春瀬 蒼

’95|いつか、愛おしい日々だったと思えるように。

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  • 今日のはなし。

    今日のはなしです。日記です。

  • 家族のはなし。

    うちの家族のはなし、まとめました。ほっこりしたいときによろしければ。

  • 眠れない夜の徒然たち

    布団に入ってから、眠くなるまで。

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冬小物と母のはなし。

朝、窓を開けて空気を入れ替えた。温かいものを飲みながら半纏を着ていると、少し暑くなってきた。そんな、春の陽気の今日。 しなければいけないこともないし、誰にも会う予定無いしな。と、 ベッドの上でnoteを書いている。ベッドの脇に目をやると、昨日夜寝る直前まで履いていたルームソックスが、脱ぎ散らかしたままの形でそこにある。 母のことを想った。昨日久しぶりにLINEが来たからかも。 そこにある赤地に雪だるまと雪の結晶が散りばめられたもこもこのルームソックスも母がくれた。

    • 4年ぶりを書き換えて、雪が舞うのを見た今日のはなし。

      バスを降りた時は、ビールでほてった体には、心地の良い寒さだった。 今お茶を入れに行った暖房の風が届かないキッチンは、冷蔵庫の中みたいに冷えている。 どうりで寒いはずだ。 夕方帰ってきた時には雨だったのに、今は街灯に照らされて雪が舞っている。 ◇◇◇ 「こっちは気合い入ってるんだから!」 誰に向けたなんの宣言か。開店を待つクラフトビール屋の軒先でコウキは意気込む。 まぁ、気持ちはわかる。 わたしを含め、女子2人、男子2人。 ざっくり言うと地元の幼馴染。 こんなに会うのが難

      • あと、82日。|眠れない夜の徒然 神無月編

        月に一度は書いていたnoteは、7月を最後に途切れていた。 夏は苦手だ。 暑さだけで全てのやる気が持っていかれる。 夏バテと仕事のストレスが重なり、ごはんが食べられなくなった。 それでも必死で走り抜けた夏を終えて。 気がつけば10月。 忘年会、おせち…なんて言葉を目にするようになった。 気が早いだろうと思いつつ、ふと思う。 2023年は、あと何日ある? ◇◇◇ 最近は、周りが騒がしい。 祝い事も、揉め事も、相談も含め。 今日は、叔父さんのお見舞いに病院へ。 家に帰っ

        • 眠れない夜の徒然。文月編

          毎年、7月は恐ろしいスピードで過ぎていく。 理由はわからない。 夏は暑いから苦手だけれど、嫌いなわけではない。 早く終わってほしいと思うけど、夏が終わるのを憂いたい。 RADのセプテンバーさんが恋しい。 清少納言さん、激しく同意。 そこらへんの感覚は1000年ちょっと経っても同じなんだね。 夏の夜の空気が好き。 夕立の中、私以外乗ってないスクールバスの1番後ろの席の記憶が忘れられない。 ニノの虹をリピートしていた。 『きみたちはどう生きるか』を見た。 見に行くまでに、

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        冬小物と母のはなし。

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          ばかばかしいと言ってくれ。

          Amazonで勢いでポチった照明が、思いのほかかわいくて、毎夜ひそかに癒されている。 この世界からいなくなってはいけない理由を教えてくれ、と、そんなにストレートに聞かないでほしい。 私はその答えは、持ち合わせていない。 私と関わってきた人たちから私の記憶を1ミリ残さず全て消し去って、跡形もなくきれいに世界に溶けて消えられるそんなボタンがあったら… なんてことを、シャワーのお湯を浴びながら考える私には。 「人生は壮大な暇つぶし」 誰かの言ったセリフを、心の中で唱える。

          ばかばかしいと言ってくれ。

          眠れない夜の徒然。水無月編

          からだ中がぺたぺたする。 6連勤を駆け抜けた。 バグっていた5月末の私は、今週が6連勤であることを分かっていながら、今週唯一の休みであった日曜日(明日)もバイトを入れている。 だから、実質7連勤。 働くねぇ。わたし。 そんなこんなで、眠いのに、頭が変に冴えている。 落ち着けるために、いつもどおり、だらだら綴ろうと思う。 去年の6月どうやって生きてたかなー?と、noteを見返してみる。 2022年6月、予期していない配置換えにあう。 今頃の時期は、できない自分の不甲斐なさ

          眠れない夜の徒然。水無月編

          眠れない夜の徒然。美術館編

          この記事を開いてくれたあなたが、もし美術館に行く習慣のある人だったならば。 私はあなたに聞いてみたい。 『なんで、美術館に行くんですか?』 そして、いろいろ聞いてみたい。 美術館のなにが好き? 作品のどこを見てるの? 好みの系統の作品は? おすすめの美術館ある? 好きな作家は? ひとりでいくの?それとも誰かと? 外は雨が降っている。 今日は夕飯を食べた後、爆睡してしまって、起き抜けに紅茶を飲んでカフェインを摂取してしまった。 しばらく眠れそうにない。 だから、さっきお風

          眠れない夜の徒然。美術館編

          眠れない夜の徒然。皐月編

          眠たいのに寝たくない。 眠りに落ちれないんじゃなくて、寝たくない。 そんな夜が続いている。 たぶん睡眠時間足りてないから、日中ものすごく眠くなる。まぁ普段から基本眠い人だから変わらないっちゃ変わらないんだけどさ。 体力的には充足感があるのだろうけど、心の刺激が足りない。だから、もっと、って起きていたいんだろうな。 5月病って、なんとなく好きじゃなくて言いたくないけど、やる気スイッチが行方不明なこの状況で。今は5月なわけで。 どうにか取り繕えてるか。 いや、ばれてるな、きっと

