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習慣について考える

佐々木典士さんの新刊「ぼくたちは習慣で、できている」を発売より少し早めに読むことができた。
出版社のレビューキャンペーンに応募したからだ。
応募条件が「ブログやnote、書評媒体などで本を紹介してくださる方」で、noteを始める前だったら、諦めていた。
今回は迷うことなく応募できて、noteを始めてよかったことが、またひとつ増えた。

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私は「ぼくモノ」を佐々木さんの自伝だと思って読んだので、「ぼく習」は自伝の続きを読む気持ちで読み始めた。

今回の本のほうが、自伝的要素は少なく感じたが、ぼくモノからの数年を書かれていると考えると当たり前なのかもしれない。
ぼくモノ以降のことを知りたいと思う人にもこの本をおすすめしたい。

2年半もかけて完成された本の感想をたった1日で書いてしまうことに、何だか申し訳なさを感じる。
こんなふうに思ったのは初めてだ。
なぜだろう?

私が書く感想は個人的で断片的であるが、この本を必要としている人に届くきっかけになることができたならばうれしい。

申し訳なさと淡い期待と、どちらも持ちながら感想を書いた。

習慣とはほとんど考えずにする行動

この定義にあてはまる私の習慣は、本当に日常的なものに限られている。
習慣になっていないから、いつも何かを決めなくてはならなくて、余計な時間を使っているのではないかと思った。

早起きがしたくて、お酒をやめた。

ミニマリズムによって、すでに整った暮らしをしているイメージのある佐々木さんが何を得るために何をやめたのか。
そのことに、とても興味があった。

モノを減らすだけでは、早起きは得られなかったということなのだろう。

お酒を全く飲まないことを習慣にしてしまうと、そのことはストイックなことではなくなるそうだ。
でも、お酒より早起きを優先すると決断したことそのものがストイックだと、私は思う。

自分観察日記をつける

毎日の行動と気持ちを記録しておくと、習慣を身につけるための、その人だけのカルテになると書かれている。

まず、日記を毎日書く習慣をつけなくてはならないが、客観的に自分を見ることができるのは面白いし、意味があると思う。

ときどき、自分の過去ツイートを見るだけでも自分の傾向に気付くことがある。毎日の日記なら、より多くの傾向を知ることができるだろう。

(習慣の)最大の報酬は、自分を好きになれること

習慣を達成できると自己肯定感が得られ、他人のがんばりも応援できると書かれている。

自分のためだと思っていた習慣が、周りにもよい影響を与えることができる。

先日書いた「心穏やかでありたい」を実現するためにも習慣は有効な手段になると思う。

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この本のよいところは、習慣を身につける方法やメリットはたくさん書かれているけれど、どんな習慣を身につけるべきかを指定していないところだと思う。

大切なのは、自分で考えること。

まずは、何を習慣にしたいのか考える。
迷うことで大切な時間を消耗しないために…。

そして、そのためにどうすればいいか考える。
わからなくなったら、また本を開いてみよう。

最後に。
「おわりに」の最後の3行で泣いた。私も最近、同じようなことを思っていたので…。

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