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これからの生理用品①

使い捨ての生理用品がゴミ問題で槍玉にあげられるのをよく見ますが、確かに捨てていて気持ちのいいものではないです。ですが、いち女性として、ゴミ問題だけでなく、「月経期間中の快適さ」「生理用品にかかるお金」も大きな問題なので、月経や生理用品に関する記事はよく目を通します。

今日、こんな記事を見かけました。

”また、今回の報告書では、繰り返し使用できるので経済的にも環境的にも優れていると言われている生理カップが、ホームレス女性への無償配布には適していないということがわかった。(中略)フランスに旅行に来た人ならばわかるかもしれないが、無料で利用できる公衆トイレが少ない。つまり、使用済みカップを洗う清潔な場所が少ないので、ホームレス女性には使いにくく、戸外で素早く手当を済ませるならナプキンの方が利用価値はずっと高いのだ。” (記事より一部抜粋)

生理用品無償化テストというのは素晴らしい試みですが、「ホームレス女性に月経カップを配布しても仕方ない」という内容、すごく納得。実はわたしもこの月経カップを試したのですが(難しくて前回は入らず使えなかったので、次回にお預け中。これもnote書きます)、使って外出する気まんまんだったので使用者のブログやnote、YouTubeなどを色々見ていました。

基本は、手を洗って外し、カップを洗って、再度装着、というこの一連の流れ。普通の個室トイレに手洗い場は付いていないので難しい。外出先はもちろん、勤務先のトイレなんかでも難しい。月経カップのサイトで、カップを個室内で洗うために軽いマイボトルに水を入れて持ち歩くハックを勧められていましたが、今のところゴミが出ない解決策はそれくらいしかなさそうです。
そういう意味で、ホームレスもですが途上国の女性にこのカップを配るのは耐久性や永続性ではいいけど、衛生面や使用法的にはどうなんだろ…?と疑問が。


実は今、前から気になっていたナプキンのいらないショーツが届くのを待っているんですが(布ナプキンとショーツが一体になったと考えるとイメージしやすい)、これも「洗濯し清潔にすることができる」前提ですよね。

万人が使える生理用品は難しい。更に、環境のことも考ないと…なんて、PMSや生理痛が悪化しそう。とは言え、これからの生理用品がどうなるのか。これは今も昔も、注目の問題です。

本や映画、美術館などの文化教育、またはサスティナブルな物作りをしているところで使わせていただきます。