サボりたい気持ちを大切にしよう
やりたいこと、楽しいことだけやって生きていければいいんだけど、なかなかそうもいかない。
めんどくさいなあ。
サボりたいなあ。
できることならやりたくない。
もっと楽にならないのかな。
その気持ち、もっと大事にしません?
Googleで、「○○ やり方」で検索してみてください。
その少しの手間で、格段に楽になるかもしれません。
ビジネス界隈でよく出てくる、「木こりのジレンマ」という話がある。
木こりが、頑張って木を切っている。通りがかった旅人がその様子を眺めていたが、斧を振るう勢いの割に、なかなか木が切れていない。見ると木こりの使っている斧が刃こぼれしているようなので、旅人は言った。「斧を研いだほうがいいのでは?」すると、木こりは言った。「木を切るのに忙しくて、それどころじゃないよ」
いや、研げよ。
むしろチェーンソー買えよ。
結果的にどっちが楽なのか、一旦手を止めて冷静に考えれば分かるだろう。
でも案外、普段の生活や仕事で、刃こぼれしたままの斧で毎日木を切っていたりしないだろうか?
Wordやパワポでよく資料作る人、毎回フォントやレイアウト設定してません?
テンプレファイル作っておいたら?
まさかスライドマスター機能使ってないってことはないですよね?
仕事でよくExcel使う人、マクロ使ってます?
プログラミングは難しくてできないから、ってそう思ってません?
調べてみてください。
あれ、プログラミング全くできなくても使えますから。
僕は大学で材料工学を専攻していたのだが、
卒業研究では、機械学習を使った時間のかかる計算を、コンピュータに何度もやらせていた。
その研究で担当の先生に言われて、一番記憶に残っているのはこの言葉。
「めんどくさいことは全部自動化してみろ。」
研究をするまでは、ほぼプログラミングの知識は無かった状態。
でも今の時代、Google先生に聞けば大抵のことは教えてくれる。
自分でコードを書かなくても、簡単なコードはネットに落ちてる。
Linux(OSのひとつ)のコマンドやPython(プログラミング言語のひとつ)をいろいろいじったり、
ExcelやPower Pointの小ワザを使ってみたりして、あれこれ自動化してやった。
条件を順番に変えて、計算をして、結果を表にしてグラフにするところまで、
基本的にコンピュータが自動でやってくれるようになった。
ある日、僕の机に先生が来て言った。
「お前、俺が来るといつも寝てるか漫画読んでるかなのに、なんで進んでるんだよ(苦笑)」
誰だって、できればめんどくさいことはやりたくないと思うんだ。
やらなきゃいけないことはいっぱいあるけど、できれば本当はサボりたい。
でも、自分が知ってるやり方がベストだと思ってるのか、別のやり方を調べようともしない。
プログラミングなんて大層なことしなくても、ちょっとした工夫で、今より少しでもサボれるかもしれない。
めんどくさいと思ったら、その気持ちを大事にしてみよう。
サボるための方法を、全力で考えてみよう。
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