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ファンクラブの作り方 はじめの一歩

自分だけで半年考えたことが、誰かに話すことで一瞬で光が見える。
一筋の光をつかむことができるのは、半年考えた自分だから。

昨日、11月23日。セパタクロー選手の玉置さんとFacebook LIVE配信を行いました。「セパタクローのファンクラブを作りたい」との相談を受けたのがことの発端です。

今日覚えて帰って欲しいのは、ファンの熱狂できる対象を明確に設定すること。

狙うべきポジションは「高密度」なコミュニケーション

SHOWROOMの前田さんの著書『人生の勝算』に出てくる “ファンビジネスの4象限” を引用します。(キンコン西野さんのブログに公開されています → 大ヒット中のビジネス書(第2章)を全文無料公開!

下の図をご覧ください。

縦軸には、ファンとのコミュニケーションの密度が示されています。下が、高い更新頻度で濃いコミュニケーションを取る身近な存在。上に行くほどファンとの距離を取り、手の届かない存在となります。

最初は誰しも、左下のA象限からのスタートとなります。SNSがなくて好き勝手にファンと繋がることができなかったひと昔前までは、より大きな事務所に入った上でどんな手段を使ってでも内部抗争を勝ち抜くという「A → D → C」というすでに敷かれたレースだけがサバイバルの唯一の道でした。(レールの上に立つ大物プロデューサーが通過していくタレントから甘い汁を吸う姿が眼に浮かぶ)

YouTube, SHOWROOM, Facebook LIVEで放送が民主化された現代においては、誰の許可も必要としない「A → B → C」という道ができました。

前田さん自身が語った「私の勝算」は小さな偶像化

今世の中で起こっているファンコミュニティの成功例で、一番わかりやすいのがキンコン西野さんの例です。すでに右上のC象限にいる西野さん。一度はTVでも輝いたことがある一流芸能人ですから、Bに降りてくれば良いわけです。

「え?キンコン西野さんに会えるの!!」

最初の動機はこれで十分ではないでしょうか?もともと手の届かない存在だった「アイドル」というジャンルが「会えるアイドル」になったことで人気が爆発したAKBグループみたいなものですね。

では、一流芸能人ではない私たちはどうすれば良いのでしょうか?
その答えは『人生の勝算』の著者である前田さんがしっかりと考えてくれています。

『人生の勝算』の担当編集者である幻冬舎の箕輪さんによるファンコミュニティ「箕輪編集室」で開催された前田さんを囲んだ『人生の勝算』プロモーション会議で前田さん自身が語ったことです。

「自分の行動によって小さな偶像になることです」

自分の得意を世の中にぶつけてしまえ

「小さな偶像になる」とはどういうことかと言うと、ニッチで突き抜けろ!ってことです。総合平均90点以上のクラスの誰かに認知されTwitterで紹介されたいなら「自分のもっとも得意な一教科で100点を取るしかない」ってことです。

マツコの知らない世界に出演する」と例えるとわかりやすいでしょうか?

これってとんでもなく難易度の高いことだと感じると思いますが、不可能ではないことに気づいてください。何を一教科とするかにルールはないと言うことです。

検索ワードで上位表示することに似ていますね。

「ラーメン」では無理だから「ラーメン 東京」にする。「ラーメン 東京 辛味噌」にする。自分だけのキーワードを見つける作業です。

実は、このファンクラブの一形態である「オンラインサロン」と言うものはニッチなジャンルのひとつです。「仮想通貨」同様、一般的な理解が追いついていない “怪しい” ジャンルというものは、未来が見える人には有利ですね。

イケハヤさんはさすがです。「まだ仮想通貨持ってないの?」というブログタイトルです。

段取りとか、「もうそういうのいいから」

みなさんの初恋のころには、ちゃんと「付き合ってください!」と告白をしてから異性と交際をしていましたか?今ってどうなんですかね?Facebookみたいに「ぼくたち付き合ってますよね(友達リクエスト)」「はい。そうですね(承認)」みたいのは、ややかったるくなって来ていませんか?

Twitterみたいに「好きなら勝手にフォローするし」「別れる時はこじらせずに黙って勝手にアンフォローするし」みたいな方が時代にあっていると観察しています。

ファンクラブもまさにそういった風にさらされていると考えていて、「ファンクラブ作りました」→「こういう考えで、こういうことやるので入ってください」という段取りはややスピード感に欠けます。そうじゃないだろう感があります。

「好きなら勝手に入るから」「飽きたら勝手に離脱するから」

つまりはファンクラブという体裁を取ることが重要分岐点じゃないんです。ファンクラブができる前に、形のない緩やかなファンクラブ(コミュニティ)ができていることが大前提ということです。

それは、Twitterのフォロワーかもしれない。ブログの読者かもしれない。YouTubeのチャンネル登録者かもしれない。

さらに言うと、「どうやったらファンが集まるかな?」なんて考えている場合じゃなくて、自分の好きなことを勝手にやっちゃうことがスタートであり、その姿が面白ければ勝手にフォロワーが生まれ、1mmも動いていない人やプランだけでは誰にも見つからないのが現実です。

具体的に何をすればいいのか

ここまで読んだ時点で、すでに居ても立っても居られない人にはすでに緩やかなコミュニティができていると思いますよ。

まだ自分が何をしていいのかわからない人へ

①すでに人が集まっているところで誰かの役に立つ

すでに人がたくさんいる、他人のファンクラブ内で人気者になりましょう。

②すでにファンを多く持っている著名人に「ありがとう」と言わせる

Twitterで十分です。あなたの好きな著名人を助けて「ありがとう」を引き出しましょう。

シンプルにやることがこれで見えましたね。

Good luck!


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明日もがんばれる気がします。あなたが決めてください。