【愛犬マロンの導き】

数々のネットワークビジネスや、
学びの為のセミナーに参加した私でしたが
関われば関わるほど、どんどん膨らむ違和感と、
お金を使いすぎた罪悪感で
いたたまれなくなっていました。
そして、ついには動けなくなってしまったのです。

そんな私に、追い討ちをかけるかのように
苦しく辛い出来事がおこりました。


2022年5月
15歳と10ヶ月になる、チワワのマロンちゃんの
様子がおかしい。

突然、全身の震えが止まらなくなり、
目の焦点が合っていない。

“痙攣だ！”

痙攣が止まると、次は今までに出したことの無いような
鳴き声をあげ、ぐるぐる回り始めた。

夜中0時過ぎ
救急動物病院まで車を飛ばして高速40分。
気が気でなく
かといってなにもできず
ただ祈るような気持ちで病院へ向かいました。

その日以来、私は片時もこの子の側を
離れられなくなったのです。
いつ、痙攣が起こるかわからない。
その痙攣に小さいこの子が耐えうるか、わからない。

この子は、私が仕事が忙しい時に飼い始めた、
初めてのペットでした。
愛らしくて、私達には、子供のような
存在になっていました。

私が仕事であまり家にいなかったので
いつもひとりで、おりこうに留守番を
してくれていました。

(ずっと寂しい思いをさせてしまった…)

私は後悔や罪悪感でいっぱいでした。
そして同時に、自分の本心にハッと気づかされたのです。

“もう、ネットワークビジネスをやってる場合じゃない！

ランクアップなんてどうでもいい！
この子の側で、この子の介護をやりとげる！”

私はそう決めて、一歩も外へ出ない生活を
始めたのでした。

24時間体制で、夫と交代しながら
看ていくことにしました。

何も起こらなければ、ホントに平穏で静かな日々。

時間にゆとりができたおかげで
何とはなしに、インターネットを見たりして
過ごしていたのですが
ある時、ふと、ネットワークビジネスについて、
衝撃的な事実を流している動画が目に留まりました。

その動画で話している人の、裏付け根拠のある説明で、
私のネットワークビジネスに対する違和感や疑問が、
霧が晴れるように明らかになっていったのでした。

そして、やっぱり私の抱いていた違和感は
単なる「逃げ」では無かったのだと確信しました。

その動画に出会うまで
違和感を抱き、何度も辞めようと思っていたのに…
『この世界はおかしい』と感じていたのに…
なぜだかそこから離れる決断ができずにいた私が
いました。

赤字なのに
ホントは行きたくないのに…。

今振り返ると、きっと決断できなかったのは
ちっぽけなプライドが邪魔したのだと思います。

離れたいと思うとその度に、セミナーで言われるのです。

私は、『逃げる』のだけは嫌だった。

だから違和感がありながらも、
そこから離れる決断ができない、
ウジウジした私がそこに居たのです。


その衝撃的な動画を初めて見た日から
私は食い入るように動画を見続けました。

「楽して稼げる」
「みんなと仲間に」

というような謳い文句に、つい躍らされてしまう
心の闇まで、見事に分析されていました。

ラクをして、儲けられるわけがないのです。

実際、入口はラクでも、その奥には
地獄が待っていました。
「みんな仲良く楽しく」と、
声高らかに壇上で叫ぶきらびやかなリーダー達、
その影で、たくさんの人が苦しんでいるのを
目の当たりにしてきました。

数時間、
数週間と動画を見続け、調べ上げ、
だんだんと胸のつかえが軽くなっていったのを
覚えています。

“私は、間違ってはいなかった！”

もしかしたら、マロンは、この私の違和感や疑問を
持ち続けながら歩んでいる
「道の修正」
に気づかせるため、
これからの生き方を再度見つめ直す為の、
静かな「時間」をくれたのかもしれない。

迷いの中で、また、同じ類いのビジネスに
手を出しかねない私に、
停止ボタンを押してくれたのかもしれない。

そんな風に思えるようになり
やっと私の思い込みや、洗脳が解けたのでした。

もう、目先の欲に自分の心を
掻き乱されるような事はない！

マロンからもらったこの大切な時間
マロンが教えてくれた、偉大なヒトとの出逢いを
無駄にしない！

マロンが旅立って10ヶ月。

しばらくは、何を見ても何をしていても、
マロンのことを思い出し、16年間の重みを感じない日は
ありませんでした。

そんなペットロスから、少しずつ自分を取り戻し、
本当にマロンが私に伝えたかったことを
考える余裕もできました。

だからこそ、

今、私は「教育改革」に携わり、
今、悩んでいる、困っている、佇んでいる、
そんなあなたの助けになりたいのです。

私が得てきた経験やスキルをあなたに提供したい。
あなたの働き方改革、
あなたの悩みを解決することに、
全力でサポートしたいと思うからです。

私の人生、これからまだまだ続きます。

がむしゃらに働いてきた時代から、
体験や知恵をインターネットで発信していく時代。

多くの人を笑顔にしたい
多くの人の役に立ちたい

この思いは、私の中で
美容室を経営してきた頃から、
何ら変わることはありません。

形は変われど、
今、私は自宅に居ながら、
ゆったりとした時間の中で、
社会に役立つこと、
特に女性や子供達を笑顔にすることに
残りの人生を捧げたいと、そう思うのです。

ここまで、お読みいただいた読者の皆様、
そう、あなたです。

何か違和感がある。
何をして良いのか、
何をしたいのかわからない。
自分らしく生きていきたい。

そんな気持ちを抱えておられるのでしたら
ほんの少し、勇気を出してみませんか？

ご連絡、お待ちしています。

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プロローグ～成功と失敗～
第一話～強い使命感～
第二話～１つ目の壁～
第三話～運命の仕事、ヒト～
第四話～人生の転機～
第五話～２つ目の壁～
第六話～再起から絶頂へ～
第七話～３つ目の壁～
第八話～４つ目の壁～
第九話～手放す～
第十話～私を襲う甘い罠～