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独自のAIエンジンを搭載 人的コスト80%削減を見込む自動採寸PWAを開発

▼クライアント
株式会社ユニメイト 様
https://uni-mate.co.jp/

▼業種
法人サービスリース・レンタル

▼サポート内容
自動採寸PWA『AI×R Tailor(エアテイラー)』の企画設計デザイン開発

▼DXの分類・目的
派生事業(既存市場×新規資産)新製品・サービスの開発業務効率化コスト削減

▼キーワード
Webサイト開発UIデザインAI画像認識データ活用PWA

レンタルユニフォーム事業を主軸に、各種ユニフォームの企画・生産・販売からクリーニングまで手がける「ユニメイト」。ユニフォーム・テクノロジー・オペレーションの3要素を組み合わせ、ユニフォーム事業における新たな価値の創造に取り組んでいる。

モンスターラボは、AI画像認識を活用した自動採寸PWA(※)『AI×R Tailor(エアテイラー)』に企画段階から参画。プロダクト開発までの全工程を担当した。

※PWA:プログレッシブウェブアプリの略。スマートフォン上でアプリのように動かせるモバイル向けのWebサイトを指す

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■課題

レンタルユニフォーム事業におけるサイズ申請は従来、クライアントの自己申請が一般的だった。しかし、ヒューマンエラーによるサイズ交換が起こりやすく、返品率は40%を超えることも。それに伴う費用および人的コストが問題視されていた。

また、予想されるサイズ交換に備え、必要数以上の在庫を抱える必要があり、廃棄品発生など環境配慮の観点でも課題を抱えていた。

ユニメイトは、ユニフォーム生産前に正確なサイズを把握すると同時に、エンドユーザーへのサービス改善を図るため、自動採寸アプリの開発・導入を検討していた。

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■ソリューション

当初はネイティブアプリでの開発を希望していたユニメイトだったが、モンスターラボはPWAでの開発を提案。インストール不要かつマルチデバイスに対応でき、ストア申請やバージョン対応にかかる時間・労力の削減を図ることができるためだ。

自動採寸PWAには、AI領域のスペシャリストをアサインし、画像認識を活用した独自のAIエンジンを開発・搭載。対象者の背面・左側面の写真と、身長・年齢・体重・性別の基本データから適したサイズをフィードバックする仕組みで、ユニメイトが保有する採寸データを用いて検証を繰り返し、精度を高めた。

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PWAのトーン・マナー策定、UIデザイン、使い方解説用のイラスト制作には、モンスターラボグループのデザインコンサルティングファーム「A.C.O.」からデザイナーをアサイン。AIエンジンの機能によって発生する要件を満たしつつ、大人数を撮影・管理することを考慮したデザインを実現し、ユーザビリティを追求した。

PWAを採用したことにより、開発・運用コストを抑えることにも貢献した。

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■結果

ユニメイトとモンスターラボは、サイズ集計・交換に伴う費用および人的コストの80%削減を見込み、実証実験をスタート。サイズの判断や適合ロジックの改善、AIの精度向上の観点から、サービスの価値向上を目指したサポートを続けている。

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■関連情報

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(情報公開日:2020年5月28日)

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事例についての問い合わせ、DX(デジタルトランスフォーメーション)のご相談は以下からご連絡ください。

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