著者：加藤シゲアキ
完読：2021年3月15日(月)

概要：オルタネートという高校生限定のマッチングアプリ軸に物語は進んで行った。本の舞台は円明学園高校。その高校に関する3人の若者にスポットライトが当られ、部活、恋愛、家族など若者特有の悩みや出来事が起こる。若者の成長と葛藤を描く青春小説。

感想：読み進めていくうちに本の世界にのめり込んでいた。いるるちゃんが料理コンテストが始まってからエンディングまでは本当に一瞬だった。自分の高校時代の部活や恋愛を思い出して、読んでいる最中の心は高校生そのものだったと思う。（笑）

この話を読んで一番感じたのは、
今歩いてすれ違っている人など、全ての人に物語があるということ。
その人にしかわからない考え、価値観、複雑な気持ちがあること。

自分以外の誰かの気持ちを全てわかることはできないけれど、
限りある出会いの中で出会えた人たちには
自分と出会えてちょっとでも良かったって思ってもらえる生き方がしたいなぁと思った。

2021年の本屋大賞《オルタネート》是非！