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「鼻くそついてますよ」のうまい伝え方

今日からできる「言いにくいことを明るく伝える方法」いってみよう!

みなさんはリフレーミングって知ってますか?
簡単にいうと、物事を今と違った見方でとらえ直すこと。

同じ物事でも見方によってとらえ方が変わります。
例えば、今まさにコーヒーをいれようとしている私のコーヒーカップ。

横から見ると四角くて黄色い。だけど、

上から見ると丸くて白くて取っ手がついている。
このカップのことは普段「黄色いコーヒーカップ」と呼んでいる。だって色が目立って特徴的だから。でも、もう少し詳しくいうと「黄色くて四角くて見方によっては白くて丸くて取っ手のあるコーヒーカップ」だ。

コーヒーをいれるとき「ちょっとそこの黄色くて四角くて見方によっては白くて丸くて取っ手のあるコーヒーカップ取って〜」とはもちろん言わない。ややこしーわ!(笑)でも、何か人を見るときや物を見るとき、その特徴的な側面だけを捉えてそれが全容のように思い込んでることってないですか?

視点を変えたり焦点をずらしたり解釈を変えたりすることで、物事のとらえ方が変わったり、マイナスがプラスに変換できたりします。

私がリフレーミングをおすすめするのは、偏った見方で解釈したり解釈されたりして行き詰まる若者や、ネガティブなとらえ方で心傷つく言葉を浴びせられ、やる気を失っていく子どもをよく見るから。人とのコミュニケーションの中で、ポジティブなとらえ方や表現の仕方ができるとそれだけで安心感ややる気が生まれます。

例えば「飽きっぽいわね」より「気持ちの切り替えが早いわね」、「あなた鈍感ね」より「あなた打たれ強いわね」、「なんか印象が暗い人ね」より「なんか神秘的な人ね」・・・前者は「なんかその言い方カチンとくるなぁ」と思うけど、後者は「いやぁ〜なんか悪い気しねぇ」ってなりません?(笑)

「そうかじゃぁ、今目の前にあることをポジティブな感じで言いたいけど、うまい言葉が見つからないなー」ってときありますよね。そんなときの裏技あります。

起こっている事象の頭に「ええ感じで」をつけるだけ。
寝ぐせバリバリついてる人を目の前に、それに触れないのもなんだかな〜、でも「ひどい寝ぐせですね」って言ったら傷つけてしまうかな〜・・・はいっ、そんなとき!「ええ感じで寝ぐせついてますね〜⤴️」コレコレ!寝ぐせの存在を無視することなく、悪い気にもさせない。

目の前の人が意気揚々としゃべってるけど、歯にネギついてるやん、どうしよう?言うの気まずいし〜・・・ はいっ、そんなとき!「ええ感じでネギついてますよ!」コレコレ!相手は「いやー恥ずかしい〜」って一瞬なるけど「え?ええ感じ?ってことは否定されてはいないのね」ってなる。

はい、本題の鼻くそです。もう分かりますね。
話してる途中で相手の鼻の穴でひらひら〜⤴️ひらひら〜⤵️もう気になってしょうがない。はいっ、そんなとき!顔は笑顔で目線は相手から少し外して最高に明るい声でサラッと言いましょう。「ええ感じで鼻くそついてますよ〜」言われた相手は傷つくのを通り越して鼻を押さえて思わず笑ってしまいますから。

あー、どこがリフレーミングの話やねんって声が聞こえてきそう(笑)

教員をやっているときは、よく家庭訪問に行きました。中にはしんどいご家庭もあって、家に行くと中がぐっちゃぐちゃに散らかっている。子どもは私を迎え入れながら、なんだかバツが悪そうな自信のなさそうな顔をしているんです。きっと「先生はこの家を見てどう思っているんだろう?」と不安なんでしょう。だから先手を打つんです。笑顔で「ええ感じに散らかってんなぁ〜!」って。そしたら子どもが「フッ」て笑う。現状を無視するんじゃなくてあえて明るく触りにいく。子どもが痛がっているところをタブーとせず、素直に向き合うことで子どもは「ホッ」と安心するんかなと思います。

ピリピリ、ギスギス、トゲトゲな毎日より、いい気分で過ごしたい。傷んでいるところに塩を塗るんではなく、傷んでるところを一緒にさすって「飛んでいけ〜」ってする。日頃ネガティブな発言が多くなってるなーっていう人は、ちょっと見方・言い方を変えてみることオススメします。

人間関係だけでなく、日の前に起こっている一見マイナスなことも、見方次第でプラスになるかも知れません。ピンチはチャンスって言うしね。

これを読んでいるあなたも、もしかすると何かの締め切りに追われていて、「あ”ー!もうあと◯日しかない!」とテンパっているかも知れません。大丈夫。「あと◯日あります!

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