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水井軒間のアバターの歴史 ーVTuber運営、VRChat、そしてこれから


水井軒間です。
VTuber、バーチャルという文化が始まってそろそろ3年が経とうとしていますね。
私はほぼ黎明期からこの界隈を追いかけ、見て、
そして「バーチャルとは何か」について、たくさん考えてきたという自負があります。

一時期は見ていた”夢”が壊れ、幻滅し、こういうnoteを書いたり、

そこからまた新しい”夢”を見るようになったり、

まぁとにかくいろいろとありましたが、
私が現在辿り着いたのは「アバター」についての思想です。

VTuberのファンアートを描くことから始まり、
そこから「身の回りの友人のVRChatアバターやTwitterアイコンのキャラ」のファンアート、を描くようになり、
公式のアー写として友人に”アバターを提供”もしています。


そんな人間が、自分がアバターを持つことを考えないわけがないんですが、
これがバーチャル界隈の流れと共にもう恐ろしい変遷を辿っているので、
まとめてみます。

ざっくり言うと、自分が動かすアバターとしてのキャラクターを、
3年間で通算4人生み出しています。



・「創戸うつ」ーとりあえずVTuberになりたくて失敗

VTuber黎明期、特に個人勢の間であったひとつの風潮、それは
「VTuberは誰でも、何にでもなれる」という思想の流行でした。

簡単に言ってしまえば、VTuber個人勢を見ていたら自分だってVTuberになってみたくなるってわけです。
そんなわけで生まれた「創戸うつ」は2018年5月デビュー。

このTwitterアカウントを見ることで活動の軌跡を見ることができます。

結論から言ってしまうと創戸うつは3ヶ月でVTuberを引退しました。
理由はいろいろあって、私の当時の学業が忙しすぎてコンテンツが提供できなかったこと、機材など環境が整っていなかったこと、そして何より私が「キャラクターロール」ができなかったこと。

しかし当時、「VTuberの引退はリスナーにとっては”死”に値する」
という意見がかなり広まっていまして、
彼を死なせたくない、という思いから、
「創戸うつは水井軒間の創作キャラクターとして生き続ける」
という主張をこの時しました。

実は私がnoteを始めたきっかけでもあります。

そんなわけで一応「創戸うつ」が、私が初めて、
自分の人格と結びつけて創作したキャラクター、
つまり初めて作った「バーチャルアバター」になります。



・「水井しろめ」ー看板娘、VRCアバター、そしてVTuberへ

創戸うつが引退し、私はただのVTuber視聴者へと戻ったちょうどその頃。
2018年10月、「カスタムキャスト」がリリースされます。

めちゃくちゃ簡単に言うとキャラメイクアプリです。
それまでにもキャラメイクアプリはいつくか出ていましたが、カスタムキャストは個人的に絵柄が好みで、カスタマイズ性も非常に肌に合っていたので、結構のめり込んで遊んでいました。

そうこの画像の左下、この子が特に気に入ってできたので、
確か最初はTwitterのサブ垢のアイコンかなんかにしていたと思います。

それだけじゃもったいないなと思い、ある時から、
この子を水井軒間の創作の「看板娘」にしようと思い立ち、
絵に描くようになりました。

Twitterのアイコンもこの子になり、実質、水井軒間のアバターのような扱いになっていきました。

2019年春、コロナ第一波の中私はVRChatに借り物のPCでインし始めます。
(今は返却してしまったのでVRCには行けません。行きたい)
その時に使っていたオリジナルアバターもこの子でした。

モデル制作はVRoidにて。

楽しすぎてブラッシュアップしまくり、どんどんかわいくなっていきました。
ちなみにこの時のキャラクターの名前というか通称として
「かためしろめちゃん」と呼んでいました。
この時期の日記がnoteにめちゃくちゃ残っているので、もしご興味あれば遡って読んでみてください。


時が経ち2020年9月、使わなくなっていたTwitterアカウントに音声ツイート機能がついていたことから、
「水井しろめ」というアカウントが誕生します。

もともと私は歌の活動に興味があって、とあるきっかけからこの子を使って活動を始めようと踏み切り、今に至ります。
詳しくはこちらの記事へ。


というわけで「水井しろめ」は今となっては”私のアバター”ではないのですが、私のアバター経緯を語るにあたって外せない存在です。



・「水井和泉」ーVRChatでイケメンになりたい

さてVRChatの話をしましたが、VRCにはオリジナルアバターをいくらでもアップロードすることができ、
アバターの身長やキャラ造形を操作することで、VRC内での生活そのものを操作することができます。

もっと簡単にいうと、なりたいものになれるし、そのなりたいものがいくつあってもいい。
そんなわけで私の「高身長イケメンになりたい」という夢も簡単に叶えられるわけです。

ということで作ったのが通称「水井くん」というモデルでした。

しかし私はVRCに入れなくなり、今後入れる見込みも立たなそうなので、
彼の出番もなくなってしまいました。
せっかくかなりいい感じにできたのにそれはもったいない。

というわけで、彼も創戸うつと同じく「水井軒間の創作キャラクター」として、創作に登場させることにしました。いわば「専属モデル」です。
改めて「水井和泉」という名前もちゃんとつけました。

以後お見知り置きを。



・「水井軒間」ー”作家”としてアバターを持つ

話が戻りまして、
もともと自分のアバターとして扱っていたキャラクターが「水井しろめ」として別の存在になってしまったので、水井軒間のアバターがない。
じゃあ新しく作っちゃえ、ということで作りました。

自分が扱うキャラクターデザインとして実に4人目。もう増やしません。


バーチャル界隈で自分のアバターとしていろいろ経緯を持っている人はいるだろうけど、
VTuber運営も合わせてここまでの人数キャラクターを抱えている人はそういないんじゃないだろうか。
周りからするとめちゃくちゃわかりづらいことになっている気はして申し訳ない気持ちもありますが、
バーチャルという大きなくくりの中でいろんなものに触れて、いろんなことを試して、いろんなことを考えた結果だと自負しています。


バーチャルという界隈に、ひとりの作家が飛び込んだ結果の軌跡として、
楽しんでいただければよいなと思いまとめました。
いかがでしたでしょうか。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

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