          眠れない夜の徒然。皐月編

          春を終えて。

          春は好きで、春はきらいだ。 春真っ盛りの京都。 浴びるように桜を見た。 源義経が奥州へ旅立つ前に立ち寄ったとされる首途八幡宮。こぢんまりしていても桃が咲いていて、境内に書道教室があって、すぐ隣に公園があって桜があって、地元の人がお花見をしていて。 穏やかな空気の流れる、とても心地いい場所だった。 夏にモンゴルに旅立つ親友が無事に行って帰ってこられるように、その門出を祈願した。 「一生分の桜を見た気がする。」 彼女はそう言って舞う花びらの中で笑った。 職場の先輩2人と3

          春を終えて。

          眠れない夜の徒然。卯月編

          いわゆるトップランナーなんかのインタビューで、「時間がほしい。1日があと数時間長ければいいのに。」的な話を聞いても、いまいちピンときたことが無かった。 最近、その感覚が腑に落ちた。 忙しないからだ。 「忙しい」って言いたくないけど、私にしては珍しく忙しくしている。 でも、例えば1日が48時間になったとしても、「もっと、もっと」って思うのだろう。 限られた中で、もっと上手に大切に時間を過ごせるようになりたい。 最近、蝶々に無性に惹かれる。 蝶々はサナギになった時、殻の中で1

          眠れない夜の徒然。卯月編

          眠れない夜の徒然。弥生編

          眠れない。 昨日、20時には布団に入ってそのまま寝たからかな。 今日は午前中から動きっぱなしだったのに。 しょうがない。 突然降りかかった卒業セレモニーの準備に追われて、頭も体もフル回転だった火曜日、水曜日。 そして当日木曜日。飾り付けをやり切った感と緊張感と疲労感がごちゃまぜになって、アドレナリンが吹き出したまま帰路に着いた。 このままじゃやばいと、スイッチ切らなきゃと思って金麦を3本流し込んで早々に布団に入った。 去年はそんな感じだったけど、今年は地上を歩けている。今

          眠れない夜の徒然。弥生編

          三日月に負けないくらい笑った今日のはなし。

          暮れたばかりの空にぽっかり浮かんでいたのは三日月だった。 それに連なるように明るい星が2つ。 なんの星かはわからないけど、ストラップみたいだなって思った。 なんだか長い1日だった。 妹から誕生日プレゼント渡したいから暇な日はないかとLINEが来たのは2日前。 祝日の今日を指定した。 午前中いそいそと掃除をして、お昼を食べて、こたつでうとうとしていたらチャイムが鳴った。 「こたつ〜ねえさんの家って落ち着く〜」 そう言いながら、来て早々こたつに横になった妹。母になった今で

          三日月に負けないくらい笑った今日のはなし。

          絶望していた午前と、忘れられない夜を歌った今日のはなし。

          ※のろけ注意※ 今日は盛れていた。(当社比) 彼氏を含む幼馴染4人で飲むはずだった。 3年ぶりに。 でもそれは叶わなかった。 妻の体調不良でひとり欠席。 1番仲の良い幼馴染の子は、体調不良が続いていると聞いていた。 今日のお昼ごろ、'空いてる時間に電話してもいい?'とLINEが来て、短い電話をした。 ちょうどクイックルワイパーで床を拭いていた。 お子ができたとの報告。 「おめでとう」と言った私の声は震えていなかっただろうか。声に'おめでとう'の色はちゃんと乗っていた

          絶望していた午前と、忘れられない夜を歌った今日のはなし。

          母とお菓子のはなし。

          そんなLINEが入ったのは、誕生日の6日前。 母からだ。 今月は予定が立て込んでいて、1ヶ月に1回は帰っている実家に帰れそうにない。 そしておととい荷物を発送したから月曜日の夕方、受け取るようにと連絡が来た。 今日、夕飯の豚汁の味噌を溶いていたところでインターホンが鳴った。 受け取った荷物を開けると、抹茶セット一式の隙間を埋めるようにお菓子が入っている。 じゃがりこ、堅揚げポテトブラックペッパー味、コロロぶどう味、こんにゃくゼリーぶどう味、アルフォート、フラン、紅茶オレ

          母とお菓子のはなし。

          眠れない夜の徒然。如月編

          梅の花がもう咲いている。 こんなに早く咲くっけ、って思ったけど去年いつ咲いたかなんて覚えてないから、案外いつもこの時期なのかもしれない。 去年も咲いていたことは覚えている。 誕生日には雪をお願いしたけど、今年は難しかったみたい。来年に期待。 プレゼントに金色のお花の小皿をもらった。 「〇〇さんて元気なお花のイメージ」 ちょっとおなかがむずむずしたけど、そのあとに、じわっと嬉しくなる。 先輩には、私はこう映っているのか。 うん、やっぱり嬉しい。 誕生日は大切な人たちに「い

          眠れない夜の徒然。如月編

          立春を迎えた今日のはなし。

          今年もまた、大好きな梅の季節がやってくる。 去年は軽い気持ちで恵方巻きを食べ損ねた。 あとになって思いのほか後悔した。 季節の行事をしなかったことで、節目に節をつけ忘れたかのようにモヤモヤが残った。 だから、今年はちゃんと節を刻むことにした。 2月2日(木) 2度目の年越しのつもりで、大掃除。 大掃除を終えた部屋は、風の通り道が通った気がした。 2月3日(金) 節分 恵方巻き作り⇩ 調べたら7つの具材を入れるとのこと。 アボカド、カニカマ、たくあん、レタス、炒り卵

          立春を迎えた今日のはなし。