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[月記]23年3月 節約

三月。月記というものを始めてみようと思う。山月記ではないです。

毎日お風呂に入ることも面倒臭がる自分にとって日記というのはハードルが高すぎるので、その負担を1/30に軽減して自分に課すことにした。それが月記。これならきっと私にもできるよね……と言いたいところだけれど、書いている途中で月を跨いで全部がどうでも良くなって月記を辞めてしまうという事件が半年後くらいに発生してしまいそうな気がするので、自分なりのルールを定めて長く続けやすい環境を整えておく。

  1. タイトルは普通名詞、語尾は常体、主語は私

  2. 内容はその月にあったこと・考えたこと。ノルマを決めると負担になるので、文字数は不問とする

  3. N月分の記事をN月中に投稿することを努力目標とするが、翌月になっても構わない。ただし、翌月にも投稿できない場合は即座に口元に固定された逆トラバサミ型のヘッドギア・トラップが作動し被験者は死亡する

ここ最近は、倹約を強く意識して生きている。
実はつい先月まで私は、訳があって休職をしていた。働いていない間は当然のごとく賃金が入らないが、普段から社会保険料を納付しているので休職中には傷病手当金というものが出る。金額は普段の給料の2/3. もらえるだけありがたいが、元が薄給なこともあり多いとは言えない金額だ。さらに休職中も社会保険料は支払わなければならず、手取りはここから数万円ほど減る。金、雀の涙。我、滂沱の涙。

仕事をしていない時間が増えると、その分、暇な時間が増える。それは取りも直さず、お金を使える時間が増えるということで、油断すると出費は普段よりも増える。
貯金を切り崩しながら考えたのは「お金がかからない趣味を探そう」ということだった。家計簿を分析してみると、オタ活とカードゲームに多くのお金を使っていた。まるで浪費家の典型だ。

推しを応援することは私のレゾンデートルそのものなので一旦置いておくとして、カードゲームにかかるお金は減らせるはずだ。構築済みデッキがあれば遊ぶことはできる(ただし、遊ぶ相手がいないという別の問題はある)。新弾をいちいち買っていては出費は抑えられない。本当に欲しいカードが生まれた時だけ、随時シングルで買い足していけばいいのだと気が付く。カード関連の出費は全盛期の1/10以下になった。しかし、満足度はさほど変わっていない。

ここで、自分にとっての趣味の費用対効果について考えてみることにした。ここでの効果は2種類あって、私自身がどれくらい満足できるのかと、どれくらい時間を潰すことができるかだ。

  • オタ活:費用【大】、満足【極大】、時間【中】

  • カード:費用【大→小】、満足【中】、時間【短】

  • ゲーム:費用【中】、満足【大】、時間【長】

  • 読書:費用【中】、満足【中】、時間【長】

  • 執筆:費用【無】、満足【中】、時間【長】

  • 勉強:費用【小】、満足【中】、時間【中】

  • 動画:費用【中】、満足【中】、時間【長】

  • 運動:費用【無】、満足【小】、時間【短】

  • 散歩:費用【無】、満足【小】、時間【短】

オタ活はお金に換えられない満足感を得ることができるので、先述の通り今回は仕分けの対象外とする。カードは費用を削減できることがわかった。ゲームや読書や執筆は昔していた趣味だが、これらは再びのめり込む価値があることがわかった。

最近のコンシューマーゲームはソフト一本に8000円などざらだが、そういうゲームは数百時間ほど楽しめることが多いのでコスパは良い。
読書や執筆も時間をたくさん使うので、節約と相性が良い。図書館はあまり利用しないが、積読が数百冊単位であるので、これらを読み尽くすまでは読書を実質無料で楽しめる。そこで消化したものを昇華させて形にする作業も無料でできる。

私は社会人になっても休みの日には多少の勉強をすることが多い。学生の頃の癖が抜けないというか、座学をしている時間が無いと落ち着かない。テキストは会社が負担してくれることも多いので、費用対効果はなかなか良い。何より、資格を取得すれば給与のアップにも繋がってくる。支出を下げながら収入を上げられる活動は勉強くらいしかないのではないだろうか。

私の動画関連の出費はAmazon PrimeとYoutube PremiumとFANZAの3点なのだが、サブスクは固定費なので節約的な観点から言うと真っ先に削った方が良い部分ではある。だが、果たしてどれを削るのが適切なのだろう?AmazonのヘビーユーザーだからAmazon Primeに入会した身だが、最近はそもそもあまりもの自体を買わなくなってきたのは事実だ。Youtube PremiumもCMをスキップできない不便を我慢すれば別に見れないわけではない。FANZAだって利用する日数自体は少ないわけで、マスターベーションマスターでないと元が取れないような気はする。私はあいにくマスターベーションマスターではない。
これらのサブスクは今後、抜けたり入ったりして生きながら必要性を見極めていくことにしたい。

運動や散歩については、私の体力が無いので満足できないし、私の体力が無いので時間もあまりかからない。そういう意味では自分にとって良い趣味にはなりえない。しかしこれらは無料でできることであり、何より将来の病気のリスクを減らせることを鑑みれば、実は節約に向いているのかもしれないということに気が付いた。だから今後は積極的に取り入れていきたい。
……などと思って2日前にスクワットを40回してみたのだが、いまだに足が痛くて移動が困難になっている。運動は健康を損なう。したがって、できるだけ動かないで生きていこう!(無運動運動)

初っ端から山場の無い月記になってしまった。……山月記ではないってそういうこと?