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勝手に読後レビュー【隣人を疑うなかれ】 隣人?隣?何の隣?誰の隣?

どうも、みことのは です。
織守きょうや先生の【花束は毒】の衝撃が好きで、見つけたら手にとって読んでしまいます。最後のシーンの一連の流れは、まるでその場にいるような感覚に陥って、最後の一文字までずっと怖かったです(汗)



今回は、そういったホラーテイストも少し残しながら、でも何が起こっているのか?何も起こっていないのか?そういうソワソワ感が怖さを演出する【隣人を疑うなかれ】を読ませて頂きました。



ストーリーには触れつつも、なるべくネタバレはせずにご紹介できればと思いますので、ご容赦を^^



1、本作の流れ


語り部となる主人公は、漫画家の女性と事件ライターの男性。集合住宅のお隣同士。日常で触れる情報から、何かに気づき、何かを不思議に思い始めるところからお話は進みます。

自分の頭の中で描く悪い方向への想像へ進みそうな怖さ、それがメディアやテレビやSNSの向こう側じゃなく、自分の隣で起こっているのかも・・・?と思わせる怖さが、ゆっくり読み手に忍び寄ってきます。


2、先が見えたと思った


今作を読んでいる途中、初めて【あっ、ラストがわかった!】と思えたんです!

よく読者への挑戦系のミステリーも読みますが、【考えろと言われてもわかんない・・・】といつも思っていました。逆に【途中で犯人わかっっちゃったよねぇ】と言う方を羨望の眼差しで見ていました!

そんな私もようやく、【そっち側】に行ける瞬間が!
ラストがわかった!とドヤ顔!

まぁ確かに私の予想は合っていましたが単純に浅はかな予想で、ちゃんとその先がありました(汗)ちゃんと騙されもしました(汗)


3、隣人・・・とは


今作のテーマは【隣人】。隣人?隣の人?隣に住む人?

タイトルを見て、【あぁ、隣に住む人のことなんてわからないもんなぁ。そういうところも謎が潜んでいるんだろうなぁ】と予想しましたが、そもそもその【隣人】という言葉から連想できるボキャブラリーの少なさ、自分の想像力の無さ、それを思い知らされました。

あっという間に2日で読了しましたが、私の個人的な感想は【言葉って深いなぁ】です。たぶん、そういう書籍ではないと思うのですが、感じ方は人それぞれ。

私は私が感じて学んだことを大切にしたいです。

今回も面白かった織守きょうや先生の【隣人を疑うなかれ】。
ご興味あれば皆さんも是非。

では、また。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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