先日、映画「レジェンド＆バタフライ」を見てきました。

今年の目標の一つとして、月に一度、映画を見に行こう！というのがありました。
まあ、見たい映画がないのに行く、とまでは思っていませんが、今月はこれを見に行こうと決めていました。

キムタクファンというわけではありません。
どちらかといえば、綾瀬はるかが好きですが、それより好きなのが
織田信長です。

この映画のなかの信長は、今までの信長のイメージとはまた異なっています。
大河ドラマ「どうする家康」に出てくる岡田君演じる織田信長と比較すると、もう同一人物だとは思えません。

でも、どっちがいいとか、一般的な史実と比べることは無意味です。
色んな信長がいていいと思います。
また、濃姫のイメージも、これまた新しい濃姫でした。
いくらマムシの娘とはいえ…とは思いつつ、やっぱり綾瀬はるかは最高だと思いました❤️

私は昔、信長が好きすぎて、
「私は濃姫の生まれ変わりだ」と思っていた（思いたかった）時期がありました。

というのもある時、前世は、どこかの（中世日本の）お城のお姫様だった
とか、言われたことがあって、
調子乗っちゃって！　　

いや、当然それはないな、と頭ではわかっているんですよ　（笑）

だけど、どうして私は信長が好きなんだろう。

決断力がある人、行動力がある人が好き。
私は優柔不断で、ひとりで決断できないところがあるので、彼のカリスマ性と、行動力にあこがれていたのだと思う。
信長だったから、あの大混乱の乱世を、あそこまでまとめられたのだと思うし、
そしてその基盤があったからこそ、秀吉が天下統一を果たせたし、家康が平和な世を作っていけたのだと思っている。

だけど、実生活。あまりに強引な人、強すぎる人、傲慢な人は苦手だ。
私の人生のそばにはずっと、強すぎて怖さを感じたり、常に顔色を窺ってないといけない人がいた。
頭を押さえつけられているような生活は、したくはない。
穏やかで、包容力がある人が好きだ。

そう考えると、信長は、全く違う。
苦手なはずなのに、どうして信長が好きなんだろう・・・
身近な人ではないから。
あの時代だったから。あの時代、必要な人だったから。
そんなところでしょうか。

あと比較対象が、
口がうまくて、騙されてしまいそうな秀吉と
何を考えているのかわからない、表と裏がありそうな家康でしたので
(あ、松潤、いえ今の大河の家康の話じゃないです。歴史上の家康のイメージです)
ドストレートの信長が良かったのかもしれません。

ただ、信長の心の中なんて、本当は誰も知らない。
恐れるがあまり、数々の逸話が誇張して伝えられたところもあるだろう。
叡山焼き討ちも、その頃の叡山は、お寺というにはあまりにも乱れていたり、血なまぐさい、一つの軍事勢力になっていたとも言われている。
あれだけの有力な武将が、ただ恐れだけで彼に従っていたとも思えない。
天下統一を果たすために、考え抜いた末に、自分が悪者になるしかないと思ったのかもしれない。

信長びいきが過ぎるので、勝手にあれこれ想像しています。

歴史なんて、誰の目線で見るかによって全く異なる。
そして表向きの、実際に起こった出来事から、後世の人間は想像するしかない。
逆に言えば、どんな信長をイメージしようと、私の自由だ。

今回の映画の信長は、私が好きな信長要素がたくさんあった。
だけど、そんなじゃなかったでしょ、要素もまた、たくさんあった。

今までも、色んな信長を見てきた。
そのどの信長も、私は好きだ。
みんな違って、みんないい　だ。

歴史を題材にしたドラマや映画は、史実だけでなく創作が入るからいやだ、という人がいる。
特に、ロマンス系などは、ありえないだろう・・・というものもある。
だけど、事実なんてだれも知らない。
世の中、ドラマを超える現実があったりもするし、

だから、史実とは切り離して、楽しめばいい。
キムタク信長は、やっぱりかっこよかった。
綾瀬はるか濃姫も、かっこよかった。

そして、そこまで感動を期待していなかったけど、ちょっとウルッとなった。

ちなみに、これにも当然徳川家康がでてくるが・・・
これまた、どうする家康とのギャップに笑えた。

明智光秀についても、また新しい見解！
2020年の大河ドラマ、「麒麟がくる」の光秀との違いも面白い。
これもまた、実際のところは誰もわからないところだから。
今度の大河では、明智光秀はどう描かれるのかな？

様々に表現される武将たち。
特にこの時代は、ドラマや映画でよく使われます。
どのドラマのどの武将が、一番自分がしっくりくるのか、
そういう目線で見るのも楽しいと思います。

ちなみに、過去信長を演じて、特に印象的なのは、役所広司さんと、反町隆史さんです。

皆さんは、織田信長俳優といえば、だれを思い浮かべますか？