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サブカル大蔵経902カレー沢薫『なおりはしないが、ましになる』①(小学館)

月刊スピリッツ連載の単行本。合間の五十嵐先生のページが劇中と同じ絵とセリフ。
ひみつシリーズの雰囲気。

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「つまり余裕ができた10時間分、すべて「脱線」に使っているんだ。」「10時間「よそ見」を続けているんだぞ。逆に集中力がある!」p.7

 〈よそ見をする集中力〉。仏教の瞑想、〈止観〉を想起しました。

発達障害は生まれつきのもので治りませんが、基本的に悪化もしませんし、死ぬこともありません。p.66

 病気ではないから治らない。自分の中の腰痛のように付き合っていく感じでしょうか。

テーマは毎回違って、参加したい時だけ参加してOK。p.80

グループミーティング〈マンスリーコムズ〉で短所を長所に。

我々基本的に雑談が苦手ですよね。p.98

 女性の井戸端会議、男性の喫煙所トーク。お寺でも授業でも会議でも、雑談やおしゃべりこそ大事なのかもしれない。しかし自分も雑談は苦手なような気がします。

スマホやネットというのは、情報が無限に出てきて絶えず手を動かしていられるので、落ち着きがない傾向があるADHDとは相性最高(最悪)である。p.105

 私もスマホといると落ち着きます。


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