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”ど迫力”には癒される、ということ

ビッグバンドに癒される

波の音、森の音…など、癒しの音といえば”やさしい音”というイメージですが
”強い音”にも癒される、ことに気づきました。ここでの”強い”とは”迫力(がある)”ということです。空気がほんの少しゆがむような”迫力”を自分の中に取り込むことで、考えている途中に詰まっちゃった所、自分の行く手を阻む壁がバァーっと押し流されて通りがよくなるような、循環が正常に戻るような感じでスッキリできる、と思うのです。
”やさしい音”が浄化してくれるイメージとしたら、”ど迫力”は貫通させてくれるイメージ。

この”迫力”を持ち合わせる音としてオススメなのがビッグバンドジャズです。学校時代に吹奏楽部の友達がいた人はご存じかと思いますが、管楽器ってかなり音が強いです。音楽室とか、ライブハウスとかで演奏の準備時みんなが自由に音を出している状況は、たまたま居合わせただけの人は「うるさーい!」って思わず言いたくなるのでは、というほど管楽器の音は強い、歪んだギターの音よりも強く感じます。そんな管楽器のトランペットが3本、サックスが3本、トロンボーンが2本とか(これ、少なめですが)がいっせいに吹くというのはスゴいパワーを生み、一糸乱れぬアンサンブルは大きな緊張感を発信します。まさに”ど迫力”、そのパワーと緊張感が自分の体に入ってくると、いらないモノを吹き飛ばしてくれいい循環が復活するわけです。さらに、たくさんの音、フレーズ、メロディのかさなりからうまれる微量なズレがつくるゆれ(グルーブ)は巡りのよくなった体内にワクワク、ウキウキを運んでくれ心と頭が豊に。ビックバンドジャズの癒し効果はこんなメカニズムなのではと考えられます。

ベイシーに癒される

そして、”ど迫力”のビックバンドといえばカウント・ベイシーです。
昔、jazz inn LOVELYにいた頃、かけていたレコードについて、ベテランミュージシャンの人から
「これCount Basieでしょ?もっと大きな音でかけてよー、迫力が伝わる音でさー」
と言われたことがあります。その時、BGMレベルということで小さめで流していたのがダメだったわけです。ベイシーはBGMじゃダメだったんです。この時以来、Count Basieを聴く時はちゃんと迫力を聴くようなり、癒されたい時に選ぶようになってます。(最近は、Count Basie以外も”BGMじゃダメ”思考になっていますがww)

「カウント・ベイシーはスゴい」系つぶやきをピックアップしました。

こう言われると聴きたくなりませんか。
カウント・ベイシーは”ど迫力”と保証させていただきます、
”迫力”の癒し効果、よかったら試してみてください。

Spotifyでカウント・ベイシーを聴く: Count Basie - Basie At Birdland

生のビッグバンドに癒される

よりガツーンっとやられたいならやっぱりライブ体験。目の前で出される音は、CDやレコードでは聴こえないような吹く息の音や楽器の動く音などもかさなりよりパワフルになります。

カウント・ベイシー亡きあともカウント・ベイシー・オーケストラは活動しています。今年の日本公演情報はありませんでしたが昨年も来日しているので今後も聴く機会はあると思います。

日本のビッグバンドももちろん沢山あります。
例えば、CUGジャズオーケストラ。”日本を代表するビッグバンド”と謳われていて、AltoSaxの池田篤さんも参加していらっしゃいます。

CUGジャズオーケストラ スケジュール
2018年2月3日(土) 第一楽器 四日市店 4Fコンサートホール ムーシケ
2018年3月23日(金)三重県四日市 Salaam(サラーム)
2018年3月24日(土)名古屋能楽堂

よき”ビッグバンドジャズで癒し”体験を。











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