見出し画像

袂を分かつということ

ダウンタウンのまっちゃんが元HKTの指原さんに対するセクハラ発言で炎上したと、数日前のネットニュースで見ました。
(僕まったくテレビ観ないので、放送は観ておりません)

この反応として、

「炎上はこの先もしていくと思うんですよ。それによって得るものもあるし。大火事になったときに大切なものが見えてくるし。消化器を持って駆けつけてくれる人が誰かもわかる。指原もそうだし、高須先生とかも」   ※前後略

ってコメントしていたようです。

深いな。って単純に思います。
まっちゃんクラスでも、いつも成功するとは思ってないし、いつも周りに助けてくれる人がいるとも限らない、とか多分考えてるんやろうなと。
一小市民の自分と同じなんだなと勝手にシンパシーを感じてみたり。

このコメントについてどのような反応があったのかは知りませんが、こういう反応が出来る、コメントが出来ること、もっというと普段から考えの深いヒトなんやろうなと。
改めて本質を表現するのがうまい人なんだろうなと思いました。


30歳を過ぎたあたりから、誕生日が来ることをさして気に留めもなくなってきました。ということは大勢の方が思っていることなのでしょうか。

つい先日38歳になりました。
何をしていたかというと、夜勤が終わり、近所のスーパー銭湯に午前中行ってずっと寝て、夜起きて、近所の中華料理屋へ行って、帰りにビール帰って飲んで寝ました。

もうあれですね、年齢なんてどうでもよく、意識するのはたぶん身体の異変とかそういうものなのかな。
次に感じるのは、40歳の介護保険料の支払いが始まる時だと思ってます。


付き合う人々も変化してきました。
前は(やっぱり『前は』という時は20代を表現していますが)、もう少し「ノリ」で一緒にいる人達が多く、予定外の予定でも構わず誰か集まってきていたのに。
自分がずっと病院という特殊な環境に身を置いていたのもあって、仲よくしてくれたのはいつも女子達。それも徐々に自分より年下になっていくと、彼氏が出来たり、結婚したりとライフイベントの変化に友人関係も左右されてくることが多く、自分のこれからのためにはやっぱり距離を置く・切る・切られる関係も多く。

じゃあ、女子達だけがそうかというと。いやいや男性諸君にもそれはあり。
やはりみんなそれぞれ自分の世界を持っているので、それを中心に考えますよね。

かといって、病院外の関係があるかというと、就職するまでに仲良くやってきた友人たちとは「仕事を理由にして」、関係をおざなりにし過ぎました。


で、結局今こういう道を選んだ自分に残った関係はなに?って思って。


わかっております
かつて関係性に満足していたころの自分の傍らで、同じように感じていた人々もいたこともあるはずだし、今の自分がこの状況に陥っているのも自分のまいた種。
もちろんわかっております。
これまでの自分に「徳」が足りなかった事もあるでしょう。


なにがいいたいかというと、ちょっとさびしいだけです(笑)


でも、袂を分かつ時って、実際に何かトラブルや喧嘩があったという時は実は少なくて、こうしてゆっくりといつの間にかそうなっていくもんなのかなとか、最近感じました。


「炎上はこの先もしていくと思うんですよ。それによって得るものもあるし。大火事になったときに大切なものが見えてくるし。消化器を持って駆けつけてくれる人が誰かもわかる」


自分からみんなと違った道に進もうと決心したのだから、自分が頑張っていくしかないのだ。
改めて、そんなことを考えた誕生日でした。

いつも読んでくださって感謝します。 医療業界のアグリゲーターになれるように頑張ります。