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踊る直太朗が可愛すぎて、直太朗バンドがかっこよすぎた、森山直太朗コンサート

呼び捨てごめんなさい。
でも、直太朗って呼びたくなるぐらい、コンサートが最高過ぎたんです。
本当に良かった。あれからずっと、直太朗の曲ばっかり聞いてしまう。

森山直太朗 20th アニバーサリーツアー「素晴らしい世界」

まず1曲目は、ギター1本の弾き語りで「しまった生まれきちまった」。
初めて聞いた曲だったのに、歌い出したその瞬間、泣けてきたんです。
開始3分で、「あー、来て良かった」と思いましたね。

コンサートの前半部分は、弾き語りと、ブルーグラスと呼ばれるアコースティック楽器のみで編成されたバンド演奏。
後半部分はフルバンドでダイナミックに。

私、森山直太朗についてあんまり詳しくない状態でコンサートに行ったんだけど、あの時チケットを申し込んだ自分を褒めようと思います。
こんなに最高なアーティストのことを知ることができて、本当に良かった。


直太朗って、踊るんです!
たぶん「愛してるって言ってみな」からだったと思うんですけど、突然、ちょっと昭和のアイドル風に踊り出したんです!
振付バッチリで、めちゃくちゃキマッてる。
最初は「え?」って呆気にとられてたんだけど、見てるうちにどんどんかっこよく見えてきちゃって。
私の中で一番盛り上がったのが「よく虫が死んでいる」って曲。

よく虫が死んでいる よく虫が死んでいる
私の部屋ではよく虫が死んでいる ヘイ!

「いや、どんな歌詞だよ」と思うんだけど、これがめちゃくちゃかっこよくて面白い!
ちょっと、渡辺真知子さんの「かもめが飛んだ日」を思い出させるフレーズで、メロディと直太朗の声とダンスとバンド演奏の、全てが最高で本当に楽しかった!


そして、バンドの皆さんまでも、演奏しながら踊るし演技するしで!
もう、アーティストのバックバンドって立ち位置じゃないんですね。
直太朗と一緒になって舞台をつくりあげる、まさに直太朗バンドでした。

勝手に、直太朗といえばギター一本の弾き語りだとか思ってたけど、このバンド演奏が大好きになりました!


そして、何より私が聞きたかった曲「生きてることが辛いなら」。
はい。しっかりと泣かせていただきました。
眠れなかったあの日にずっと聞き続けた曲。
これは、決して「いっそ死ねばいい」なんてことを言っているんじゃなくて、未来への希望を歌っているんだと、あの場で聞いて改めて感じました。
この日に歌ってくれて、ありがとう。


フィナーレには「どこもかしこも駐車場」。
ファンの方は「きたー!」って感じなんでしょうが、私はこれまた「どんな曲やねん」と思いながら聞いていたら、なぜだか良いんですよ。

どこもかしこも駐車場だね
どこもかしこも駐車場だよ
どこもかしこも駐車場だわ
どこもかしこも駐車場だぜ
どこもかしこも駐車場
こんなになくてもいいのにさ

これ、サビです。
直太朗の歌声とギターとハーモニカ、そしてバンド演奏が、感動を誘うんです。
「歌って歌詞の問題じゃないんだ」と思いました。


てか、直太朗って、ずっと歌ってるんです。
もちろん途中でMCもするけど、ほとんどずっと歌ってるし演奏してる。
しかも全然水飲んでない。
見てる側が心配になるぐらい、凄すぎる。

全部で28曲歌ったみたいなんだけど、最後の最後、絶対に疲れているアンコールで、まさかのアカペラで「さくら」。
凄すぎないですか?
「全てはここから始まった」って言って、マイクを後ろにして歌う直太朗。
この人は本当に音楽が好きで、ずっと歌ってきて、今は最高の仲間と一緒に音楽を奏でられているんだなって。


この日私が行ったコンサートは、20周年のアニバーサルツアーの追加公演で、それまで行われてきていた前編・中編・後編の総まとめだったようなんですね。
前編が弾き語り、中編がブルーグラスバンド、後編がフルバンドだったようで、私は、初めて行った森山直太朗コンサートで、究極の良いとこどりをさせてもらいました。

とにかく、楽しすぎました。
最高の時間をありがとう。

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