水埜隈一

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Vtuberの水埜隈一(みずの くまいち)です。麻雀が大好きです。noteに書く記事の多くはyoutube動画のテキスト(台本)版です。

最近の記事

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麻雀のメンタル崩壊パターンと、メンタルがミスに与える影響

麻雀はメンタルがブレてしまうと本来の力を発揮できなくなる。 普段なら出来ていたはずの押し引き判断ができなくなる、普段なら見えていた受け入れや変化を見逃す、染め手に気付かず突っ込む。 皆さんにも経験があると思う。 麻雀はメンタル大事!ということはよく言われる。 しかし、具体的にどのようにメンタル崩壊が訪れるのか、なぜメンタル崩壊が起きるのか、どうすればメンタル崩壊に対応できるのか、メンタル崩壊はどのように打牌に影響するのか、ということはあまり語られていない。 というこ

    • 初めてチーム制リーグ大会に出場した感想など

      麻雀エンジョイスクール(エンスク)というDiscordサーバーで行われるNANAリーグという大会に選手として出場しました。 私の所属しているチーム(そくりーめいと!)は残念ながら1/30の試合をもって敗退となってしまいました。 チームの選手としては大会を終えたということで、良いタイミングだと思うので大会全体の感想などを忘れないように書いておこうと思います。 私はリーグ戦の経験もチーム戦の経験も(エンスク入部後のチームマッチを除いて)ありませんでした。 一人で段位戦しかやらな

      • 麻雀替え歌「テンパイだ」(元ネタ:ヴァンパイア / DECO*27)

        あたしテンパイだ いいの?押しちゃっていいの? 「もう無理もう無理」なんて 悪い子だね 試したい南 一発でデバサイ まだ絶対いけるよ 配牌最高 ずっと息殺してる 高くなる打点の果実 No more 発展 1個浮いていても 要らないだけ 危ないだけ 誰かが切れば それはたられば 強がってたって気持ちにゃ逆らえない あがれていても 感じてるツモ 気になって確かめたら死ねるかも いいもん 悲しいもん 切ないもん きみのすべてを喰らうまで 続行 あたしテンパイだ いいの?振っ

        • 「麻雀は多くても4局に1回しかあがれないから、残り3回の守備が大事」の違和感

          私は多分、初心者時代の麻雀の取り組み方が少し特殊な方だったのだと思う。 初心者の頃から、麻雀は知識ゲーだと思っていた。強くなるために大事なのは自分で考えないことだ。下手の考え休むに似たりという言葉がある。 自分が必死に考える部分は優れた教師や正しい知識を探して精査することまでで、そこまでたどり着いたら後はそれらの教えの言いなりになってプレイしてきた。 そういった環境を作るまでは大変(そもそも最初は誰が正しいことを言っているのかが分からない)だけど、環境ができれば人は自然と適

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        麻雀のメンタル崩壊パターンと、メンタルがミスに与える影響

          ダニエル・カーネマンと麻雀

          ※この記事、もっと固い内容で詳細含め書いていたんですが、書いているうちに内容は固いし文章も固いし、結局誰が読むの?という感じになってしまうので、ラフに書き直しました。 意図的にかなり口語で、細かい部分はかなり端折って書いていきます(最後に参考図書があるので詳しく知りたい方はそちらをどうぞ)。できれば今日公開したかったので、多少書ききれない部分がありますが、そのまま公開します。 ダニエル・カーネマンという男今から89年前の今日3月5日、ダニエル・カーネマンという男が生まれまし

          ダニエル・カーネマンと麻雀

          まだ存在していない麻雀用語

          麻雀は専門用語が多いゲームだと思う。 「イーシャンテンで先切りして安牌持ってたら、即テンパイ。曲げたら一発でツモった。」 この文章だけで7つも麻雀用語を使っている。多すぎる。 専門用語が多すぎて初心者の敷居が高いとよく言われる。その通りだ。 一方で、逆にある程度入門し終えて麻雀をガツガツ勉強していくぞ!という人にとっては戦術面では色々な用語あった方がいい。 なぜなら用語があることで、麻雀戦術における微妙な状況やニュアンスを共有しやすくなるからだ。 プレイヤーで共有

          まだ存在していない麻雀用語

          「難しい何切る」の2タイプを理解して、何切るを上達に活かす

          上級者でも答えが分かれるような、どれを切っても一長一短あるように見える難しい何切るは、実は以下の二種類に分けることができる。 1.同じ評価の軸の比較で済むが、微差なので難しい何切る例えば以下のような問題だ (※以降断りがない限り問題は東一局西家、ドラ南、6巡目想定) 選択肢としては3m、6p、3sだろう。 これらの選択の差は(良形)受け入れ枚数だ。知識としてノベタン、中膨れ、孤立37牌のくっつき有利差を知っていればすぐに解ける。 そして、仮に知識が無くても、それぞれ

          「難しい何切る」の2タイプを理解して、何切るを上達に活かす

          新しい最強のFPSの話をしていたはずがいつのまにか麻雀の戦略の話になる記事

          PUBG、フォートナイト、APEXといったバトロワ系FPSゲームが流行ってしばらく経つ。いつ敵に撃たれるか分からない緊張感、敵を倒して装備を回収したときの優越感、チームメイトと連携が取れたときの連帯感など、多くのゲーマーを魅了する要素を兼ね揃えたすごいゲームたちだ。 私はFPSはライトユーザーで、たまにやりたくなるけど激弱ですぐ負けてそっとゲームを閉じるタイプの人間だ。 この記事では、そんな私が考えた最強のFPSの話をしたい。 ルールこのゲームは1試合につきプレイヤーは

