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▷▷愛、苦しい。

「恋」というものに目覚めたあたり、第二次性徴の頃からずっとわたし自身の課題になっているのだけど、
なぜわたしはいつも恋愛の「ちょうどよさ」を見つけることができないんだろう。

いつだってわたしの愛は、相手のそれよりずっと大きなものになってしまう。
わたしがいなくても相手の日々はなにも変わらず続いていくだろうに、
相手がいなくなった瞬間わたしの日々は終わってしまうような、
そんな命を懸けた恋ばかりしてしまう。

件の、現在の彼氏(また別の話でも書きたいのだけど、なんで前の彼のことは「恋人」と呼びたくて今の彼は「彼氏」と呼んでしまいたくなるのだろう)はまさにわたしがいなくても日々が続けられる人だ。
自分の意志をもって仕事をしているし、仕事でもそれ以外でも友達がたくさんいる。
仕事の人と飲み歩いているその毎日がわたしにとっては未知のものである。
わたしは、悲しいくらいただのOLであり、9時から18時までずっと頭の片隅に彼氏がいるし、それ以外の15時間もまあだいたい彼氏が脳内占拠している。
彼氏の家に泊まりセックスをして、隣に彼氏がいる状態で彼氏の夢を見たりする。病気と言ってくれて構わない。

でもわたしの彼氏は、わたしの夢をきっと見ない。
多分わたしのことを1日のうちに30分考えてればいい方。
そして、その時間は減りつつあるのだ。きっと。おそらく。

誰かを失いそうになる時だけ予感に気が付てしまう自分が嫌い。
そして、そこまでいかないと何にも気が付けない自分が一番嫌い。

彼はわたしがとても早くタイピングができることを知らない。
こうやって卑屈な文章を書くこともきっと知らない。
お互いのnoteのアカウントを知らないでいる。
これがわたしだと気が付いてくれるだろうか。

わたしから終わらせてあげられないわたしの弱さをどうか許さないで。
「ねぇ、言いたいことあるんでしょ」って聞いてあげれば、
きっとあなたはほっとした顔するのだろうね。

去り際が美しくない女でごめんね。
あなたを好きになることでわたしは大人になりたかった。

#手紙 #恋愛 #エッセイ
#失恋間際


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