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遥か彼方から

先日、眠る前に 音楽を聴きながら 眠りにつきました。
マイリストの中から ランダムに流します。

たまたま 眠る前に流れてきたのが 米津玄師さんの『M七八』でした。

この曲の歌詞の『痛みを知る 唯ひとりであれ』が わたしの中に きゅっと溶けます。
ずっと 何が起きても 強く強く、優しく柔軟にいることが わたしの憧れです。
少しでも そうなれるよう、多少、独特な形ではあっても なりたいものの道を 選んでいます。

 導いてくれているかのように 遥か彼方から 光を照らしてくれる星を 望み、手探りだった孤独の根っこが 迷うことなく 掴み取ろうと 上へ上へと まっすぐ伸びていくようになりました。




また、この歌詞の中のもうひとつ、

いまに枯れる花が
最後に僕に語りかけた
「姿 見えなくても 遥か先で見守っている」と

この言葉も好きです。
植物と 話してみると こういう世界の景色が浮かんできます。


長年、苦しんだ重度の鬱から 抜け出す少し前から 見始めた景色を思い出します。
『いのちだろう』という記事で 書いてみました。


わたしは すべてから 抜け出して 孤独になることで 自分が 新たに生まれた感覚があります。
孤独って 人それぞれのイメージがあるのだと思いますが、個人的には 悪いものではないと思っています。
寂しいものではないです。

ひとりになることで たくさんのことを知る空間が 広がった気がします。



いったん、孤独に還りたい。
時折、そうして ひとりの場所に身を置くのです。
そうすることで、他人のこころにも 近づけることがあります。

それは、
天体や、植物や、肉眼では見えない小さな微生物たちや、見た目が気持ち悪いと毛嫌いされる虫たちや、他にもたくさん 自然たちに倣った尊い命から 感じる力が 役立っています。


米津玄師さんの『M七八』で 眠りについた先日、
ふと また気づき直せたことがありました。

頭の中で 『M七八』が
こびりついていた数日間でした。

雲の上は いつも晴れています。
(雲の上を 晴れとは言わないという意見も見ましたが、敢えて 使います。)

一度 曇り空の中 飛行機で 東京に行ったことがありました。
 雲を抜けると 気持ちいい青空で 感動的でした。
降りると また 東京も 雨だったのですが。

 飛行機に乗ることは少ないし、雨天の時に 乗ったのは初めてだったので 聞いて知っていても やはり 経験すると 全く違っていて 感動しました。



あの景色を見てから 何年も経ちましたが、
いろいろなことを考えていると、最近、その光景を思い出し、たまたま 先日、『M七八』を眠りの前に聴いたことで うっすら何かが繋がるような感覚がありました。

 
散歩に出たり、
用事で 外に出たり、
小さい頃から  今でも 玄関を開けると まず空を仰ぐ習慣があります。
曇天も好きで 見上げます。

空に へへへ、と微笑んだりして 出かけます。

少し悲しいときは 空を見上げて 「わたしは大丈夫」と伝えて 出かけます。




 生きていると いろんなことが起きます。
思いがけない悲しいことも 不意に起こります。


だけど、そういうことが結びついたおかげで 孤独の場所に還って 静かにゆっくり 感情なく いろんな景色を眺めて それぞれの様々な場所から 物事を見返すことができるようになりました。



想像して 同じ景色でも、
他人が見た景色を見ようとしてみたり
虫や鳥の気持ちで 景色を見てみたり。


 
すると、
曇天の上は いつも晴れ、という景色が 脳内に浮かんできました。


Happyは すぐ側にある。
雲が流れているだけ。


雨も好きなので 『晴れがHappy』というのは 少し 表現的に 雨に申し訳なくて、んー、と悩んでしまうのですが 

 雲に覆われた空の向こうは いつも晴れ。
悲しみに覆われた気持ちの向こうは いつもHappy。


ただ すぐ側にあるのに
そこへたどり着けない。
そんなことも あります。

 
晴れるまでの、流れていく必要な時間があります。
早く辛いから晴れてほしい、と思っても
充分に晴れるのに 必要な時間が要るのです。


早く晴れてほしい、という思いは もういつからか 随分前に 消えました。

必要な時間だと思えるようになりました。


いつだって
遥か先で
光を放って導いてくれている、わたしの星。(と思っている)



そこを目指しているから
通らないと行けない道なんです。ぜーんぶ。


きっと、Happyはもうすぐ。




取り留めのない文章になりましたが、
今 書きたいことをそのまま書いてみました。



おやすみなさい。
 今日は どんな夢に逢えるかなぁ。
たのしみです。






 

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