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Learning と Studying はどう違うか

正統派ユダヤ教のコミュニティの一員として、
セントルイスで生きている、みゆママです。

ユダヤ人は学びの民とも呼ばれ、毎日、旧約聖書を学ぶ。そして聖書を学ぶ、という時、使われる英単語はLearn であり、Studyではない。

仲間に、Did you learn today? と聞かれると、それは、今日、聖書を読んだか? 聖書から何かを学んだか? という意味だ。

一般的にも、
I'm learning how to drive.
I'm learning how to ride a bicycle.
I'm learning how to swim.
のように how to の前には learning が自然だ。

I'm studying how to swim. とは言わない。

I'm learning about the the efficient way to invest for the retirement. (老後に向けての効率的な財テク方法を学んでいる)、という時も、learning の方がしっくり来る。

一方、
I'm studying for the Math testとか
I'm studying to get the real estate license. (宅建の資格を取るために学んでいる)
という状況ではStudyが妥当だ。

英単語や文法を学ぶ時も、
I'm studying English. という。
語彙やイディオムをより多く覚える、感じだ。


それでは、Learning と Studying の大きな違いはなんだろうか?

財テクについて学ぶ場合(Learning)、学んだ事を実際の生活に取り入れ、役立てるというニュアンスがある。運転や水泳の仕方も、学ぶというよりは、繰り返し練習し、生活の中で活用するのが目的だ。

しかし、テストや資格試験の勉強 (Studying)は、合格、という目的に向かって、知識を暗記する事が重要だ。合格という目的を達成すれば、学んだ事をより詳しく学ぶより、次の目標達成に向かう人が多いのではないか?


知識が豊富な事は素晴らしい (Studying の状態)。しかし知識を深堀りして、実際の生活に役立て、人の為になる様な知恵に発展させる (Learning)と、人生も世界もより豊かになるのではないか?


学ぶ事は素晴らしい。

しかし、知識の詰め込みで満足してしまっては
もったいない。

そこからが重要なのだから。

自分のしている学びが、
Learning か Studying か、
時々、立ち止まって、
明確にするのも大切だ。


今月、
意識して
知識を、知恵に変えてみよう。

人生や世界が
ほんの少し
良くなるかもしれない。





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