みゆママ

20歳で日本脱出。ニューヨーク ハワイ フロリダ ロサンゼルスを経てセントルイス在住。…

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20歳で日本脱出。ニューヨーク ハワイ フロリダ ロサンゼルスを経てセントルイス在住。ジャズピアノが好き🎹。ユダヤ教徒。次男を自死で亡くした自死遺族。

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    このマガジンは「楽しく、続ける」を趣旨として発信してます。まだnoteに慣れてない人は知り合いづくりと記事の共有を兼ねてぜひご参加してみてはいかがでしょう🌹 ※原則1日投稿記事は2本までとしました。ご了承ください。

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専業主婦がアメリカ短大を卒業できたわけ

ロサンゼルス在住のみゆです。 毎日、子育てと家事を必死にこなし、勉強や好きな事もしているママも多いと思います。私も100%主婦だった頃、サンタモニカのコミカレに入学し4年かけて、2つの専攻を修得し卒業しました。その経緯を綴リます。 2011年夏私達家族は、フロリダからロサンゼルスに移住した。フロリダに住んでいた義母を看取った後、日本人や日本企業の多いロサンゼルスで新たな生活を始めようと思った。 しかし、時はリーマンショックの真っ只中で、世は大不況。カリフォルニア州の失業

    • 今年もよろしく

      お久しぶりです。 2ヶ月ぶりのnote投稿。 皆さま如何がお過ごしでしょうか? 4ヶ月前、noteを再開し 2ヶ月間、毎日投稿をした。 初日から、息子の自死の事、自分の悲しみなど、 心の奥底の真実を語り、 家族の事、夢や希望も語る機会を得た。 書く事は楽しく、心の中の様々な想いを、 言語化して、明確にして、 投稿してカタチになるのは快感だった。 年齢や経験値が高いので、 過去の経験や想いを掘り起こせば 書く題材に事欠く事は無かったので その恩恵にすがって書いていた

      • note数日間お休みします

        考えてみれば、奇跡のようだ。 数か月前までは、 生きているのが辛かった。 ちょうど2ヶ月前に こんなnoteを書いて、 それから、ずっと毎日、書いてきた。 連鎖的に、 モーニングページ、 ヨガ、 散歩、 ピアノ動画ポスト、 などを、毎日続けた。 書いたり、体を鍛える事で、 自分が見えてきた。 色々な事があって 4年以上、 働いていない自分が気がかりだった。 今、働きたい、と、強く思う。 この気持ちは、 私にとって、とても大切。 そして、 料理や菜園作りなど、 家

        • 時には夢を語ろう

          "I have a dream." その言葉には新鮮な響きがあった。 昨夜、ユダヤ教の勉強会で ある女性の口から出た言葉だった。 60歳前後だと思われる彼女は、 最近、イギリスの大学院を卒業したという。 同世代の女性の活躍に 私はとても興味を持った。 彼女は、 ラビ (ユダヤ人コミュニティの指導者)の 奥様であり、 私は毎週、 彼女からユダヤ教の哲学を学んでいる。 彼女はイギリスの大学院の授業を オンラインで受け、 教育学専攻で、最近卒業したという。 普段、寡黙

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        記事

          娘のダイエット

          昨日、次女から、 その日の朝食の写真が送られてきた。 玄米、塩鮭、納豆、卵焼き、かぼちゃ、 そしてグリーンスムージー。 大学生にしては、立派な朝食だ。 娘は、つい数か月前まで、ヴィーガンだった。 動物愛護団体の友人の影響を受けたらしい。 私は、時々、豆腐料理など、 菜食で美味しい料理の作り方を教え、 娘の食事制限について 特に心配はしていなかった。 しかし、娘の体重は少しずつ増し 昨年の夏に遊びに来た時は、 一体どうしてしまったのか、と驚くほど、 顔も体も、別人の様

          娘のダイエット

          ろうそくの炎のように

          ろうそくの炎は不思議だ。 炎は、ろうそくから離れられないけれど、 ろうそくの一部ではない。 蠟が溶けて燃えているから ろうそく無しで、炎は存在しない。 しかし、炎は、 白くて固いろうそくとは 似ても似つかない物質だ。 炎は、 個体でも、気体でも、液体でも無い。 そもそも炎は「物質」では無い。 物質の定義は、 「いつまでもその状態を維持できる」事だが 炎は燃え尽きてしまうので 単なる「現象 」と定義される。 酸化によって電離した分子や原子が、 電子を獲得した時、その

          ろうそくの炎のように

          ユダヤ人としての私

          私は、生まれも育ちも東京の、 正真正銘の日本人だ。 しかし、過去20年ほど、 ユダヤ人として、生活している。 ユダヤ人の夫の影響は大きいが 出会った頃、彼は他のアメリカ人と 外見も内面も、全く同じように思えた。 2回目のデートの時、彼に、 実は、僕は、ユダヤ人なんだ、 と言われた。 私は、それが何を意味するのか よくわからなかった。 多くの本を読み漁り、 私は、ユダヤ教に どんどんのめり込んでいった。 ユダヤ教について、詳しく語るのは 今は、控えようと思う。 あまり

          ユダヤ人としての私

          おいしい生活を再考察

          おいしい生活。 1982年に、糸井重里によって作られた当時の西武百貨店のコピーは、一世を風靡した。 このコピーの大ヒットの後、コピーライターを目指す若者が増えた、という。 現代を生きていると、 なぜ、このコピーがそれほど画期的だったのか、 全くわからない。 時代背景が、今とは全く違うからだ。 1982年の日本は、 戦後という言葉も使われなくなり、 日本は経済大国の仲間入りをして、 バブル経済へ向かっていくなかで、 消費活動が盛んになる気配が漂っていた。 そんな時代

