おととい久しぶりにnoteを更新したので、続けて書いてみます。
1年半もほったらかしでしたね。

さっき自分のブログに書いたのですが、今日はクィア・アイのメンバーについて書きます。
冒頭は自分のブログからそのまま流用します。

私が好きなNetflixのオリジナル動画に、「クィア・アイ」というリアリティ番組があります。

『クィア・アイ 外見も内面もステキに改造』（原題："Queer Eye: More than a Makeover"）

ファブ5というLGBTQ+の５人組が、それぞれの専門性を活かして素人さんを変身させてしまう番組です。
人気コンテンツで、先日シーズン7がリリースされました。

料理担当のアントニ、ファッション担当のタン、ヘアメイク担当のジョナサン、インテリア担当のボビー、カルチャー担当のカラモの5人です。
タンとジョナサンが外見を変え、ボビーが環境を整え、アントニが生活を充実させ、カラモが心理的な問題を解決します。
シーズンごとにアメリカのどこかの州でロケをやっています。

変身する人は周りにいる誰かから推薦され、推薦人がファブ5に助けを求めるところから始まります。
たいていは周りの人に尽くしすぎて自分と自分の生活を疎かにしすぎてるとか、内面に問題を抱えていて周りの人（主に特定のパートナーや家族）とうまくいってないとか、そういった人が取り上げられています。

日本出張版もあって、それもおもしろかったです。

—引用ここまで

この番組はいろいろ悩んだりイケてなかった人が短期間で劇的に変身する、という面白さはもちろんあると思うのですが、それよりも変身のサポートをするファブ5の5人の魅力が大きいと思います。

とりあえず環境や外見を変化させるだけでなく、どうしてそうなってしまった？　これからどうすればいい？　というところまで掘り下げて5人が対応しているので見応えがあります。

5人のホロスコープとおまけで算命学の命式も並べてみようと思います。
出生時間や出生地はジョナサンを除いて不明なので、出身地で正午に生まれたというホロスコープを作りました。

料理とワイン担当　アントニ

西洋占星術では太陽魚座、月獅子座という組み合わせ。

一見、優しげなイケメンさんですが、結構激しいし押しも強いです。

毎回、変身する人のルーツを必ず聞いてその地域に関わる料理や、パートナーや家族のための料理を提案します。
料理が苦手という人に寄り添ったメニューではないような気がします。笑
私が料理が苦手なので、毎回、苦手という人に教えるメニューがまあまあハードル高くない？と感じてしまうんですよね。

やり方よりも、なぜこのメニューなのか、というのが大事なんだと思います。
いざという時に愛するパートナーや家族に振る舞える、これだけできればいい！　みたいな感じでしょうか。

獅子月の創造性と、スクエアになる蠍に冥王星、土星、火星が、ルーツへのこだわりや愛情深さがうまくあわさっています。

金星は生まれた時間によって水瓶か魚か変わります。
水星も魚と牡羊の境目ですね。

作業が手早いイメージがあるので、水星は牡羊ではないかな。
とすると、自動的に金星は魚になります。

それとアントニは腐った食べ物の臭いを必ず嗅ぐんですよね。
魚座のこだわりなんですかね…謎。

算命学では龍高星ですね。

そう、アメリカでのオーソドックスな料理がなんなのか知らないのですが、それでもちょっと変わったものを提案するよな〜と感じます。
龍高星が持つアイディア力なんですね！

東の車騎星は、やっぱり作業の手早さだったり、教え方が時々スパルタだったりするところかな。笑

カルチャー担当　カラモ

一番の年長者のカラモは、太陽蠍座、月乙女座という組み合わせです。

カルチャー担当となっていますが、心理的なサポート係と言った方がわかりやすいかも。

太陽と逆行水星が合で、サポートする人の過去のトラウマを探って寄り添います。

乙女の月は時折覗く潔癖なところ（すごく汚い家を訪問することがよくあるので）とか、射手火星や海王星とのスクエアもあわさって、トレーナーとしての適正があるところでしょうか。
この乙女と射手のスクエアは問題解決にフィジカルなアプローチを好むところもあって、崖を登らせたり、スポーツさせたりもします。

天秤から蠍、射手に天体が集まっているので、パートナーとの問題を扱ったり、周りの人たちからサポートを得ることについて力強く提案します。

算命学では石門星ですね。

ファブ5の中では年長者ということもあり、リーダー的な振る舞いが見える時もあります。
東が調舒星なので、変身する人の一番突っ込んで欲しくないところを突っ込んで行く係というところでしょうか。

私はカラモと中心石門、東調舒、南玉堂が同じ星なんですけど、カラモに関しては親近感が湧く部分と、カンに触る部分があるんですよね。
カラモを見てると、いやもっと調舒星で突っ込め！　と感じる時があるので、振り返れば自分にもそれが足りないんだろうなと思います。

