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コミュニティと経営がシンクロするとさらに加速する〜CMC_Meetup Vol.13〜

今回も参加してきました、CMC_Meetup!

「企業のトップ、経営層はコミュニティをどう見るか?」というタイトル。

経営がコミュニティをどう見ているのか、コミュニティにコミットしている、もしくはコミットし始めた時の印象や思考はなんだったのか?
そして、自分自身が経営サイドへの合意形成を取るときにどういった形での話をすると良いかを知りたくて行ってきました。

今回は、ヌーラボ CEOの橋下さん、freee COOの尾形さんがご登壇されてそれぞれの観点でお話をされていました。以下、お二人の経歴とタイプ、Q&Aの内容です。

ヌーラボ CEO 橋本 正徳 
経歴:劇団→プログラマー→創業社長 『ひらめきタイプ』
JBUGというコミュニティを組織していて、関心軸は「プロジェクト管理」をテーマに行っていて、年に1回「Backlog World」を開催。 
Backlog Worldの1回目はヌーラボ主催→2回目はユーザー主催でヌーラボが協賛という形で実施しています。

freee COO 尾形 将行
経歴:東大→霞ヶ関→コンサル→ベンチャー経営メンバー 『ザ・エリートタイプ』

freeeの士業の方向けコミュニティを実施。会計士や税理士さんの方々が300名超で参加。関心軸は株分けしていて、freee製品の事もあれば、会計についてなどのテーマもあり、オフラインイベントの”マジ価値”meet upを開催しています。 

どちらも2年以内のコミュニティでしたが、参加人数の伸び率が高く、株分けをしていたり、どんどん自走化や進化を遂げていました。

ヌーラボの橋本さんとfreeeの尾形さん、それぞれコミュニティに対しての理解は非常に高いものだと感じました。そして、そこには熱量の高いコミュニティマネージャーがいること、そしてとりあえずやってみよう!という文化があることで、大きく発展しているのだと思います。

さらに、1stピンを見つけることに対しての割と泥臭い方法、例えば、エゴサーチやオフラインイベントでの肩たたきや、評価軸の話は非常に興味深かったです。

例えば、ヌーラボさんは自走しているコミュニティがどれくらいいるか(増加しているか)という1点で話をしていて、freee尾形さんは下記3点でした。
①自走型コミュニティを作る→どれだけ、コミュニティリーダーがアサインできていて、どれだけ多くの拠点を作れたか。
②新規のコミュニティメンバーが増えたか、大きさはどれくらいになるか、
③オンボーディングまで見れているかどうか(現場ではそのような形になっている)

このように評価軸は各社によって違いはあるものの、コミュニティ自体が自走できているのかどうかという点においては共通しているということがわかりました。

確かに、コミュニティのところに社員がフルコミットし続けるということも果たしてどうなのか?ということは経営的には考えたいところですね。

自分自身がやるところのコミュニティにおいてもその軸はなくしてはいけないところだと感じた次第です。

そして最後に展望を伺っていましたが、ヌーラボ橋本さんは、コミュニティは日本だけではなく、海外とも連携するべきで、意識の高い方々が国境を越えて集まるというようなムーブメントを作りたいという熱い思いがあり、
(※JBUGとしているのは、今後の海外展開も狙っているから!)
freee尾形さんは、まずはコミュニティそれぞれは回っていきつつ、そのコミュニティからどんどんコミュニティオブコミュニティを作れるかどうかというところに意識を向けていらっしゃいました。

確かに、ファンたちの集まりにおいて国籍・人種なんら関係なく、ボーダーレスにできるかどうか、そしてそこの各コミュニティの中からどれだけの貢献が社会にできているのかという点においてのコミュニティオブコミュニティというのはありですね!もはや、既存の考え方をぶち壊して、新しいものを作り上げていく、そんな熱量を感じたセッションでした!

ここからは会場内でのQ&Aになったので一部、殴り書きで紹介です。
・カスタマーサクセスとの関係性とは?
カスタマーサクセスを通じて、コミュニティへの登壇者とかサポーターが出来てくる
→ユーザーからユーザーへ紹介される、そんな形を作っていく
・ファーストピンを見つけるためには?
ファーストピンを探すのはエゴサーチをして、声をたくさん出している人を直接ダイレクトメッセージでコンタクト。
・悪いことを言われてしまうことの恐怖をどう取り除くか?
フィードバックとディスりをちゃんと理解する。
→ポジティブな話をしていく人から対応していく
→ネガティブからスタートすると結構、ダークサイドに落ちていく
ラベルのつけ方を実践できるかどうか。

ここからはLTの皆さんの登場です。
LT:株式会社シューズセレクション 坂口 淳一さん


コミュニティマーケティングをやらない理由
・適切な人材がいない
 つまり、コミュニティマネージャーの必要要素を全部持っている人がいない
・フェーズ的に今じゃない
・コミュニティが広がるイメージが湧かない(売上のびるイメージが湧かない)


LT:KDDI大橋さん

経営層に話をするために、中長期計画の中に組み込む
→ポジティブ情報を展開
→登壇者もポジティブに紹介
→会社としてもこういった副次的な活動に理解を示されてきた


LT3人目:ウイングアーク1st三谷さん

ユーザー会を終わらせて、コミュニティを立ち上げる。
・自走しよう!といっても、いきなりいっても「は?」
まずは、自分が自走できるようになること、そして、仲間が増えて並走できるようになること
・発信しよう!といっても、しない「・・・・」
まずは、自分で発信する、それのメリットをちゃんと伝える
・コミュニティの価値基準は会社それぞれだからこそ、形から入るとミスる

https://www.slideshare.net/shokomitani1/cmclt-20190805



LT4人目:IKEUCHI ORGANIC  牟田口さん

OEMから自社ブランドへ!今治タオル100社の中から選ばれるタオルへ。
BtoCのところを広がってきている「イケウチな人たち。」というオウンドメディアを立ち上げ、中長期的視点での提案、広報活動や広告費の転換をして説得していく
そして、お客様から具体的にタオルへの愛を語っていただくような設計でコンテンツを投下。
そうすると、反響が多数!meet upの開催も出来てきている。採用にも影響がある!

https://www.slideshare.net/takesh.../ikeuchiorganic-0805-cmc


LT5人目:矢野会計事務所 矢野さん
freeeの1stピン 東京リーダー
苦節1年。企業トップの方々の影響も大きい。コミュニティの盛り上がりが社内に伝えてそこからトップへ向かっていく。

https://yuki-yano.net/.../06/majikachi-selffeedback-cmc13/


とまあ、盛りだくさんでお届けされていました。

そして、cmc_meetupのVol.14はコミュニティでGo Globalというテーマで実施する予定とのことです。ぜひ、海外展開も含めて検討されている方はご参加ください!うちのグローバルチームにも早速、オススメしておこう!!




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