          おいしい生活を再考察

          今日が本番

          noteに記事を、毎日投稿するようになってから、 私は、Xにピアノ動画をほぼ毎日ポストするようになった。 何かを毎日継続するのは気持ちが良い。 それまでにも、何回かピアノ動画をポストしてきたが、継続できなかった。 たかが、ピアノ動画だが、撮る時は非常に緊張する。何度撮っても、間違えてしまう日は、動画撮影を諦めていた。 もちろん、「練習動画」と割り切って、 間違っても御愛嬌、と考えても良いだろう。 しかし、動画をポストするなら、 私は自分のピアノを「作品」として考えたか

          今日が本番

          アートと儚い恋

          高校を卒業する頃になっても、 特に夢も、目標も、したい事も、無かった。 母の薦めで入った、規則がとても厳しい女子校を卒業し、そのままエレベーター式に、同じ学校の短大の英文科に入学した。 勉強にもスポーツにも興味が無く、 趣味も無かった。 1970年が終わろうとする頃、世の中は静かだった。 若者は学生運動するほどの情熱もなく、 政治にも、日本という国にも興味が無かった。 テクノ・ポップが誕生する1980年代は、まだ先だった。 イェローマジックオーケストラは結成したば

          アートと儚い恋

          サワードウブレッドと引きこもり

          ほんの数か月前まで、 サワードウブレッド作りにハマっていた。 サワードウブレッドは、市販のイーストを使わず、小麦粉と水を発酵させて自然に出来る「天然酵母」を元種にして作るパンだ。 材料は、小麦粉と水と塩、そして空気中のバクテリアだけ。 シンプルだが、とにかく時間がかかる。 時間をかけることで、空気中のバクテリアは乳酸菌に変わる。 最近、グルテンフリーの健康法をよく耳にするが、これは、パンに含まれるぶどう糖が、血糖値を上げるのを避ける事が目的であろう。 またフィチン

          サワードウブレッドと引きこもり

          悲嘆と夢想

          この5年間、よく生きた。 自分よりも大切な息子を亡くしてしまう、 という大きなショックとトラウマと共に生きた。 自責と後悔と悲嘆の日々を生きぬいた。 グリーフには、以下のようなステージがあるという。 そして、心と感情は、 以下のような悲嘆の4段階のプロセスを経て 回復へと向かう、という。 ①心の麻痺の段階 ショック 死の事実を認めたく無い ②切望と悲しみの段階 落ち込みや悲しみ寂しさ 故人を探し求める 故人に会いたい 故人が生きているような思い ③混乱と絶望の段階

          悲嘆と夢想

          「おやすみページ」で素敵だった一日を物語にしてみよう

          3年前から、 Xに、ほぼ毎日ポストしている。 計画もなく書き始め、 ハッとする文章が 自分の中から飛び出すことがよくある。 Xもnoteも、 書くことがあって、書くのではなく まず、書き始めてみる。 自分の中に「既に存在していた解答」に 徐々に近づき、 突然、言葉達が、勝手に溢れ出す、 という事がよく起こる。 井戸を掘ったり 石油を掘り当てるって きっと、こんな感じなのだろう。 あと、もう少し掘れば、 水源や油源に当たるのに 「今日は、書く気になれない」と言って 書

          「おやすみページ」で素敵だった一日を物語にしてみよう

          トライ・アンド・エラーで生きる

          長い期間、引きこもっていた。 2週間ほど前、 突然、家から飛び出し、歩き出した。 その少し前から、 ヨガとモーニング·ページを再開していた。 ピアノも弾けるようにり、 失っていた自信や、 情熱みたいなワクワクも感じるようになった。 その一ヶ月ほど前から、 note毎日投稿を始めていたので 心の言語化と発信が 行動する意欲を、引き出したのかもしれない。 noteは、 引きこもりでも、ベッドの上で 気軽に書ける、最高の心の言語化ツールだ。 久々の外の空気は美味しかった

          トライ・アンド・エラーで生きる

          傷という価値

          金継ぎの哲学が好きだ。 室町時代の茶道の世界がルーツだ。 割れてしまった陶器を漆(うるし)で接着し、 継ぎ目に金の粉をまぶして飾る 日本独自の修理法だ。 継ぎ目は「景色」と呼ばれる。 そこには、壊れる前とは違った趣きがある。 傷を尊ぶ。 素敵な哲學だ。 不完全は完璧以上の美を生み出す、 と室町の人は知っていた。 江戸の「わび」や「さび」へと繋がる思想だ。 15世紀の日本。 将軍が高価な壺を割ってしまった。 修復師は金を使って破損部分に 新しい命を与えた。 物

          傷という価値

          ピアノを教えられるのか

          セントルイスってどの州にあるか、ご存知ですか? ミズーリ州。 私も、知らなかった。 この地で暮らし始めて、2年。 家を得て、グランドピアノまで手に入れた。 夢が突然叶ってしまった。 ロサンゼルスでは、コミュニティ・カレッジで、ピアノを学ぶ機会を得たが、小さな自宅で、電子ピアノをひっそりと弾いていた。 ここ、セントルイスでも、ピアノを学び続けたい、とコミカレを訪ね、先生を探したが、見つからない。 セントルイスは静かで、物価も安く、住心地は良い。 美術館やジャズ・クラブな

          ピアノを教えられるのか