

遠くに行かなければ世界の広さは分らないと思っていたけど、自分に見えていない世界が目の前にあることを教えてくれた。みんなにも、みんなと出会えたことにもほんと感謝。

子どもたちへの読み聞かせにもおすすめです。
作家やすやすさんの想いが多くの人に届きますように。


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