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【感想】ACIDMAN 2018年7月13日(金)日本武道館

※こちらは個人の感想のページです。レビュー版はこちら→

ACIDMAN、ラムダツアーのファイナル。感無量でした。
今回のツアーは、バラードが比較的多かったというか、夏フェスの鉄板曲がほぼなしで、どっぷりラムダの世界に浸かったなというのが一番の感想。

スタンド1階のステージ寄りの席で、メンバーを真横から見るような角度だったので、レーザー系の照明が彼らの音に乗って放たれている感じに胸が熱くなったし、アンプからのギター・ベースの音が聴こえてるのではと思うくらい、直接的な楽器音が聴こえてきたし、ドラムの振動とかマイクで拾えない音とかも聴こえてきて、耳が幸せ…。毎回この席がいい。(無茶な)

マンネリ感のあった「赤橙」も(ひどい)、ギターの音がよく聴こえて「えっ、こういう音だったの?こういう旋律だったの?」と興奮し、当日発表されたファン投票ツアー「アンソロジーツアー2」で楽曲投票しそうになるくらいかっこよかったです。サビずっとギターがジャジャジャジャ鳴ってるなんて知らなかったファン失格です。あと音がたまらん。

ステージ上のラムダ型オブジェが見えたので、これが照明みたいに光るのかなと思っていたところ、映像もうつしだされていてオシャレでした。「SAI」の映像とかPVとはまた違う見え方だったし、「水の夜に」では海底から空を見上げているような映像で、そこに青い照明と曲が相まって美しかった。闇から見る光が美しく見える、みたいな気持ちに。

私は「Stay on land」が大好きで、アンソロジーツアーで投票したら3位になっているわ、ツアーの1曲目に演奏されるわで大感激したのですが、まさかのラムダツアーでも披露されるとは。ツアー初日に聴いたときは、DVDでリリースされるとガッツポーズしたものです。
文明が発達していっても、僕らは大地の上に立ち続けている、という曲。
悲しいことがあっても、重力をもって、生きている。という実感を、この曲を聴くたびに得られるから好きです。

最後の歌詞が
「気が付けば太陽に沿って 音が溢れて今
 振り向けば芽生う地で 音が溢れて今
 生まれ行く今日を讃え 音が溢れて今
 手を伸ばすそう今と在るように」
ですよ。美しくて涙が出ます。大好きです。

「彩 -SAI- 」の前後編が聴けたのも嬉しかったです。ただ、久しぶりに後編を聴いたので、曲の最後に前編の旋律が戻ってくるところで鳥肌を立てていました。CDもそうなっててファン失格です(土下座)。

ラムダの世界観を色濃く表しているのは「Λ-CDM」と「光に成るまで」と思っているのですが、「Λ-CDM」の悲しみに暮れた暗い世界から、光を見つけて手を伸ばしていくような、やっと見つけた希望を逃したくない切実な想いのようで、胸が締め付けられるようだった。
「光に成るまで」に至ってはもう言葉が思い浮かばないというか、生命とか、生きるとは、死ぬとは、人生とは、様々なことが浮かんで、曲が終わってしばらく放心状態でした。最後、いっちゃんがドラムスティックを放ってしまったから、という理由付けも必要ないくらい、3人も全身全霊だったのが見ていてわかった。

このまま本編が終わっても文句は言えなかったというか、3人が力尽きて倒れてしまうのではと思ったし、このまま次の曲へいって大丈夫なのかと心配したほどだった。

でも、ここでさらにダメ押しのように畳みかけてくるのがACIDMANなのである。「愛を両手に」で白いスモークが立ちこみ、天国っぽい感じに。その中でサトマといっちゃんが退場し、一人でギターをかきむしる姿に、今頃オオキさんは、亡き祖母のことを想っているんだろうと思った。

ただ、スモークの量が多すぎて、アリーナの前方の人たちも真っ白けに。
酸素大丈夫だったのでしょうか・・。

アンコールはやらない予定だったというMCで始まった「ある証明」、いきなり特攻で銀テープがバーンと飛んで行ったとき、心臓も飛び出るかと思いました。やらない予定じゃなかったんかーい!笑

でもきっとツアースタッフが、「アンコールやってもやらなくてもいいけど、やったときのために特攻準備しておくね」って言ってたに違いない、と思うことにしている。

フロアの盛り上がりにつられたのか、曲が終わるところで両側のスタッフに腕を指さして「まだ時間ある?」と確認。スタッフの反応が鈍かったからか、強行突破して「your song」へ。みんながひとつになって盛り上がる空間がとても至福だと感じた。

なお、この模様は8月24日(金)22時からWOWOWで放送されるそうです。
楽しみ。

Φ ~introduction~
白い文明
ミレニアム
新世界
FREE STAR
plana
Stay on land
イコール
赤橙
ユートピア
水の夜に
彩 -SAI‐ (前編)
彩 -SAI- (後編)
Λ-CDM(Inst)
世界が終わる夜
最後の星
MEMORIES
空白の鳥
光に成るまで
愛を両手に

ある証明
Your song

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