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"狛江えきまちビジョン" をご存知ですか?

こんにちは😊、#まちラボチーフディレクター/広報の銀林です。

来月からの狛江駅前の“ほこみち” の運用開始に先立ち、駅前空間の賑わいを官民連携で推進していくための指針となる、狛江えきまちビジョン の骨子がまとまりました。
今回のnoteは、その内容をご紹介&文章を書いた本人が解説します。
(※少し長文になりますが💦、おやつ片手にお気軽にお読みください! )


えきまちビジョンとは。

昨年3月に狛江の駅前空間のハード整備の方向性として市が策定した 狛江駅周辺エリア 道路利活用方針 を踏まえ、ハード整備後の狛江の駅前空間をどのように活用し、その先に何をめざしていくのか。をまとめたのが、この "狛江えきまちビジョン(正式名称:狛江駅北口周辺エリア未来ビジョン)" です。

このえきまちビジョンは、私たち #まちラボと狛江市商工会、小田急、市役所関係部署に加えて、狛江駅前の空間を既に活用している団体や個人も参加するオープンプラットフォーム 狛江えきまち会議で、昨年11月から検討を進めてきました。

(えきまち会議#3 グループワーク)

えきまちビジョンのご紹介(と解説)

えきまちビジョンは、これからの狛江駅前で、様々なプレイヤーがそれぞれの活動をしながら、狛江の駅前空間が持つ独自の価値や可能性を皆で共有し、広げていけるように策定するものです。

それでは、ここからは えきまちビジョン(骨子)の各パートを少し深堀りしながらご紹介します。

| 駅前エリアの現状

狛江駅北口周辺エリアは、駅前でありながら、人がゆっくり過ごすための緑や歴史・文化といった地域の資源に恵まれていますが、その一方で、賑わいを生み出すしかけやしくみ、設備に乏しく、本来の価値を充分に発揮できていません。

解説:

まず、駅前の現状として、狛江駅の北口周辺は、狛江弁財天池特別緑地保全地区や泉龍寺など、(駅前には珍しく)このあたりに来た人が、ゆっくり落ち着ける静かな環境が整っています。が、、その一方で狛江の中心拠点でありながら、地元のお店が少なかったり、恒常的な賑わいが生まれにくい(外から見えにくい?)状況にあります。また、道路の路面(滑りやすい)や照明(暗い)、自転車と歩行者の混在など、道路設備や交通に関する "少し足りないところ" もありました。

| 狛江市の強み・特徴

狛江市は、市域が平坦で自然も豊か。小さくコンパクトにまとまっていて、市内外の交通利便性も高く、ローカルな資源も豊富。
これらの強み・特徴により生みだされる“まちと人の近さ”は、狛江のユニークな価値といえます。

解説:

狛江市は日本で2番目に小さな市で、全体的に平坦であることから、人の移動がしやすいこと、小さな市ならではの顔と顔が見える関係がつくりやすいこと、そのなかでビールのブルワリーが3軒もあったり、最近リニューアルした狛江湯、狛江産の枝豆など、ユニークなコンテンツが市内にたくさんあることが特徴です。
この "人と人、人とまちの距離が近いこと" は、狛江市の独自性として、駅周辺エリアの将来ビジョンを考えるヒントになるものです。

| 駅前エリアの将来像(コンセプト)

ひととまち、ひととひとがつながる狛江駅前。歩行者中心の居心地がよい空間で、狛江ならではの新しい形のコミュニケーション= "シン・コミュニケーション" が次々と生まれ、その賑わいが狛江のまち全体に向かって滲むように広がっていきます。

解説:

駅前の現状と狛江市の強みを踏まえた、狛江駅北口周辺エリアの空間活用の方向性です。 

狛江らしい、日々の小さな活気 (←ここポイント!) が溢れる空間で、偶発的なものも含めて、人と人の交流や繋がりが生まれること。
あわせて、多くの市民が行き交う駅前空間でありながら、弁財天池特別緑地保全地区や泉龍寺などの静かな環境にも恵まれていることから、例えば学校帰りにちょっと寄ってベンチに座ってぼーっとしていたり、会社帰りにさっき本屋さんで買った本を読んでみたりetc...特に何をするというわけでもなく、この空間に“何となく”いる人も、優しく受け入れられる空間にしていくこと (←ここもポイント!) が、特にこの狛江の駅前空間には大事ですよね、ということです。

ちなみに、このように特に人と関わらなくても、多くの人が行き交う駅前の日常の営みに触れることで、何かを感じ、刺激を受けることも含めて、狛江の駅前空間ならではの新しいコミュニケーションを "シン・コミュニケーション" と呼び、このシン・コミュニケーションが次々と生まれる日常を『新しい日常』と呼んでいます。
そして、この新しい日常が駅前からまちに向かって滲むように広がっていく、ということもあわせて考えていきたいと思っています。

| 駅前エリアの日常の風景/利用シーン

狛江駅前に行くと、誰もが思い思いの時間を過ごしている。静かに過ごしている人もいれば、何かにチャレンジしている人もいる。

これまでの非日常が、少しずつ日常になっていく。

これが、新しい狛江駅前の風景です。

解説:

ここでは、先述の駅前エリアの将来像(コンセプト)を具体的にイメージできるように、これからの駅前空間の日常風景やシーンを切り取って表現しています。

駅前空間で新しい日常を実現するための1つのしかけとして、様々な営みが展開されること。また、それが触媒となって、駅前での活動のバリエーションが豊かになっていくことを表現しています。
特に、駅前が継続的に賑わっていくなかで、この駅前空間から新しい活動が次々と生まれていくような "チャレンジ" を支えるしくみやルール、支援が欲しいという意見もありました。

えきまちビジョンのこれから。

今回のえきまちビジョン(骨子)は、まだ完成版ではありません。
この骨子に、来年度のえきまち会議で検討する将来像の達成に向けたロードマップが加わり、狛江えきまちビジョンが完成します。

えきまち会議は、夏頃から再開する予定ですが、引き続き狛江駅前の空間活用における“オープンプラットフォーム”として、どなたでも参加できる会議体として運営します。
開催日程等は、X(twitter)かこちらのnoteでお知らせしますので、ぜひXの方のフォローもお願いします😊

おわりに

えきまちビジョン(骨子)のご紹介は以上です。
新しい狛江駅前の空間のイメージは伝わりましたでしょうか?

冒頭にも書きましたが、4月からはいよいよ駅前のほこみちがスタートします。
夏頃までは小田急マルシェの工事も続き、秋口からは緑地前ステージや泉の森会館に下っていく側道のリニューアル工事が始まるため、駅前エリアの全面運用は令和7年度からになりますが、この間、少しずつ変わっていく駅前の風景を楽しんでいただけると、私たちも嬉しいです。

◯最後までお読みいただき、ありがとうございます。よろしければ、スキ❤やコメント🗨をいただけると嬉しいです!!
◯#まちラボ (一般社団法人 狛江まちみらいラボ) へのお問い合わせは、こちらの問い合わせフォームから受け付けています。
https://mlab-komae.jp/#contact

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