昨日の日記。

 自転車漕いで 病院へ。
最近 自転車漕いでても 歩いてても 外に出ると 自然たちと一体化したような感覚が抜けません。
 無意識で 前進しています。
 気持ちいいんです。

 ET映画のように 自転車浮いちゃうんじゃないかと思うほど 気持ちがいいです。

 行きは 予約時間があるので なるべく 景色を見ないようにしています。
 ついつい 気になって 立ち寄ってしまうと 時間忘れてしまうので。

 持病のほうは まずまず落ち着いているので 次回を過ぎたら 毎月行かなくてよくなるかもしれません。
 でも、先生好きだし、たのしいので 寂しい気もします。

『今日は何で来たん？』
と聞かれました。

「今日は自転車です」

『自転車？ 暑かったやろう。大変やなぁ』

「大変は大変なんですけど 帰り 時間の縛りもないので ゆーっくりいろいろ寄り道しながら 帰るのたのしみなんです」

と言うと 毎回笑われます。
 病院は、結構 坂の上だし 家からも 遠いので 自転車で来たというと びっくりされがちです。
 たまに 歩いていくのですが そうすると 
とてもとてもびっくりされます。

 
 診察も終わり、近くの薬局に薬をもらいに寄りました。

 線維筋痛症の痛みが辛くて辛くて 以前から 薬剤師さんにも話していて 何が効くかわからないので とりあえず 今 痛みを和らげる薬も出してもらっています。

 薬剤師さんが
『どうですか、痛みは。まだ痛い？』
と聞いてくださいました。

....…。
痛み？

 痛みは たぶん ずっとあるのです。
 だけど きっと わたしはその痛みに慣れてきたのと、今 落ち着いてるのか 意識すると 痛いし、たまに 娘にさすってもらったりはするのですが 意識しないことにしているので 痛みを 忘れていました。

 なので 突然 痛みを聞かれて
ぽーんと頭が飛んだのです。

「… 痛み…(思い出さない) わたし どこが痛いって言ってましたっけ？（笑）」
と聞くと 笑いながら 線維筋痛症の痛みのことだと話してくれました。

「あ。すみません。その痛みは ずっと痛いです。でも のたうちまわるほどではなくなって 今は 落ち着いてるし きっと慣れました。なので 聞いてくださったのに 一瞬 忘れていました（笑）」

と言うと更に笑っていました。

 そう言えば かなり前に なんの痛みかわからないけど とにかく肩、背中、肩甲骨など すべてが 痛くて痛くて。
痛みが あちこち 飛ぶし、あまりに辛くて 整形外科で もしかしたら 線維筋痛症かもということになったのです。

線維筋痛症は 有効な薬がなくて 
手当り次第 効くかもと言われている薬を使ったり、マッサージなどもしたのですが、あまり効きませんでした。

痛みに慣れるまでは 本当にきつかったです。

その時 看護師さんが

『なんもできんから 申し訳ないなぁ…』
と言ってくださったので

「ありがとうございます。大丈夫です。決めました。薬も何もないなら この痛み 楽しむことにします」
と 笑いながら 答えたのです。

看護師さん、とても驚いて
『そんなふうに仰る患者さん 初めてです』
と 言ってくれました。

にこーっと笑いながら
「いたたた」
と帰ったんです。

それからもう １０年は経つのかな。

時折 痛みのきつい時はありますが 慣れました。
それに 痛くて痛くて 突っ伏して 痛みに堪えている時も 面白いんですが、

あ。あの池行きたい。

と 頭に浮かぶんです。
そして 痛い痛いと言いながらも
むくっと 起き上がって
「池が呼んでいる。行ってくるね。」
と 子供に言って 自転車漕いで 池行ったりしていました。

自然と触れ合っていると 不思議と 痛みが消えます。

気持ちいい。

帰ると また痛いのです。

 自然たちの突然の呼び出しに 素直に言うこと聞いてるうちに 今に至りました。
治るものでは無いのですが、
自分で意識の方向を変えて 自分なりの楽になる術を見つけました。

 そう言えば 痛いんだよなぁ、と意識し始めると 痛くなってくるので 無視しています。
無視がきかないこともあるんですが、大丈夫。
そんな時は 小さい子供みたいに 『痛い痛い』言ってやるんだ。へへ。

帰り道は ゆっくりいろんなもの見られるから たのしい時間です。

 写真多いです。

赤とんぼが飛んでいました。
写真に収められないかなぁ、と 立ち止まって じーっと待ちました。

空が下にあるみたいで 綺麗だなぁ、と思いました。

そして、昨日の空です。

 今日も暑かったです。
 

最後まで ご覧頂いて嬉しいです。
ありがとうございました。