          新しい最強のFPSの話をしていたはずがいつのまにか麻雀の戦略の話になる記事

          何切る問題はよく考えると何切る問題ではない

          平面問題(自分の手牌のみの何切る問題)であれ、立体問題(自分の手牌に加え、他家の河や点数状況も踏まえた何切る問題)であれ、何切る問題は「何」切ると呼ばれてはいるものの、それを上達に活かすためには何を切るのが良いのかを当てるだけでは不十分だ。 「この状況から何を切る?」という問いに対して、「〇切る」だけで完結させてもあまり意味はない。それだと単に自分の中で1巡経験しただけに過ぎない。 結果的にその答えだけが戦術書や上級者の答えと合っていたかを比べるのもあまり意味がない。なぜ

          何切る問題はよく考えると何切る問題ではない

          狂戦士と求道者ー麻雀強者の2タイプー

          麻雀の強者たちをよく観察してみると、人によって麻雀の捉え方に大きな違いがあるように思える。ざっくり分けると2つのタイプが存在するように見える。 大抵の強者は打数や努力量、環境などある程度共通している部分があるが、麻雀の捉え方という根底の部分では少し考え方が異なるように見える。 この記事ではその2タイプを紹介する。 なお、一部麻雀でしか伝わらない書き方をしているが、麻雀以外でも対人ゲーム全般にある程度共通していると思う。 狂戦士タイプ狂戦士タイプのプレイヤーは、戦って勝

          狂戦士と求道者ー麻雀強者の2タイプー

          麻雀を教えている人と、教わっている人へ

          強くなりたい?それならコツコツ努力することが重要だ。 結果が運に大きく左右される麻雀というゲームでも、結局のところ強くなるには地道に知識を得たり経験を積んだりと、「積み上げる」ことが大切になる。何事もコツコツ積み上げるのが遠回りに見えて一番の近道なんだ、とは何事にも言えることなのだろう。 実際にそれは間違っていないのだと思うけれど、「積み上げる」という言葉には、少し誤解を生みかねない注意点がある。 この誤解を持ったままだと、麻雀を教える、あるいは教わる際に両者に軋轢が生

          麻雀を教えている人と、教わっている人へ

          点数状況判断の2つの原則と例外

          点数状況によって押し引きは変わる。 これ自体は当たり前のことだが、相手全員の点数パターンが多すぎて、具体的な基準を作ることが難しい。東場と南場での違いまで含めると四人の点数パターンは膨大になる。結局はある程度平面的な押し引き基準を設けて、それに点数状況を加味する形で落とし込んでいくことになるはずだ。 だが実は、点数状況判断はたった2つの原則と2つの例外だけを押さえておけば大きくは外さない。勿論ルール(順位点、pt配分等)によって基準はズレるが、原則としての考え方は変わらな

          点数状況判断の2つの原則と例外

          なぜ牌効率が最も大切なのか?

          麻雀で最も成績に直結する技術は押し引き判断だと言われる。 なぜなら、アガリに結び付く押しや、放銃回避に結び付くベタオリの判断はそのまま成績に結び付きやすいからだ。無駄に押しすぎるとすぐ放銃して点数が無くなる。かといってオリ過ぎるとアガリが少なくなりツモられジリ貧になる。 効率的にリスクとリターンを考えて勝負所を見極める判断は、麻雀において最もキモとなる部分だと言える。 しかし、私は(中~長期的に)雀力を上げ続けるという観点で考えると、最も大切なのは牌効率だと思っている。初心

          なぜ牌効率が最も大切なのか?

          対局中に「考える」ことの難しさを説明したい

          牌効率であれ、押し引きであれ、対局中には考えることがありすぎる。それでも、勝つには正しく考える必要がある。他プレイヤーよりも正しく考えて考えて考え続けることで差がつくようになる。でも、正しく考えるとはどういうことなのだろう。 そもそも何のために考えるのかというと、良い判断をするためだ。何をもって良いとするかは勝つため、楽しむため、見せる為など、人によると思うけれど、とりあえずここでは勝つためとする。 考えるためには二つの材料が要る。それは知識と情報だ。 ここで知識という

          対局中に「考える」ことの難しさを説明したい

          ダマテン待ち読み

          ※わざとテンパイしていると条件を付けているのであまり実戦的な話ではないです。そして、あくまで読みの話なので待ちが確定するという話でもないです。これけっこう読めそうなのでは?と思ったので考えた内容を書きます。 下の場面親である下家はテンパイしているとします。 テンパイしているとすると、何待ちである可能性が高いでしょうか? ※上家1pポン2m切り 個人的には有力な待ちは2パターンある(※twitterに載せた時点ではカン2sペン3sが特に待ちになっていそうだと思ってたので

          ダマテン待ち読み

          フラッシュ何切る100問解説

          こんくま(挨拶) 麻雀ばかりやってるVtuber、水埜隈一(みずのくまいち)です。 以前作成したサイト「フラッシュ何切る」の問題の解説を載せておきます。 フラッシュ何切る is 何動画↓ https://www.youtube.com/channel/UC6aKBxBrb5BRC7T_ePZvbnQ サイト↓ https://mizukuma.com/flash 「何切る問題を高速で解きたい」というあまりにもニッチな需要(主に自分)を満たすために作ったサイト。

          フラッシュ何切る100問解説