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『西遊記』 日本テレビ開局70年記念舞台

2024年1月18日(木)16:30開演
@明治座
¥15,000(S席)

<キャスト>
片岡愛之助 小池徹平 戸次重幸 加藤和樹 村井良大 藤岡真威人 田村 心 曽田陵介
小宮璃央 柳 美稀 押田 岳 桜庭大翔 山口馬木也 藤本隆宏 中山美穂 松平 健


やっと観られる~!!
11月3日に大阪で開幕したこの公演、アタシは初日から2ヶ月半経ってやっと見ることができた。たくさんのフォロイーさんが、観終わってワイワイ盛り上がってるのを薄目でやりすごしてきたのだ。まあネタバレしないように気を使ってくれたので、まったく薄目にする必要はなかったんだけど。(日テレの情報番組でほぼネタバレされたしね)

シゲさんこと戸次重幸が出なければ絶対観なかったであろう演目。だっていちまんごせんえんだよ?! アタシが普段行くような舞台だったら2,3回は観られるし、ライブだったら4,5回分の木戸銭だ。
熱心なファンは2回3回と通うんだろうけど、アタシは申し訳ないが1回だけね。

とゆーわけで観てきた。いやあ、賑やかなエンタテイメント! 面白かった。実はほぼ期待してなかったんだけど(失礼ながら)、意外と楽しめたな~。

美術はかなりシンプルだったけど、たくさんの映像をLEDを張った巨大ワゴンやホリゾントに映して華やか。マツケンの登場時は牛だったんだけど、のっぺりとした白い牛の絵に顔だけ実写映像をハメてて、超出オチ感w (顔ハメは悟空と玉竜もあったけど、あの映像は収録ではなく、舞台袖でリアタイで演ってるんだそう。生放送!)
そしてフライングもすごい。悟空や牛魔王だけでなくけっこうたくさん飛んでて見応えあり。でもシゲは飛ばなかったのがちょっぴり残念。きっと本人も残念がって・・・いやビビりだからホッとしてるかも?

西遊記と言えば堺正章っていう世代なのはアタシだけでなく、演者さんや製作陣も同じだったようで。共通言語があるってのはありがたい。
筋斗雲を呼ぶ時のジェスチャーもアレだったし。当時の子供は全員アレをやったことがあるよねw
そして猪八戒の訛りね。西田八戒の口真似&声自体を寄せてるから(西田さんそっくり!)福島訛りかと思ってたけど、パンフによると北海道弁だったらしい。気づかんかったわ。一説によると北海道と福島のハイブリッド訛り?だという話。なるほど???

こどもの時に散々観たはずだった西遊記、そういえばストーリーはまったく覚えてなかった。自分でもびっくり。マチャアキ版もアニメ『悟空の大冒険』も、内容はすっぱり忘れてる。チラシや宣伝動画を見て牛魔王は敵の大将かと思ってたら全然違ったし。ちょっと切ないお話だったのはちょっと意外。

キャストたくさんすぎて、ロートル脳みそでは名前も顔も覚えられない・・・知らない人ばっかなんだもん(汗)
まず推しであるシゲはたいへんに佳きであった。お衣装、お姿かわいらしく美人さん。コミカルでキュート、殺陣はカッコよく、歌もお上手。満足。
悟空のラブリンは言わずもがな。乱暴者というよりかっこいい兄貴分。バク転したりしてすごいアラフィフ!叫ぶと声が嗄れて聞き取り辛いのが難点かな~~
お師さんの小池徹平は初見。へえ、いい声、歌上手い。すぐお腹空いて甘えたり、全然聖人じゃなくておもろい。
沙悟浄のオネエキャラ、玉竜のコメディアン?っぷりもよし。
そしてマツケンがやっぱすごい。殺陣のうまさかっこよさ、痺れる~さすが上様!

演出の堤さんMC(!)のアフタートークも楽しい話、ほほうとなる話がいっぱいで面白かった。山田うどんネタとか、自由時間はみんなで考えるとか、沙悟浄の好きなセリフは「カッパドキア~!」とか。
シゲが「今週は休演日がない」と不満を垂れ、堤さんが土下座するという茶番ありw
健さんの殺陣を見て力の抜きどころを覚えたとおっしゃるので、次に殺陣のある役を見るのが楽しみ。
(パンフに長男くんが観劇できる年になった、その時は自由時間でネタにするってあったけど、果たして長男くんは観にきたのか、ネタにされたのか、気になる!)

実はこの日、キャストがひとりお休みだったんだけど、事前のお知らせに気づかず、見終わっても気づかなかったボケはアタシです。アンサンブルトリオのうちのひとりだそうで、終演後に友達から教えてもらって知ったという・・・。どうりで映像が合わないところがあった訳だ。
しかも翌日からもうふたり、欠席が増えたんだけど大丈夫だったのかなあ。流石に3人は欠員のままではなく、代役立てたそうだけど。その後は復活されたのかな?

公式サイト

明治座 公演サイト

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