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別の立場を経験すると視野が広がる話

こんにちは,HARuです。今日は「別に視点から物事を見ることが自分の視野を広げるよ」という話。

ちなみに,今日は朝から体調不良で
謎の腹痛&頭痛に襲われ一日休んでいました。
G W最終日だというのに💦
そういうこともたまにはあります。
仕方ないですね😅
というわけで,更新が遅くなってしまいすみません。
この3日間。朝に更新が出来なくなっている…
明日からまた気持ちを切り替えて朝,更新続けていきます。
よろしくお願いします。

前置きはこれくらいにしていよいよ本題に。

では,いってみましょう!

別の視点に立つ

学校の話です。
学校の規模にもよるのでしょうが,採用されたばかりの初任者が担任を持つことも少なくありません。
大学を出たばかり,講師経験を数年積んだ方がいきなり担任をする。
これは大変な苦労を伴います。
いきなり30数人,下手をすれば40人近い子どもたちとの共同生活。
学校の理不尽なルールを子どもたちに伝え,学級が落ち着かなければ
担任の責任だと言われる。
本当にこのシステムは変えるべきだと思っています。

さて,中学校では学年にサポートの教員がつくことがあります。
例えば
学年主任,担任,担任以外(副担任)のような形です。
先ほどの話のように,学校現場では担任をすぐに持たされることが多くあります。
教員不足の現状では仕方ないのかもしれませんが,一度担任になると基本的にはある程度の年齢になるまで,担任業務を行うことになります。
ある程度の年齢になれば,学年主任や〇〇主任として担任を外れることが多いのです。
ちなみに,主任以外の担任外(副担任)は主に講師の先生方がなることが多いように感じます。
これは各自治体等によって違うのかもしれませんが,正式採用された教員は担任を持ち,講師の間は担任外を担当する。
私の知っている範囲ではこのような人の運用がなされています。
実際,私も正式採用される前に講師を3年ほど経験させていただきましたが,全て担任外でした。

担任外(副担任)の仕事

さて,担任以外の先生の仕事は一体どんなものがあるかご存知ですか?
担任の先生はさまざまな場面でクローズアップされることが多いので,ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが,担任外(副担任)の仕事はどうでしょう。
簡単に言えば

担任業務の補佐


が主な仕事になります。
この担任業務の補佐がなかなかに難しいのです。
なぜなら,自分は担任を経験したことがない方がほとんどなので
担任がどうして欲しいのか
何を求めているのか
先を想像して行動することが難しいからです。

さらに言えば,教員は意外と人に物を頼むのが苦手な人が多くいます。
真面目なので,まずは自分で仕事をこなそうと思うのでしょう。
ただ,それが結局,後輩の育成にはつながらないのです。
わかっている人がわかっているなりに仕事を進めてしまうので,
結局のところ,後輩たちは仕事の内容ややり方がわからないままです。

子どもたちに対しては比較的簡単に仕事を頼むことができるのに,
大人に対して頼むことが苦手なのは
組織の作りにもよるのかもしれません。

学校現場の組織は鍋ぶた型と言われます。
つまり,管理職以外は横並びであると言われるのです。
一般的な企業であればピラミッド型の組織ですが,教員にはそれがありません。
それこそが,別の教員へ仕事を頼みにくい仕組みを作っているのではないかと
感じます。
確かに担任同士で序列はありませんし,担任だからエライこともありません。
ただ,それでも人に仕事を頼むことは必要だと思うのです。
上からの命令ではなく,同僚に依頼する,そして自分の仕事を分散する。
それがお互いにできるのようになれば,それぞれが得意分野で力を発揮し,
仕事がより効率良く回るようになるのではないでしょうか。

担任を経験後に担任外(副担任)をやる

私が最近考えている勤務形態は,
担任を経験してから担任外になるパターンです。
あえて担任を数年経験した教師に
担任外の仕事をお願いしてはどうかということです。
ただ,気をつけなくてはいけないのは
人によっては自分が担任から外された
とプライドを傷つけてしまうかもしれません。
ですので,もちろん希望があればなのですが,
担任を経験してからの担任外は
おそらく一人で担任を経験したことのない担任外の方の数人分の仕事を
こなすことができる
と思っています。
私も現在の力量で担任外になれるのならば,担任経験のない先生の
数人分は働ける自負があります。
これはどんな教員でもできることだと思っています。
なぜなら,自分が担任であれば
次にこんな仕事がある
こんなことをやっておいてもらえたらありがたい
ということが実感として分かるからです。
例えば
学級に配布する時間割の印刷
学級の組織図の拡大印刷
歯科検診等の入力,確認
など
担任がやらなければいけないけれど
細々していて負担が大きいという仕事が学校現場には多くあるのです。
そんな仕事を担任外の方がしてくださっていたら,
担任はますます学級に力を注ぐことができます。
そうすれば,自然といじめなど子どもたちの細やかな変化にも気付きやすくなるのではないかと思うのです。

現状の問題点

ただ,やはりこのシステムにおける現在の最大の問題点は,教員数不足です。
つまり,いきなり初任者に担任を経験させてから担任外に戻すのか?!
ということです。
話が最初に戻ってしまうのですが,このシステムはいただけません。
本来初任者は,担任外として担任の仕事を観察し
担任として自分の学級を経営する
徐々に出来るようになってきたら学年主任として
学年を運営するという手順のはずです。
担任をしてから担任外に戻すというのは
初任者をいきなり担任にするということに他なりません。
それは現状の学校教育において避けなければいけないと思います。

理想は,
初任者は経験者の担任の副担任として学級に張り付き。
担任としての仕事や子どもたちの様子を見て学びながら
2〜3年後に担任として実際の業務にあたる

これがベストだと思います。
しかし,教員数不足の現状では,それが難しいのです。
であれば,逆に私たちのような中堅が担任からあえて外れ
初任者をサポートする体制を整えてもいいのかもしれません。
なかなか結論の出ない問題ではありますが,
現状の教員不足を解消していかなければ,あと2〜3年で
学校教育自体が崩壊してしまうのではないかと
危惧しております。

この現状を多くの方に知っていただき,学校の内部からも
外部からも変化をさせていく必要があると強く思っています。


ここまでお読みいただきありがとうございました。
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いつもお読みいただいている皆様,ほんっとうにありがとうございます。
それではまた😊

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