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ネガティブモンスターと自分の誤魔化し方

SNSを整理したら、次やりたくなるのは部屋の片付け。
色々あって散らかっているものをこの勢いで片付けてやろうじゃないか。

心の乱れは部屋にでる

余裕がないと、部屋は荒れる。
かばん、服、台本、洗濯した下着、メモ、てぬぐい、書類…。
様々なものが床と机に散乱。
後で片付けるからと、その場に置いたら最後。
しばらくはそのまま。

ライフハックツールとしてカゴを設置し、とりあえず服類はそこに入れるようにしている。
しかし、収納場所に困った夏の帽子や分厚いセーターがカゴの中を常に陣取っており、それを見ると萎えてしまう。
行き場を無くした服達の居場所としては大正解だが、あくまでそのカゴは一時的な居場所でずっと居座るのはちょっと違う。
そう思いながらも余裕がない時はカゴにどんどん積み上げていく。
しかしあるラインを過ぎると、陣取っている服達が無性に嫌になり、カゴの側に置くようになる。
なぜだ。なぜなんだ私。
気分が滅入るし、スッキリしない。
マイナス思考に引きずり込むネガティブモンスターが現れて、どんどんしんどくなる。
ほんのちょっとのことなのに出来ない。
うまくいかない、しんどい。

隠して誤魔化す

とりあえず片付けなくてはと、散らかったものを整理。
SNSも整理してどことなくスッキリしたような気がする。
が、なんか部屋が暗いのと整理しているのに雑然としている。

シンプルだけどオリエンタルな雰囲気の部屋に憧れて、インドのイタワ織の布をカーテンにしていた。
多分これが良くない。
チョイスした色が、サンドベージュとカーキーの大地を感じさせる2色。
最初はいいやん!と嬉々としていたが、重めの布感と色合いがなんとなくほこりっぽさを演出していた。

そこで今いろいろな意味で話題のSHEINで、白いシアーカーテンを購入した。
口コミが良く安かったので、ダメでもいいかと空輸。
SHEIN特有のグレーのしわくちゃの袋で到着、開けてみるとこれが結構いい。
早速埃っぽい布を取っ払い設置してみたら、清潔感のある白とやわからい生地感で一気に部屋が明るくなった。
591円×4枚で明るさを手に入れたなんて、安いもんだ。

次に目に付いたのは、整理されているのに雑然とした棚。
見せる収納と思いラック設置したが、置かれた物がなんか良さげな置物や洋書ならいいのだろう。現実は書類、台本など使用感溢れるものたち。
とりあえずそこにも布をかけて目隠しをしてみたら、さらにスッキリ明るくなった。

白く明るくなった部屋、隠された雑多なものたち。
ついでにカゴの服を片付け、居座っているものには布をかけて隠した。
ははーん。
この部屋には明るさで隠すのがいいのか。
特に朝日が差し込んだ部屋の明るさと暖かさは、とても気持ち良かった。

モンスターの退治は出来ない

1年間の疲労や年末の忙しさ、考える事などあるとどんどん心が狭くなる。
肯定感がどんどんなくなり、やる気も失せる。
ポジティブに思われがちだが私も決してそうではないし、きっと誰にだってあること。
その裏にはネガティブモンスターがうようよ潜んでいるのだ。

部屋が明るくなったことで、心もスッキリ!
気分も明るくなって最高!!
のように思うだけで、実際は物理的な部分の上澄みしか片付いていない。
考える事や問題点は解決しておらず、モンスター達はいつでも臨戦体制だ。
それでも明るさや、差し込む光の暖かさで一時的にでも、モンスター達の動きを封じる事が出来たならそれで良い。
自分の誤魔化し方を私は知っている。
それはきっといい事なのだと思う。

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