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脳内ゲームオブザイヤー アーカイブ 1995年

90年代も折り返しの1995年。
第12回 脳内ゲーム・オブ・ザ・イヤーの開催だ。
脳内ゲームオブザイヤーって何?という方はこちらを。

95年といえばセガサターンでバーチャ2が出た年だ。対するプレステは鉄拳2やFF7はまだ出ておらず、リッジレーサーレボリューション、ときメモ、ストZEROなんかが出てた年になる。
PSとSSが華々しく火花を散らして争う一方で、世の中的には、阪神大震災や地下鉄サリン事件など、暗い事件も多くあった。
それに応じるように、これまでどうにか息してたバブルの余波みたいな余裕が消えて、景気は冷えていき失われた10年だか20年だかにここから突入していった感じだ。

そんな中、私は相変わらずパソコン・ネオジオ・スーファミ・ゲームボーイで遊んでいた。

1995年ノミネート作品

・DOOM(PC-9801)
いわゆるFPSの始祖(に近い存在)のゲーム。
このころは地形だけがポリゴンで、キャラはまだスプライトで書かれていた。英語のゲームだったけどやりまくったな。
「禁断の異文化」「日本人が知らなかった海外のやべーやつ」って感じ。

・ウィザードリィ1(PC-9801)
ウィザードリィの1作目の、パソコン版。
当然発売したのはずっと昔なのだけど(1985だったかと)、どうしてもやってみたくてパソコンゲーム屋を探し回ってゲットしたのだ。
シナリオはファミコン版とまぁ同じだけど、システム周りやグラフィック・サウンドなどは全然違い、UIも不親切で難易度が高かった。
けど毎日、神社にお参りするかの如くワードナの迷宮を訪問し続け、クリアもしたし村正も手に入れた。

・RPGツクールDante98(PC-9801)
昨年の脳内ゲームオブザイヤーにもノミネートされていた。
脳内ゲームオブザイヤー史上初の、2年連続ノミネートされたソフトだ。
連続ノミネートした理由は、2年間遊び続けていたからに他ならない。
今のRPGツクールより機能は少なくてしょぼいんだけど簡単なんだよね。

・クロノトリガー(スーパーファミコン)
FFの坂口博信と、ドラクエの堀井雄二・とりやまあきらがタッグを組んでゲームを作った!という触れ込みで出てきたRPG。
大量に作りすぎたのか、割とワゴン的に安く買うことができた。
内容はご存知の通り、すげー面白かった。
世界のマップは狭めなんだけど、タイムマシンで過去・現在・未来に飛び回ってシナリオを進めていく。未来で宝を取った後、同じ場所の過去に行くと宝がまだある。みたいな時間を使ったトリックが随所にあって面白い。

受賞作品

第12回脳内ゲームオブザイヤーは…

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RPGツクール Dante98(PC-9801)」です!

プログラムの知識が無くても、画像や曲をかけなくても
君だけのオリジナルRPGが簡単に作れる!
という触れ込みのコンストラクションソフト。
ツールと作るをかけてツクール。
家庭用ゲーム機やゲームボーイやDSでも出ていたので知っている人もいるだろう。
筆者が持っていたパソコン、NECのPC-98用にもRPGツクールが出ていた。
発売したのは1992年。私は少し遅れてこれにハマったことになる。
発売当初は私の家にはパソコンが無く、PCを購入したのは94年だった。
ずっとプレイしてみたいなと妄想を膨らませながら2年間もお預けを喰らっており、それはもう貪るように楽しんだものだ。
当時のエピソードは前に記事にしたので良ければ見てほしい。

完成したゲームは1本だけだったが、かなり濃密で心の底から楽しく、魂が震えるような思いのできたソフトだった。
筆者のその後の進路に多大な影響を及ぼした。


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