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小さなハッピー

朝の通勤電車
相変わらず、降りる人が降りられない。

駅に電車が停まっても、出口付近にいる人で、顔を上げて周りを見る人はいない。

奥の方から出たい人がいるのに、気づかないのかみんな動きもしない。

スマホ見てるから?

それでも、周りのちょっとした動きには気を配ろう。

大勢降りる駅では、降りたいのに、
相変わらず人やリュックが通せんぼ。
中には、空いた席に座ろうと、降りようとしている人を押し避けて、中に入ろうとするな人がいる。

一度、高校生のリュックと、スマホ持ってる女子高生で本当に全く通れずに、
通りたいんですけど…
と声をかけたが、チラッと私を見て、ほんの数センチ、避けただけ。

私の体は数センチではない。
後ろのおじさまが、大きめな声で
降りられないぞ
と叫んでようやく、横によけた。

以前電車が遅れて、すごい満員の時、奥の方から、出ます!出ます!
と言ってる高校生がいるのに、周りがピクリとも動かず、仰天した。

ドアが閉まるアナウンスがあったので、
私は思わず周りの人に、
開けてください
って言っちゃった。

なんで?

なんでそこまで、無関心になれる?

ここはあなたの部屋じゃありません。

公共の乗り物の中です。

特に大勢降りる駅なんて、ほとんどの人がわかっている。

そこで降りない人は、初めから奥にいたらいい。
その駅に着いた時くらい、周りを見たらいい。

無関心にも程がある。

朝の通勤ではなくても夕方の時間。
幼稚園くらいの子供とお母さんの知り合いらしい二組。
満員に近い電車の中、子供一人にもワンシート。

友達同士なら、二人で一つのシートに座らせるけどなあ…
私は子供抱いて座ってたけどなあ…

なんて思いながら眺めてました。

こんな時、お母さんが女の子を膝に乗せて、近くの年配者に、
どうぞ
なんて一言があったら、周りの人まで和やかな気持ちになるのになあ…

などと思う。

思いやりは、自分の知っている人に向けてだけするものではない。

車でも
絶対に前に入れないぞ
という人

信号待ちなどの時、細い道や店の出入り口付近で、出ようとしていても、平気でその正面に車を停められる人。
少し動けば出れるのに、動いてくれない人。

我が家の駐車場は、交差点が近いので、信号待ちの車があると出入りできない。
以前、駐車場に入ろうとウインカー出していたら、その前から車が来て、駐車場の正面に車停止されて、仰天した。

前がすごく空いていて、後1メートル前に動いてくれたら出れるのに、動いてくれなくて駐車場から出られない。入れない。

そんなこともよくある。

停車中でも、近くに動きがある車があったら、目を配ってほしいなあ…などと思う。

ちょっとでも配慮してもらえたら、他の車の走行のはまたげにもならず、スムーズに行くのに…

だから、気を配ってほしいって思うのって、傲慢ですか?

自分が少しよけたことにより、誰かが
ありがとう
という気持ちになる。
それって、自分もハッピーだと思うんです。

もっと心に余裕を持とう。
もっと周りに気を配ろう。

私が私が
という気持ちだけじゃ、世の中ギスギスしちゃう。

だから私も、
小さなハッピーを、人にあげられるように、
ちゃんと周りに気を配っていきたいと思います。

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