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歳を重ねるご褒美

長女が子ども大学で講義を受けている間
先日どこかへ行く時読もうと鞄に入れておいたままの本があったのでとりあえず廊下のソファで読み出し
止まらず読み終えた

実家で未だ増え続ける乱読母の多種多様な本の中で
母が30年くらい前に読んだであろう女流作家の本は
自分自身歳を重ねるごとに面白さを増している

当時それらを手に取った母の年齢になりつつあるのだから
自然といえば自然なことかもしれない

男性が書いた物も
若い時分の無知さで読むゆえの新鮮さや
多少世の中の事を知ってから読む理解共感の面白さなど色々あるが

女流作家のそれとは根本的に異なる

宇野千代さんの本も数年前よりぐっと面白く読める様になった

これもまた歳を重ねるご褒美のひとつか

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