おりょうりのうた　マガジンの説明

このマガジンに掲載されている記事は、日々のおりおりに自分で作った料理の写真２点と、それぞれに添えられた短いエッセイで構成されています。 だいたい週に１本のペースで、土日に更新する予定です。 また、本マガジンとは別にnoteで男女の奇妙で複雑な性愛と、料理や食事を絡めた連作短編のマガジン「彼女とあの娘と女友達（あいつ）と俺とシリーズ」を掲載中です。そちらも読んでいただけると幸いです。

休日の遅い朝食のような昼食のような食事を艶やかに飾る玉子の黄色やバターの香り

焼くだけ手こねハンバーグと野草じみたスズナの間に横たわるアポカリプス

深夜の激安現金スーパーに吹き寄せられる蒼氓の影

豆と圧力鍋と私

練り物とこんにゃくの冬と春

サバの文化干しや焼肉丼でお手軽に癒やされる自分はちょろいけど、食事も料理も決してちょろいもんじゃない

メザシの晴れがましさと海鮮ぶつ切り丼のやさぐれた暗がり

傷みかかった塩豚と格安PB値引き品のベーコンがチリビーンズの衣をまとって紡ぐ冒険と反乱の夢

ビフテキの非日常とトンテキの圧倒的な日常

救いようのない人生に寄り添うフライパンにふさわしいのはすき焼き風牛肉炒めか？　卵のせ即席焼きそばか？

売り場で旬の野菜枠に入る季節感たっぷりの芽キャベツと年中いつでも出待ちしてる冷凍庫のさやいんげん