見出し画像

旅立つ前の静けさ

2023年が始まり、3月頃までは良くも悪くも密度が濃く今は記憶が無いぐらいの勢いでしたが、その反動で疲れが出たのか5〜6月は実際問題何も出来ず、仕事もプライベートも停滞した日々でした。

昨年は3ヶ月以上日本に腰を落ち着けられた時期がなく、もしかしたらその期間無意識に蓄積していた疲れが今年一気に出ているのかもしれません。

そんな自分が今年初めての海外渡航を1週間後に控えていますが、相変わらず何も実感が湧かない状態で渡航準備の手続きなどが進んでいます。

以前パキスタンに初めて行った際の準備期間は、その数ヶ月前に行先近くでテロが起こっていたこともあり、「万が一命の危険も考えられるなら、遺書って書いといた方がいいのかな...いや、そんなものは必要にならないように無事に帰ろう」とか考えたこともありましたが、今は良いのか悪いのかそういった極度の不安も無くなり、心の波が小さくなりました。

前置きが長いですが、今いる場所とは違う場所に旅立つ前の数日間は足がふわふわするような、その期間特有の浮遊感があるといつも感じています。

まだこちらの世界にいるけれど、数日後には確実に別の世界に自分はいるんだなというちょっとワクワクする感覚のような。あまりうまく言語化できていませんが。

きっとこれから行く先でも知らない人や文化と出会って、知らない自分にも出会うのだと思います。常に楽しむというのもなかなか難しいですが、渡航準備の今の期間も含めて、記憶に刻んでおきたいです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?