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Amy Winehouse - Back To Black(2006)

本作はネットや本で絶賛されていたのでなんとなく知ってはいました。でも見た目で人は判断しちゃいけないとはいえジャケットに写るガラの悪そうな写真から過激なポップスにほんのりソウルとかジャズの要素を混ぜた最近の子にしてはいいみたいな評価だと思って長らくスルーしていました(馬鹿)。ただSpotifyのシャッフル機能でこのアルバムの曲が流れてきた時勘違いに気付きました。この音は本当にジャズやソウルが好きでなければ作れないサウンドです。でもしっかりこ

このアルバムのジャケットは見出しに使ったもの、Spotifyで使われているもの、黒一色に文字だけの3種類あります。

Rehab
ヒップホップのビートにジャジーなピアノとラテンっぽいパーカッションをのせた曲。エイミーの代表曲で彼女のアルコール依存性を心配したマネージャーに構成施設へ行くことを勧められたけど行かずにマネージャーをクビにしたという実話を歌にしています。たしかにいい曲ですがアルコールが原因で亡くなったことを考えると素直にマネージャーのアドバイスに従っていればと思います。

You Know I’m No Good
ファンクビートとファンキーなホーンがかっこいいジャズバラード。

Me &Mr.Jones
スペクターサウンドとジャズボーカルと70sソウルをミックスしたような曲。曲名はビリーポールのMe &Mrs.Jonesに似ていますがジョーンズにしたのはラッパーのNasの本名がジョーンズだかららしいです。

Just Frend
メロウなエレピが心地よいラヴァーズロックナンバー。この曲だけではないですが若干音がこもった感じが彼女の気だるく投げやりなボーカルとマッチしています。

Back To Black
ネオソウルみたいなミディアムナンバー。音のこもった感じとか少し棘のあるトーンのギターやヴァイオリンが聴いていて不安になります。

Love Is A Losing Game
70sソウルっぽいベースとギターがかっこいいスローナンバー。

Tears Dry On Their Own
60sのモータウン、特にマーヴィンゲイとタミーテレルのAin’t no mountain high enoughっぽい曲。

Wake Up Alone
この曲はスタックスサウンドのバラードナンバーです。演奏がかなりブッカーT&The MG’sとアイザックヘイズみたいなサウンドです。サザンソウルは好きだけどエイミーワインハウスは興味ないっていう人もこの曲だけは聴いてみてください。驚くはずです。

Some Unholy War
ビートの聴いたスローナンバー。少しディオンヌワーウィックみたいです。(特にイントロのギター)

He Can Only Hold Her
50、60年代のLAのポップスみたいな曲。ホーンやコーラスが明るくてこのアルバムだと1番解放感のある曲です。

ここからはボーナストラックです。

Addicted
シンプルだけどグルーヴィなリズムがかっこいい曲。かすかに聴こえる舞うようなフルートと間奏のギターがメロウです

Close To The Front
エレクトロなヒップホップビートに合わせてしゃべりっぽく歌うナンバー。エレピのメロウな響きが印象的です。

Hey Little Rich Girl
ラテンっぽい陽気なビートが印象的な曲。ホーンリフに合わせてついノってしまいます。

Monky Man
明るいレゲエナンバー。あまり深いことは考えずずっとリズムに合わせてノっていたくなります。

Back To Black(The Rumble Strip Remix)
オリジナルよりもトゲのないグルーヴィなリミックスバージョン。こっちの方が個人的には好きです。

You Know I’m No Good - Feat.Ghost Killah(UK Version)
ラップ入りのリミックスナンバー。個人的にはラップは余計かなと思います。