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【美山】美山の人口減少率は高いのか?

美山3位の青木です。

前回の記事では勝手に南九州の人口データを調べてみたわけですが、今回は日置市ならびに美山の人口にフォーカスしてみます。

しかしいきなりですが、日置市といってもその中身はひとことでは言い表せません。
というのも、日置市は市町村合併によって複数の自治体がくっついて出来上がっています(ということをこのドラフトで知りました。)美山の位置するエリアは旧東市来町というところにあたり、法律上は過疎地域です。
一方、日置市内でも鹿児島市に隣接した側のエリアは過疎地域ではありません。
同じ基礎自治体の中でも、過疎地域とそうでない地域が混在しているのです。

さて、過疎地域に区分される美山ですが、美山単体の人口データはないものかと探してみました。
すると発見しました! 自治会別のデータを!
ということで、地道に美山っぽい地域の人口推移を集計してみました。(各年の11/1現在の人口を比較。)
結果はこちら。じゃじゃん。

実線が実績値で、点線が近似曲線です。
途中、突然人口が増えている年もあるのですが、基本的には右肩下がりのトレンドです。(突然人口が増えている年は、何かあったのでしょうか!?)

しかし、今や日本全体が人口減少社会。美山の人口減少トレンドは特殊な現象なのでしょうか?
ということで、日本全体・鹿児島県全体・日置市全体それぞれの人口推移を、2007年をそれぞれ100%として比較してみました。
結果はこちら。じゃじゃん。

日本全体が少しずつ人口が減ってきています。そしてそれを上回るスピードで、鹿児島県と日置市は、ここ約10年できれいに5%人口減です。そして美山ですが、こちらはグラフ上は、鹿児島県と日置市よりも人口減少スピードがゆるやかに見えます。しかし実際のところは、人口の絶対数が少ないためにグラフにブレがあるだけで、人口減少トレンドにあることは間違いありません。そして近似曲線から見る移動平均で言えば鹿児島県や日置市とほぼ同じ人口減少度合いだと考えられます。

ということで、結論。
美山は人口減少しているが、鹿児島県全体と同じ程度である。
ということでした。

ところで、各自治体の今後の人口減少が実際にどの程度なのか、インフォグラフィックで確認できるおもしろサイトがあるので紹介しておきます。人口減少×デザインというサイトです。他の地域のみなさんもシミュレーションしてみてください!


※使用データ出展元

日置市 自治会別人口データ

鹿児島県 第3表 市町村別,男女別人口及び世帯数の推移(昭和10年~平成29年)

総務省統計局 人口の推移と将来人口

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