でも西洋占星術で見れば蠍さんなのだし、優しくて当然かな。

インテリア担当　ボビー

西洋占星術では太陽乙女座、月蟹座という組み合わせ。

5人の中で一番仕事量が多そうに見えるボビーは、蟹座の月で思いやりのある快適な、乙女座の太陽で実用的な住まいを作り替えます。

蟹座の月には天秤座の土星、金星、木星、冥王星がスクエアとなっていて、ただ家族にとって快適なだけではなく、スタイリッシュなデザインのリフォームをします。
特に支配星回帰をしている金星に合になっている土星が美しいものを形にし、合になっている木星がそれを広めていくという理想的なアスペクトを持っています。

乙女座的な、すみずみまで考え抜かれている感じのお部屋がとてもいいです。
ボビーにうちのリフォームをお願いしたい〜！

乙女座の水星と射手座の海王星のスクエアもアートな仕事に向いていますが、反面、10代で家を出て居場所を転々としたというエピソードもあって、若い時は苦労されたのかなとも感じます。

算命学では中心が牽牛星、東が車騎星ですね。

彼は10代で家を出ていることもあり、学歴がなく苦労人です。
たたきあげでクリエイティブディレクターまで登り詰めて、自分の会社を起こしました。
まさに車騎牽牛の努力の人です。

クィア・アイでは一番物理的に大変な作業を担っているなと思ってましたが、車騎星のがんばりで乗り切っているんですね。

ヘアメイク担当　ジョナサン

太陽は牡羊座、月は魚座です。

5人の中で一番若い、天使のようなジョナサン。
ジョナサンだけ出生時間がわかっています。

牡羊と魚の組み合わせはとても浮世離れしています。
天使のようなって書いたけど、シーンによっては若干、妖怪ライクなところも…
まあでもそこも含めてジョナサンはかわいい。

ものすごく涙もろくてキュートなのに、妙にクールなところもあったりします。
ホロスコープを見て思ったのは、魚座の月がウエットだけど、射手座の土星天王星がスクエアになっているので、対人関係について冷めたところもあるのだなということです。

ジョナサンの母校の先生を助けに行く回があって、ジョナサンの辛かった学生時代を振り返るのですが、この7ハウスの射手の土星、天王星はしんどそうだと感じました。
魚座の月が求める共感性をシャットアウトします。

ただ現在はクールだけど甘々なジョナサンの個性となっているようにも思います。

太陽は牡羊座で、木星とドラゴンヘッドとの合があり。
5人の中ではいつも一番にぎやかです。
山羊の海王星とのスクエアもあって、浮世離れ感を加速させています。

金星は水瓶と魚座の境目にあって、魚座だと思ってたのですが、この出生時間だと水瓶座ですね。
美容師として最先端を行くセンスはやっぱり水瓶なのかも。

算命学では玉堂ですね。

母校の先生をサポートに行くことからして、とても玉堂っぽいですね。

あまり派手に変化するような提案をすることは少なくて、日常のケアの仕方を細かく伝えています。
龍高星のアントニとの違いが出てるなぁ。

ファッション担当　タン

太陽は牡羊座か牡牛座、月は蟹座か獅子座です。

両方とも境目で出生時間がわからないためどちらか不明です。
ただ、牡牛＋獅子ではないかなと思っています。

太陽と月のスクエアに、天秤冥王星と蠍土星がTスクエアで入る激しい形のホロスコープです。
太陽と月がどちらのサインでも、冥王星か土星のどちらかがヒットします。

タンは最初、クィア・アイの出演を引き受けるかどうか迷ったのだそう。
しかしパートナーに、「君はいつもロールモデルがいないと言っているじゃないか、それなら君がなればいい」と言われて出演することを決めたのだそうです。

太陽も月も前半サインに入っていて、ロールモデルなど必要としない感じですが、天秤冥王星と蠍土星が追従すべきロールモデルを探します。
でも冥王星も土星もそう簡単に見つからない。高すぎる理想を追い求めます。

彼はファッションの提案をする前に必ず「誰のようになりたい？」と聞きます。
その上で「あなたらしさを出せる服を探そう」と言います。
この激しいTスクエアをうまく体現しているなと思います。

牡牛＋獅子だと思う理由ですが、外見を整えることだけでよしとせず、じっくりとその人に向かい合う粘り強さを感じるからです。

上に紹介した日本版の最後のエピソード「妻のためにもセクシーに」。
マコトさんという方が出ているものですが、服を選んでいる途中のマコトさんの様子を見て中断し、カフェで話し合いをするシーンがあります。
マコトさんの結婚観やパートナーに対する思いを聞き取っているのですが、マコトさんのTwitterによると、放送では数分のその対話に2時間以上も費やしたとのこと。

タンの仕事は外見を整えることなので、そこまでする必要がないのですが、そのシーンを見て固定サインみを感じました。

算命学だと中心が貫索星、東が禄存ですね。

最適な服を選んで提案しているときのタンには世話好きな禄存みを感じますが、本当は集団で行動したくなさそうに見える時があったり、若干ぶっとんだ服装を堂々と着こなしたりしている時は貫索星を感じます。

タンが司会している、「ネクスト・イン・ファッション」という、アマチュアがファッションデザインを競って勝ち上がっていく番組もおすすめです。

ということで、とても長くなりましたが、私の5人への熱苦しい愛が伝われば幸いです。
書き飛ばしたのでミスがあったらごめんなさい。
機会があったらぜひ見てみてくださいね。