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「エクソシスト 信じる者」を観て

12月1日からいよいよ「エクソシスト」のリボーン映画「エクソシスト信じる者」が公開された。奇しくも映画の日で1000円で観られるちゃう!なら無論観に行くしかないだろ?って事で観てきました。

一応この映画、エクソシストのリボーン映画なのでシリーズは一作目ありきでその続きっう前作ホラー映画の金字塔である「ハロウィン」を現代にリボーンさせ一応のヒットを獲得したデヴィッド・ゴードン・グリーン監督にまたまた白羽の矢が当たった。
まぁ一応自分この映画観るに当たってエクソシストシリーズを全編見直して望んだ。
で、率直な感想としては、シリーズとして観れば2とか3とかを特段無視しなくてもなんとか成り立つちゃ成り立つし、そのシリーズの要素をそこ此処にさりげなく散りばめてあってこのシリーズ今となっちゃホラー映画として観るのもかなり苦しいというか、基本そんなに怖くない(今となっちゃですが)
で、今作も良くも悪くもシリーズの観点から言えば相当わかりやすく作っているのでまぁ良かったんじゃないかと概ね思いました。
じゃ最高か?と問われれば「うーーーむ」となるのだけれど。

で、自分はどっちかと言えば無神論寄りだしキリスト教を信仰している訳ではないのでこの映画を観て信者の人?とか思い入れの強い人達は非常に嫌悪感を露わにされてる様ですが、個人的にはそこまで否定するものではないのかなあと。
あくま(悪魔)でもシリーズとして観たら有りよりのモハメドアリ位なもんでしょうかね。
マクニール親子出すのも個人的には全然有りで、ある意味監督のハロウィンの時の感じからしたらまぁ「出すよねえ」って感じだし。
サタニストで映画ライターの高橋ヨシキさんがおっしゃってた「フランチャイズ化」って言葉がしっくりくる、まさにフランチャイズな映画で今更エクソシスト映画で新しい側面を見せて観客を唸らせる事なんて元祖エクソシスト映画以降クソ沢山その手の映画が量産されていて好きな人はごまんと観ている現状で「何を期待してんの」と本音で言えばなる。
昨今のリボーン系映画全てに言えるので、あれで「御の字」なんだと思う訳です。

しかも悪い事?なのかどうかはわかりませんが、監督お得意の3部作構想らしいので(多分相当な賛否両論はハロウィンよりも出るでしょうね)あのオチも「でしょうね」になる。

個人的にはハロウィンの時もそうだけどホラー映画云々よりもシリーズ映画としてまぁある意味SF的観方をしてしまってる(後そこまでの思い入れがある訳じゃないので)ので充分楽しめる作品で好きですよ。お勧めはしないけど。笑
2は観念的過ぎるし、3は原作者がガッツリ関わっていたから面白い試みはされているけど外伝的側面が強いから、続編だよねえだと今作は流れ的には好き嫌いはあれど「続編」としては真っ当な感じになるかな。


ネタバレ言うけど、最後の選択に於いてアンジェラが生き残るのも最初の怪しい祝福の時点でもう決定的なのは映画としては丁寧過ぎるしわかりやすいしあの子の出生理由がもう天使か悪魔かの曖昧さ加減がこのシリーズの引っ張り所なんだろうなのも物語ツルギーでは定番だから本好きの読解力鋭い人はお見通しなので驚きはないと思う。
マクニール親子の邂逅も現実なのか夢幻なのかハッピーなのか悪夢なのかはあえて観客に委ねているのもこれからのシリーズの引っ張り所なんだろうね。
監督のハロウィンシリーズの展開を観ていても多分オリジナルキャストのサプライズ出演は予想出来るから出来れば、3の要素も活かしてあの人も出てきて欲しいかな。
アベンジャーズのあの邂逅の興奮みたいなの欲しいじゃん!シリーズならね。ホラー俺そういうの好きだから。ふへへへ。

この映画は嫌悪感も嫌いも成功の評価になるんだろうね。
悪魔でも悪魔の映画なんだから。
ふはははははははははははは。また会おう。(デーモン閣下風ね)

ちょっとグッズが案外イカしてるから買うか迷ってるんです。

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