まずは、以下の記事をお読み下さい(「松本人志と世界LOVEジャーナル」という、10月17日にNHKで放送される番組に関する記事なのですが、読んでくれないと話を始められないので)。

https://smart-flash.jp/entame/256687/1/1/

率直に言って、頭に来ている。
ムカついている。

呂布さんのコメントを問題視するのは、まだいい。
この発言自体も全体の中の一部で、“切り取り”に過ぎないのだが、だとしても許せないという人の気持ちが、全くわからないわけでもない。
ただ、それでも、この発言を撤回しなくてはならないとするなら、“男心を隠蔽せよ”という言論弾圧だというのが、自分の立場である。

しかし、でも、まあ、いい。
「発言するな」ではなく、「番組に出すな」「放送を止めろ」というのが主旨であるようだから。
けれど、松本さんに関しての意見は、度し難いと言わざるを得ない。

当時、何度も「遺書」「松本」(いずれも、松本人志･著)を読んできたが、どこにも「輪姦」という言葉は出てこない。
また、自身が「女性を輪姦してきた」とする表現もない。

「輪姦」とは、複数の男が一人の女性を次々に強姦すること。
「強姦」とは、暴力･脅迫などによって、強制的に婦女を犯すこと。暴行。

――と、辞書に書いてある。
推理する。

松本さんの著書には、当時、梅宮辰夫さんのご息女だった梅宮アンナさんが、女誑しで有名であった羽賀研二氏(のちに詐欺･恐喝未遂で逮捕･起訴)とお付き合いしていることに対して梅宮さんが苦言を呈していることに、“梅宮さん自身も名うてのプレイボーイだったのだから、娘の彼氏が遊び人であったとしても、それは認めるべきなのではないか?(同様に女遊びをしている)自分自身も、娘が生まれたなら、そのお付き合いを認めねばならない”という趣旨のことが、書かれてあった。
番組の放送中止を目指す「#MenWithWomen 」などが、「輪姦」なる言葉を用いて松本さんの行為を批難しているのは、この部分なのだろう。
また、松本さんが“常習的に買春をしていたことを仄めかしていた”のは聞いた記憶がないが、“女性をナンパすることは、ある意味で詐欺のようなもので、口の上手さが要求される”ということは、著書にも書かれてあった。

これら、松本さんが本に認(したた)めた事実を踏まえると、彼ら、彼女らが主張していることは、想像を元にした拡大解釈であると言う以外、出来ないと思う。
穿った見方をするのなら、「人権活動」を騙った「政治活動」なのだろう。
彼ら、彼女らは、“名誉毀損”で訴えられ、ぼろぼろに負ける自分自身を想像することは出来ないのだろうか――?

現在、娘さんがいらっしゃる松本さん自身が、当時と同じ考えであるかはわからない。
天国にいる梅宮辰夫さんが、「なっ、当時の俺の気持ちがわかるだろ?松っちゃん」と、言っていたりするのかも。
しかし、存命中にそのことで松本さんとの間でいざこざがあったなんて聞いたこともなく、良好な関係であったであろう二人を尻目に、無関係な第三者が自分たちに都合よくそのやりとりをあげつらい、解釈を捻じ曲げてブーたれるというのは、努めて冷静に考えたとて、頭がおかしいのではないかと思う。

これは、近現代史における、明確な“歴史歪曲”の事案だ。

他人の人生を歪曲してまで、この人たちは一体何がしたいのか?
この中に、「私、松本人志にレイプされました」と訴えている人がいるのだろうか?

だが、それでもこの人たちに理解を示すのならば、他人を傷付けてでも守りたいものがあるということになるのだろう。
けれど、理解を寄せるにしても限度がある。
もし、これを、松本さんの娘さんが目にしたならば(してしまったならば)どう思うだろうか――。

目的の為なら手段を選ばず。
これは、個人を対象にしたテロだろう。

【テロリズム】
政治的目的を達成するために、暗殺･暴行･粛清･破壊活動など直接的な暴力やその脅威に訴える主義。テロ。

ついでに。
自分の心(主義･トラウマ)を守るためなら、他人(その家族を含む)を傷付けてもやむを得ない村の村人だと田嶋陽子さん(フェミニスト)が、世間一般から思われているのだとしたら、田嶋さんが可哀想だ。

(以上、このテキストに反論がある方は、是非メールを送ってきて下さい。当時の自分のリテラシーが低く、間違った解釈をしていたならば、訂正し、謝罪しますので)